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脂漏性皮膚炎(湿疹)の原因や日常ケアと治療法

更新日:2017/08/29 公開日:2013/08/23

湿疹の一つ「脂漏性湿疹」は、脂漏性皮膚炎とも呼ばれます。皮脂腺が多く皮脂の分泌の多い頭皮や顔(特に鼻の周りなど)に起こりやすく、耳の後ろ、摩擦の多いわきの下や太もものつけ根などにも起こります。かゆみをともない、赤くなったり皮膚が荒れてカサつき、ベラベラとはがれてくる場合もあります。頭にできた場合、皮膚がはがれてくるためフケ症と勘違いしてしまう方も多いようです。放っておくと皮脂が酸化されて、加齢臭のようなニオイを放つ原因ともなります。

新生児から生後3か月くらいまでの赤ちゃんと、思春期以降の成人に多く、赤ちゃんでは自然治癒することが多いのに対し、成人では慢性化するケースが多いようです。

脂漏性湿疹の原因

脂漏性湿疹の原因は、赤ちゃんと成人では異なります。赤ちゃんの原因は、皮脂の分泌が盛んなことと、毛穴が未発達なため分泌された皮脂が毛穴につまりやすいことがあげられます。

一方、成人では、原因はいくつもありますが、主にマラセチアという真菌(カビ) の存在が関係します。マラセチアは、人の皮膚に普段から存在する常在菌ですが、皮脂を好み、皮脂が多い環境下で異常増殖すると、その代謝物が肌に炎症を引き起こすと考えられています。

マラセチアが、皮脂や汗の多い環境を好むため、皮脂の過剰分泌は大きな原因の一つです。男性ホルモンは皮脂分泌を促進することから、脂漏性湿疹の患者は男性が多いといわれていますが、ホルモンバランスの乱れなどもあり、女性にも珍しくない疾患です。原因についてはわかっていない部分も多く、他の原因としては、ストレス、ビタミンBの不足、不適当な洗顔や洗髪(すすぎ不足や洗いすぎ)、生活習慣の乱れなどもあげられます。

脂漏性湿疹のケア・治療法

成人の脂漏性湿疹は、重症化して初めて治療に乗り出すケースが多いのですが、慢性化し再発をくりかえすことも多いため、医師に相談のもと早めの治療をおすすめします。治療指針としては、炎症を抑えるためのステロイド外用薬と、マラセチアの増殖を抑えるための抗真菌薬が基本となります。それに加え、かゆみの強い場合は抗ヒスタミン剤(内服)やビタミン剤(内服)を適宜使用していきます。

そして、薬による治療と並行して、以下の点を注意したセルフケアが必須になります。

  • 皮膚の清潔を心がけ、毎日やさしく、かつしっかりと洗う
  • ビタミンB群を取り入れつつ、バランスのよい食生活をこころがける
  • ストレスや過労に注意し、規則正しい生活と、十分な睡眠をとる
  • 紫外線を避ける

薬によって一時的に改善したとしても、マラセチアの増殖しやすい環境のままでは再発してしまいます。日常生活を改善するところから、根気強くケアしていきましょう。

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