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お肌と栄養素の関係と美肌成分

更新日:2016/12/09 公開日:2013/02/20

この記事の監修ドクター

M'sクリニック南麻布 院長
伊藤まゆ先生

食事

テレビや雑誌で目にしたり、耳にしたりする美肌成分。実際のところ、メカニズムや効果のほどは?ということ、よくわからないものも多いですよね。ここでは、栄養素とお肌の関係や美肌に効く成分をいくつかご紹介していきます。

栄養素が足りない状態だとどうなるの?

いくら特殊な美容成分を摂取しても、ビタミンやミネラルなどの必須栄養素が足りていなければ、充分な効果を得ることはできません。まずは必須栄養素をバランスよく摂って、美容成分が働ける土台をつくりましょう。

お肌にとっての栄養が足りていなければ、かさついたり、ハリがなくなったりします。特に真皮の中でコラーゲンやヒアルロン酸を作り出す線維芽細胞は、年齢とともに数が減るばかりでなく、その働きが低下してしまうので、きちんと栄養素を届けないと更に働きが悪くなります。

まずはお肌に栄養素を届けることが大切

栄養が足りない状態と言っても、内部的要因や肌のコンディションは人それぞれで、一概にこれだけ摂っていれば大丈夫というものはありません。根本的に大切なのは、栄養素がきちんとお肌まで届けられているかということです。

栄養素が表皮層や真皮層まで届かなければ、お肌のハリや潤いの構成要素であるコラーゲンやエラスチン、セラミドなどを作り出す細胞の機能も充分に働けなくなってしまいます。それではせっかく摂った成分も意味がなくなってしまいます。

では、栄養素をきちんとお肌に届ける為には何が必要なのでしょうか?血行不良はまず対策をとらないといけないものですが、もう一つ脂質の摂り方と言うのが重要になってきます。炭水化物・たんぱく質・脂質の3大栄養素のうちの一つである脂質は、大切なエネルギー源になります。しかし、摂り方を間違うと美容の大敵になる事があります。

脂肪酸の種類覚えておこう

脂肪酸とは、脂質の大部分を占める成分で、脂肪酸は主に飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2種類に分かれます。

  • 飽和脂肪酸 肉や乳製品をはじめとした動物性食品などに多く含まれている脂肪酸
  • 不飽和脂肪酸 植物性の油脂や魚の油などに多く含まれる脂肪酸

動物性の脂は血管内に付着する

飽和脂肪酸

動物性の脂、すなわち飽和脂肪酸は健康に良くないと言われていますが、どうしてなのでしょう?動物の脂は、常温では固まった状態、すなわち私達の体内でも固まりやすくなっています。このどろっとした脂は血管壁などにこびりつき、やがて動脈硬化などに変化していきます。柔軟性を失った血管は、血液の流れが悪くなり、栄養素がお肌に行き渡らなくなります。

もちろん動物性の脂を摂ると必ず血管内にへばりついてしまうわけではなく、リスクが増えると思ってください。また、摂ったとしても、それを相殺する食べ物を摂ったり、充分な水分を摂ったり、適度な運動をするなどの生活習慣上の工夫をすればよいのです。

体に良い脂とは?

動物性脂に対して、グレープシードオイルや、フラックスシードオイル(亜麻仁油)、エクストラバージンオイルなどの植物性の油や、青魚に含まれる脂です。

脂の種類は、以下の分類に分けることができます。

■オメガ3

オメガ3α-リノレン酸 – ステアリドン酸 – エイコサペンタエン酸 – ドコサヘキサエン酸 ALA(アルファリノレン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)で、 食品で言うと、海藻、シソの実、魚介類、亜麻仁油などがこの分類に入ります。

■オメガ6

オメガ6リノール酸-γリノレン酸-ジホモγリノレン酸-アラキドン酸で 食品で言うと、グレープシードオイル、コーン、大豆、ひまわり、紅花などがこの分類に入ります。

■オメガ9

オメガ9オレイン酸 – エライジン酸 – エルカ酸 – ネルボン酸 オリーブ油、キャノーラ油、高オレイン酸サフラワー油などがこの分類に入ります。

それぞれ体内での作用が違ってきます。特に最近は、オメガ6の脂肪酸が多い食事に偏りがち、動物性の脂もこのオメガ6のグループに分類されます。このオメガ6はアレルギーなどの原因とも言われ、体内を炎症状態にするなどの研究結果もあるほどです。しかし、それを上回るオメガ3を摂取しその比率を負かせばそれらを体内で相殺することができるのです。

唯一、摂ってもよいオメガ6には、グレープシードオイルがあります。このオイルは、ビタミンEを含むため、時間が経っても酸化しにくくしかも、加熱してもその性質が変化しないので、加熱する料理にはオススメのオイルです。

オメガ3であるDHA/EPAを含む魚、特に旬の青魚を積極的に摂りましょう、酵素も含むお刺身が一番ですが、煮魚、焼き魚でもオメガ3は変質しないので大丈夫です。ただ調理する場合、油を落としきるような焼き方はしないようにしてください。また煮魚では血合いや、にこごりも食べるようにしましょう。EPAは血液をサラサラにするだけでなく、花粉症などのアレルギー体質の軽減にも効果がありますのでオススメです。

イソフラボン

女性ホルモンを整えるイソフラボンは、ポリフェノールの分類となります。女性ホルモンの作用:すなわち、女性らしい体やコラーゲンの産生を促すエストロゲンにその構造が似ているためイソフラボンを摂ることで女性ホルモンの働きを期待できます。

サプリメントも出ていますが、更年期に入る前の女性は食べ物から摂れば十分です。40歳くらいまでの年齢の女性はサプリメントでの摂取は控えましょう。更年期症候群の症状が出始める年齢になったら、食品から多く摂ったり、サプリメントでイソフラボンを補うことがオススメです。

イソフラボンは大豆及び大豆由来食品等に含まれ、またそれらの食品はお肌の元となる良質のタンパク質源であるだけでなく、カルシウム等にも富んでいます。女性に大事な栄養素を多く含む納豆や、お豆腐等積極的に食べるようにすると良いと思います。

ピクノジェノール

フランス海岸松樹皮からの抽出成分でやはりポリフェノールに分類されます。抗炎症作用があり、血流を改善し浮腫を改善、肌にとっても血色をよくし、肌荒れを改善します。また月経に伴う様々な症状や更年期症候群の症状にも効果が認められています。

また、強力な抗酸化物質としても有名で、紫外線や大気汚染、ストレス等により発生する活性酸素を除去する働きが優秀なので、予防的に摂取することが推奨されます。また抗酸化物質はお互いに助け合って働くため、ビタミンCやβカロテン、他のフラボノイドなどの抗酸化作用のある成分を食品から常に摂る事も忘れないようにして下さい。

今回一部の栄養素をご紹介しましたが、各栄養素の特徴を意識して毎日の食事をするようにすることが、美肌への確実な近道となるのですね。

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