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日焼けは美肌に悪影響?夏の紫外線対策&ケア

更新日:2017.12.13
公開日:2013.02.20
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この記事の監修者
シロノクリニック恵比寿 副院長 中川桂

夏の紫外線対策についてご紹介した講座です。日焼け止めの選び方や本当に効果がある日焼け止めグッズをお教えします。

アジア人特有の細やかな肌理。その肌に突き刺さる紫外線は、シミ・しわ・たるみ・くすみ…といったの肌トラブルを招く原因となります。どんなトラブルも、深刻化する前のお手入れがカギ。美肌の秘訣は先手必勝です。

真夏の紫外線とシミ・シワなど肌老化の関係

通年ケアは当たり前。夏はさらに、特別な対策が必要

夏の紫外線量は冬の2倍といわれます。また、日照時間の長さから冬には「ちょっとだから」と油断していたことでも、確実にダメージになります。よくいわれるのは、洗濯干し、車の運転、そして、夕方。どんなに朝バッチリ日焼け止めを塗っていても、夕方まで同じ効果は期待できません。夏は一手間プラスのケアが大切です。
地上に届く紫外線にはUVAとUVBの2種類があります。そのうち95%以上はUVAで、残りがUVB。UVAは肌の真皮の奥深くまで到達し、皮膚の腺維とその腺維組織を生成する細胞にダメージを与えます。そのことで肌は弾力を失い、長い年月をかけてしわやたるみのもとになります。量としてはわずかでもUVBは強力で、短時間で日焼けの原因となります。肌表皮のメラノサイトが紫外線から肌を守るために活発化し、メラニンを増殖させてしみのもとを作ります。また皮膚の免疫力を低下させることで様々なトラブルを招く要因にもなります。

日焼け止めの選び方

髪・顔・ボディや、シーンに合わせた使い分けを

ちょっとそこまでにも、ビーチにも、同じ日焼け止めを使っていませんか? クリーム・乳液・スプレー・ジェル・シート、コスメに含まれるものも合わせたら、数え切れないタイプの日焼け止めがあります。それぞれの利点を知って、シーンごとに使い分けるようにしましょう。

フェイス用、ボディ用といった用途での使い分け、できていますか?顔は同じ皮膚でも体より敏感ですから、刺激の少ないものを使ってあげた方がよいですね。ボディ用は汗くずれの心配もあり、広範囲ですから、のびともちがよいものを選びたいですね。

SPF値の高いもの(40以上のもの)には紫外線吸収剤が含まれていることが多いようです。紫外線吸収剤にも様々な種類がありますが、一般的に液状です。また、SPF35以下のものには紫外線散乱剤が使われており、主に粉体(パウダー)で、肌の表面で受けた紫外線を乱反射させて散乱させます。こちらは「ノンケミカル」と表示されます。

どんなに効果が高いものでも、塗りなおしが必要です。SPF1=20分の紫外線ケアですので、例えばSPF30であれば600分になり、10時間の効果があると考えます。しかし、汗で流れてしまうとその効果は薄れますので、一日の中で1番紫外線の強い10:00~14:00は塗り直しなど細かなケアが肝要です。

美肌を守る紫外線対策&アフターケア

帽子・サングラスなどグッズや食べ物にも注目

日傘と帽子で直射日光の95%を遮ることができます。しかし手や腕は露出していることが多いのでUV手袋などでのケアが大切です。さらに直射日光でなくても壁や地面から紫外線は反射しますし、海や山では乱反射してどこから浴びるか分かりませんから、トータルでケアしてあげましょう。

忘れがちなアゴ下や首は地面からの反射を受けやすいため、紫外線ケアが大切です。また、意外と日焼けする耳の紫外線ケアも大切です。老化して発現するシミの一つに耳にできるシミのお悩みも多くあります。また、サングラスは紫外線対策にはとても有効です。目は日光を感じるとメラニンを生成するといわれています。少し薄めの色のグラスを選ぶことをオススメします。有効な色は「赤」といわれていますので、赤味がかかったレンズならば、なお良しといえます。

万全にケアしていても、どうしても紫外線を浴びてしまった場合、そんなときは、しっかり肌を保水・保湿をしてあげることが何より大切です。肌は軽くやけどした状態ですから、まずはしっかりと保冷剤などで冷やしてあげて、たくさんうるおいを与えてあげて下さい。

また積極的にビタミンC・Eを摂るとよいですね。トマトやスイカに含まれるリコピン、ニンニクやタマネギに含まれるセレニウム、またポリフェノールも有効だといわれています。これらの栄養素は無理に手作りせず、外食でもメニューを選べば手軽に摂れます。食事は紫外線ケアのひとつですから、意識してチョイスしてあげましょう。

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