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毎日の正しい洗顔方法と洗顔料の選び方

更新日:2017/11/07 公開日:2013/02/28

洗顔のしすぎや間違った洗顔は角質層にダメージを与え、肌荒れや乾燥肌・敏感肌、脂性肌、毛穴、シミなど、さまざまなトラブルの原因となります。

上の画像のように、頬から洗い始めるのも、肌を傷める「やってはいけない洗顔方法」。いつまでもすこやかな美肌を保つために、正しい洗顔方法を身につけましょう。

意外と知らない、間違った洗顔法

きちんとスキンケアをしているつもりなのに、なんだか肌の調子が思わしくない……。そういうときは、洗顔方法が間違っているのかもしれません。

  • 汚れをしっかり落とそうと、ゴシゴシ力を入れて洗っている
  • シャワーのついでに、熱いお湯で洗っている
  • すぐ脂が浮いてくるので、気になったら1日に何度でも洗ってしまう

こうした洗顔に共通しているのが、肌への過剰な刺激です。たしかに汚れを落とすことは大切ですが、刺激を与えすぎる洗顔や過度な洗顔は、肌に必要な皮脂を落としすぎてしまったり、表面の角質を削り取ってしまい、肌にダメージを与えるおそれがあります。

間違った洗顔によって失われるもの

洗顔の目的は、酸化した皮脂やメイクなどの汚れのみを落とすことです。しかし、肌に必要な皮脂や、肌のうるおいを保つ角質層の細胞間脂質(セラミドなど)や天然保湿成分(NMF)まで洗い流してしまうような、過度な洗顔をしているケースが多く見受けられます。

皮脂、細胞間脂質、天然保湿成分(NMF)は、肌の水分保持に欠かせない3要素で、特に細胞間脂質とNMFは水分を抱えたり挟み込んだりしながら、角質細胞を層状に保つバリアの要です。角層の状態が整っていれば、肌は乾燥やアレルゲンなどから守られるのです。

洗いすぎは、洗顔後の保湿ではカバーできない

皮脂や細胞間脂質、天然保湿成分(NMF)を洗い流しても、「化粧水と乳液で保湿をすればよいのでは?」と思うかもしれません。皮脂膜は数時間で回復しますが、細胞間脂質やNMFが失われダメージを受けた肌のバリア機能が回復するのには、数日~2週間が必要となります。

バリア機能が低下している間は、乾燥やアレルゲン、紫外線などに弱い状態となっているため、肌が乾燥したり、普段ならかぶれない様な成分に反応したりして、炎症が生じやすくなります。近年、軽微な炎症が肌老化を進行させることが解明されつつあります。

肌には自浄作用があり、汗とホコリは、ぬるま湯で十分に落とせます。大切な皮脂を守りながら不要な汚れだけを落とす、正しい洗顔を身につけましょう。そうすれば、ニキビ、乾燥性敏感肌、肌に合う化粧品が見つからないといったお悩みや、さまざまなトラブルが解消することもあるのです。

正しい洗顔方法

自己流でなんとなく洗顔をしている人は、一度洗顔方法を見直してみましょう。毎日行うことですから、肌に負担をかけない方法を続けることが大切です。以下では正しい洗顔方法をご紹介します。

(1)まずは手を洗う

洗顔料をよく泡立てるために、まず手についた雑菌や汚れを洗い落とします。

(2)洗顔料をよく泡立てる

次に、洗顔料を細かい泡を作るようによく泡立てます。具体的には洗顔料を利き手とは逆の手の平に乗せ、少し窪めて、手のひらをボウルに見立て、利き手の指先3本で水を混ぜながらよく泡立てます。苦手な方は泡立てネットを使ってもよいでしょう。

(3)Tゾーンから優しく洗い始める

もちもちの泡が玉子1分ほどの大きさまでできたら、手と肌の間にクッションのように泡を乗せ、まずはTゾーンや顎(あご)など、皮脂が多い部分からやさしく洗い始めます。なるべく指が肌に触れないようにしましょう。

