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妊娠性皮膚掻痒症の原因とケア方法

更新日:2017/08/25 公開日:2013/10/21

妊娠中は、体のさまざまな変化にともない肌にもさまざまな肌トラブルが起こりますが、妊娠中期から後期にかけて全身にかゆみの起こる症状が見られたら、「妊娠性皮膚掻痒症(にんしんせいひふそうようしょう)」の可能性があります。特徴としては、全身がムズムズしたり、チクチクと刺激感のあるかゆみなど、とにかくただただ強いかゆみをともないます。しかし、皮膚表面に発疹などは現れず、特別な病変はありません。

多くの方は、出産後に治まるといわれています。しかし、かゆみに耐えられず掻き壊してしまうと、そこから二次的に発疹や苔癬化(一定範囲のぶつぶつ)、色素沈着などを生じるおそれがあるため、掻き壊さないことが大切です。よく混同されるものに「妊娠性痒疹」や「PUPPP」がありますが、こちらはかゆみだけでなく比較的広範囲に赤い湿疹が現れます。妊婦さんの2~3%には、こういったなんらかのかゆみをともなう症状が現れるといいます。

妊娠性皮膚掻痒症の原因

妊娠性皮膚掻痒症は妊娠による環境の変化や皮膚の乾燥などが原因と考えられます。妊婦中はホルモンバランスが乱れ、特に女性ホルモンの分泌が増加する分、相対的に男性ホルモンのバランスが低下し、肌が乾燥しやすい状態です。

そのほかの原因として特定の病気が潜んでいる場合もあるので注意が必要です。たとえば、慢性腎不全、肝疾患、糖尿病、悪性リンパ腫、精神神経疾患などがあげられます。また、遺伝的要因が関係する場合もあるようです。

妊娠性皮膚掻痒症のケア・治療法

肌の乾燥対策をきっちりすることが一番のケアになります。室内を加湿したり、保湿を十分にするよう心がけましょう。妊娠性皮膚掻痒症はかゆみに対して、掻き壊すことで悪化します。掻き壊した結果、肌にぶつぶつが現れたりすると、発赤ができ、かゆみが増したり、状態が悪化します。妊婦さんでは、胎児への影響の懸念もあり使用できる薬に制限がありますので、かゆみがどうしても我慢できないようであれば医師に相談し薬を処方してもらうこともできます。

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