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妊娠中にできたニキビのケア方法

更新日:2017/07/26 公開日:2013/03/28

この記事の監修ドクター

四谷三丁目皮膚科 院長
山田美奈先生

妊娠中、とりわけ妊娠初期にニキビ(吹き出物)に悩まされる方はとても多いそうです。できる場所も、顔だけでなく、背中や胸にまで広がることもあります。それまでニキビとは無縁だったという方はびっくりされるかもしれませんが、妊娠によるものなのであまり深刻になる必要はありません。出産後には自然と治癒へ向かう場合がほとんどです。

ただし、ニキビの程度によってはニキビ跡が残る可能性がでてくるので、ケア方法もしっかりおさえておきましょう。

妊娠中のニキビのできる時期と症状は?

妊娠中は新陳代謝が活発になるとともに、ホルモンバランスが大きく変わります。妊娠初期は特に妊娠を継続するために女性ホルモンである卵胞ホルモン(エストロゲン)や、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が盛んになりますが、エストロゲンがニキビを改善して美肌づくりに役立つ一方、プロゲステロンが増えすぎると肌荒れを起こしやすくなるとされています。

妊娠初期は、まずプロゲステロンが大幅に増加し、15週目あたりからエストロゲン値が上昇、20週目までにプロゲステロンの分泌量を追い越していきます。そのため、妊娠初期は肌荒れが多く、15~20週あたりを境に、ニキビのない肌に変わっていくことが多いと考えられます。

妊娠中にできるニキビの原因

妊娠中に分泌が増えるふたつの女性ホルモンのうち、プロゲステロンは皮脂の分泌を活発にするため、皮脂の分泌が過剰になり、毛穴を詰まらせニキビの原因となります。

また、妊娠初期に現れる「つわり」による偏食も、原因のひとつと考えられています。食欲の増減、好みの変化による極端な偏食の影響が肌にニキビとなって現れていることもあります。さらに、妊娠中に陥りやすい便秘や運動不足、妊娠という特別な状況の中でのストレスや睡眠不足なども原因のひとつと考えられます。

妊娠中に盛んに分泌されたエストロゲンやプロゲステロンは、出産により急激に減少します。こうしたホルモン分泌の変化に加えて、慣れない育児による疲労や睡眠不足も肌トラブルの原因となることがあります。

妊娠ニキビの治療法は?

妊娠中にニキビができても、胎児への影響を考えて、使用できる薬は制限されてしまいます。皮膚科へ相談してもアダパレンの塗り薬や抗生剤の内服薬は処方してもらえないと思いますが、ひどい場合は医療機関へ相談しましょう。近年は、妊娠・授乳中でも安心して使用することができる過酸化ベンゾイルの塗り薬や、アゼライン酸配合のクリームなどもあります。過酸化ベンゾイルには角質剥離作用と、抗菌作用があります。また、アゼライン酸にはそれに加えてピーリング効果と抗菌作用があり、さらに美白効果を有することから、うるおいを与えて肌のターンオーバーを正常に導きながらニキビ跡の色素沈着を防ぎます。

妊娠中にできるニキビのケア方法

症状が軽い場合は、セルフケアで乗り切るのもよいでしょう。妊娠中のスキンケアについて、ポイントをご紹介します。

刺激の少ないスキンケアを心がけて

妊娠中は肌のバリア機能が低下して乾燥しやすくなったり、これまで使っていた化粧品が合わなくなったりすることもあります。セルフケアの目標としては、「現状を悪化させないこと」と、「ニキビ跡を残さないこと」くらいが丁度よいと思います。妊娠中の肌はとても敏感なので、刺激の少ないスキンケアを心がけましょう。クリームタイプやリキッドタイプのファンデーションの使用を控え、できるだけバランスのとれた食事、十分な睡眠、ストレス発散など、おなかの赤ちゃんにとっても快適な環境を整えることがニキビケアにも効果的です。

具体的には、ニキビの症状や皮膚の状態に応じて大人ニキビ用のケア用品や、ノンコメドジェニックの表示のある敏感肌用のスキンケア用品を使用するとよいと思います。仕事の関係でメイクは欠かせないという方は、毛穴をつまらせないようにオイルフリーやパウダータイプのファンデーションがおすすめです。アイブロウとチークにポイントを置くと、薄いナチュラルメイクでもキレイに仕上がります。

紫外線対策も忘れずに

エストロゲンは日光に対する過敏性を増加させる作用、プロゲステロンにはメラノサイトを刺激する作用があり、妊娠中はシミやソバカス、色素沈着が生じやすくなるとされています。スキンケアの際は保湿ケアとともに、紫外線対策もしっかりと行いましょう。

バランスのとれた食事でビタミンやミネラルを摂取

また、妊娠中はニキビができても安易にサプリメントやビタミン剤で補うのはよくありません。バランスのとれた食事の中で、必要なビタミンやミネラルも補うのが理想です。脂っこいメニューは避け、野菜を多めに摂ることが、バランスを整えるコツです。

適度な運動で心身ともにリラックスを

十分な睡眠をとるためにも、のんびり散歩するなど適度に体を動かすようにして、ストレスを溜めない工夫をしてください。マタニティヨガなど、体を動かしながら妊婦さん同士で交流をもつのも、心身ともにリラックスできるのでおすすめです。

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