(4)目元や口元は泡を乗せるだけで十分

乾燥しがちな目元や口元などは、泡を乗せるだけで十分です。

(5)ぬるま湯で最低20回以上すすぐ

洗顔料をぬるま湯で最低20回以上はすすぎ、洗顔料が肌に残らないようにしましょう。お湯の温度は33℃~36℃くらいが理想的です。

(6)清潔なタオルで顔を押さえる

すすいだあとは、清潔なタオルで顔を押さえるようにやさしく水分を取りさります。

(7)洗顔後はすぐに保湿

洗顔後の肌から水分が蒸発するときに角層の水分が奪われる過乾燥になりがちです。3分以内に化粧水や乳液、クリームで十分に保湿をするように心がけましょう。

肌タイプ別の洗顔方法

脂性肌の方は、Tゾーンなど皮脂の多い部分を入念に洗いがちです。

しかし、過剰な刺激に繋がる洗顔方法はかえってトラブルを引き起こすことがあります。皮脂を取り過ぎると、肌が乾燥するばかりでなく、外的刺激から守ろうと、角質が厚くなり、ニキビや毛穴が目立つ様になります。

もちろん乾燥肌の方は、もともと皮脂が少ないので、乾燥がひどい時は洗顔料の使用は夜1回のみにしましょう。

それほど乾燥がひどくない場合は、Tゾーンなど脂っぽい部分を中心に軽く泡をのせる程度に洗い、酸化した皮脂や夜に使った化粧品の油分のみを洗い落とすのがおすすめです。

夜の間にバリア機能が回復するので、朝に洗顔をしすぎて、せっかく回復したバリア機能を再度低下させてしまわないようにしてください。

朝の洗顔に洗顔料は必要?

近年は美容家や有名タレントの影響で、「朝は洗顔料を使わない」「水やお湯のみで洗っている」という人も少なくないようです。「夜にきちんと洗顔しているし、朝の肌は汚れていないから」という理由だそうですが、朝の肌は本当に汚れていないのでしょうか。

実は夜、寝ている間も、私たちの肌は汗や皮脂を分泌しています。なかでも皮脂の成分が常在菌の働きで分解されて「変性皮脂」というものに変化すると、肌のバリア機能や保水力が低下したり、毛穴が開く、キメが乱れる…などの肌トラブルを引き起こす可能性があるのです。

変性皮脂は水やぬるま湯のみの洗顔では落としきれないため、皮脂の分泌が盛んな人や、「鼻やあごなど、部分的だが肌のベタつきがある」という人は、朝も洗顔料を使用することをおすすめします。

詳しくは、『朝の肌に洗顔料は必要?朝の肌に良い洗顔方法』をご覧ください。

洗顔料を選ぶ際のポイント

洗顔料にはフォームタイプやジェルタイプ、最初から泡になった状態で出てくるポンプ容器のもの、クレンジングと洗顔が1本でできるオールインワンタイプの洗顔料など、さまざまな種類があります。

また、洗浄成分にも「石けん成分のもの」「合成界面活性剤を使ったもの」の2種類があります。水で流すと洗浄成分が分解され、肌に残らない石けん成分のほうが肌にやさしいといわれています。ただし、石鹸はアルカリ性で、皮膚への負担が大きく、市販の石けんのなかには、合成化学成分である凝固剤や酸化防止剤などの添加物が入っているものも多くあり、注意が必要です。近年、香粧品分野の研究により、保湿成分を添加した洗浄剤や、バリア成分を守りながら洗う界面活性剤が開発されており、一概に石鹸の方が優しいとも言えません。

いずれにしても洗顔料で大切な「汚れだけを落とし、肌のうるおいは残すこと」を踏まえたうえで、肌の状態に合わせて選ぶことが大切です。特に乾燥肌やニキビ肌の人は、洗顔による皮脂やうるおいの取り過ぎが、肌のバリア機能を低下させたり、ニキビの発生や悪化を招くおそれがあるので、気をつけましょう。

また、肌のくすみや毛穴汚れが気になるときは、「ピーリング洗顔料」「酵素入り洗顔料」のような洗顔料を、週に1度、月に1度のスペシャルケアとしてとり入れるのもよいでしょう。

まとめ

毎日の正しい洗顔方法やNGポイント、肌質に合せたケア、洗顔料の選び方などをご紹介しました。洗顔でもっとも大切なのは「汚れだけを落として、肌のうるおいは守る」ことです。そのため、以下のような点に気をつけ、肌に負担をかけない洗顔を心がけましょう。

  • 泡をしっかり立て、やさしく洗う
  • すすぎはぬるま湯で、十分に行う
  • タオルで拭くときは肌をこすらない

また、洗顔の後はすばやく保湿を行うことも大切です。正しい洗顔とスキンケアで、すこやかで美しい肌を保ちましょう。

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