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肌たるみは、ほうれい線をつくる原因

更新日:2016.12.09
公開日:2013.02.28
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この記事の監修者
銀座ケイスキンクリニック 院長 慶田朋子

ほうれい線ができる原因は、肌のたるみにあります。加齢によるたるみだけでなく、紫外線を浴び続けることで肌が衰え、たるみを引き起こします。また急激なダイエットなどにも注意が必要です。

ほうれい線ができる大きな要因は、お肌のたるみです。年齢を重ねるごとに、顔の皮膚はたるんできます。目のまわりや頬、首のラインなどにあらわれやすく、たるんだ部分に癖ができて、それがシワやほうれい線になるのです。

お肌のたるみは、人の表情をつかさどる顔の筋肉と筋膜が関係しています。私たちが笑ったり怒ったりする時には、口角を広げたり、眉間にしわを寄せたりします。この動作はすべて、顔に表情筋があるからできること。表情筋が伸縮することで、私たちは表情をつくることができます。年齢と共に、頬を引き上げ、表情筋やお肌を土台から支える筋膜が衰えてくると、重力に負けてたるみがでて、ほうれい線が刻まれていきます。

紫外線によるダメージがたるみを引き起こす

お肌のたるみのもう一つの原因は紫外線です。長時間紫外線を浴びる事がお肌に良くないのは、多くの方がご存知だと思われます。

お肌のハリは、コラーゲンとエラスチンという繊維により維持されており、お肌の骨格とも言えます。しかし、紫外線を少しずつ長期間、または短時間でも大量に浴びることでコラーゲン線維やエラスチン、またそれをつくりだす細胞が傷つき、生成が減少していきます。

黒くなる日焼けと異なり、隠れ日焼けとも言えます。真皮まで届く長波長の紫外線A波は、窓ガラスも透過し、冬も曇りの日でも一年中降り注いでいます。真夏以外は日焼け止めを塗らない、自宅にいるときはすっぴんという方は、日焼けをしていないようで、真皮の日焼けが進行していることがあるのです。

紫外線によるダメージでハリのあったお肌は、徐々にその艶やかさを失って、たるみとほうれい線などのシワが、少しずつ現れてきます。紫外線はお肌の老化スピードを速める原因のうち、最も大きなものなのです。

無理なダイエットで、皮膚がたるむことも

適度なダイエットは、代謝がよくなりお肌がキレイになりますので、とても良いことです。運動を定期的に行うことで、細胞が活発に新しく入れ替わり、お肌への栄養も十分に届くようになります。

また、やせることで、お顔をシャープにして、美しく小顔にみせる効果もあります。しかし、無理なダイエットには注意が必要です。急激にヤセたり、脂肪吸引したり、出産直後のお腹をイメージしてみてください。伸びていた皮膚はすぐに元には戻らず、しぼんだ風船のように、だるだるになってしまいます。

これは顔にも同じことがいえます。急激にヤセると、お肌がたるんで、シワとたるみが急速に表れてしまいます。若いころは体重が変化してもたるみはあまり気になりませんが、真皮のコラーゲン線維やエラスチンが弱くなってくる40代以降では目立ってしまいます。太りすぎと急速な体重減少は、ほうれい線ができる原因のひとつなのです。

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