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肌の構造とその役割

更新日:2016/12/09 公開日:2013/02/20

たとえば「美肌に必要な成分のコラーゲンやセラミドが…」と聞いても、これらの成分がどのように肌へ浸透し、作用するのか…。そういった成分の役割や肌のメカニズムまで理解してスキンケアをしている方は、あまり多くはいません

実は、皮膚の構造を知るだけでも、自分のお肌の状態がより把握できるようになります。今使っている化粧品がどのように作用しているのかがわかります。また、自分に合う化粧品や合わない成分、より詳しい肌質などもわかるようになってくるので、お肌の構造については頭に入れておくのがオススメです。

肌の構造

一般に皮膚と呼ばれている部分は「表皮」「真皮」の2層構造になっています。その厚みはわずか0.4~1.5㎜程度。「お肌をこすってはいけない」とよくいいますが、それはこの薄さゆえ。お肌は桃の皮のように薄いので、優しく丁寧に扱わなければならないのです。

表皮の役割

この皮膚の中でもわずか0.3㎜程度の「表皮」は一番内側から「基底層(きていそう)」「有棘層(ゆうきょくそう)」「顆粒層(かりゅうそう)」「角質層(かくしつそう)」と徐々に変化し、最後は皮膚の一番外側にある角質層となり、一定の期間留まったあとに剥がれ落ちていきます。皮膚は生まれてはがれ落ちるまで、約一ヶ月のサイクルで再生されていて、これを「ターンオーバー」と呼びます。

肌の一番外側を覆う厚さ0.02~0.03㎜の角質層は、角質細胞がブロック状に重なり、その間にはセラミドを主成分とする細胞間脂質が角質細胞同士をセメントのように接着しています。このセラミドが角質細胞を十分に繋ぎ合わせることで、肌に水分をキープ。水分が保たれた肌にはバリア機能が働きます。

美肌を保つためには皮膚の新陳代謝であるターンオーバーが正常に繰り返されていること。そして水分保持の役割を果たすセラミドが十分保たれ、肌のバリア機能が働いていることが重要となります。

皮膚の構造

図 1 皮脂腺から出た皮脂と汗が混じりあい皮脂膜となりお肌を整えます

また、皮脂腺より分泌される皮脂と汗が混ざり合い(乳化)肌を包む皮脂膜となり、お肌の保湿と保護をする天然のクリームの役割を果たします。化粧品のクリームはこの皮脂膜を基準に作られています。健康な肌の皮脂膜は、pH4.5~6.0の弱酸性に保たれ、酸に弱い細菌やカビなどの増殖を抑制しています。

真皮の役割

そして「表皮」を下から支えている「真皮」。編目状にはりめぐるコラーゲン繊維(俗にいうコラーゲン)とそれを繋ぎ合わせる弾力性のあるエラスチンが、皮膚の弾力を保つために真皮内でクッションの役割を果たし、サポートしています。そしてこれらの隙間には水分が十分に含まれたゼリー状のヒアルロン酸などが含まれ、肌の内側の水分を保つ役割を果たすだけでなく肌全体のうるおいと柔軟性をもたらしています。

真皮の中には繊維芽細胞と呼ばれる美肌作りに一番大きく関わる細胞が点々と含まれ、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を作り、また古くなったコラーゲンやエラスチンの分解処理も行ないます。しかし老化や紫外線の影響で繊維芽細胞は弱り、真皮の構成要素の生産がスムーズにいかなくなります。

真皮全体のコラーゲンやエラスチンの生産量が減ることで、表皮を支える力が弱くなり肌全体の弾力やハリが失われ、ほうれい線のような深いシワや目の下や顔全体のたるみなどを引き起こすのです。

丈夫な皮膚を作るために最も重要なケア

日常で心がけてほしい重要なケアはやはり保湿とUVケア。化粧水の後には乳液やクリームを塗って、水分が逃げないようにフタをしてあげましょう。UVケアはシミ対策はだけでなく、紫外線が活性酸素を作り、肌そのものを老化させコラーゲンやエラスチンの生産量を減らしてしまうということを頭に入れ、通年行ないましょう。

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