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弛緩性(しかんせい)便秘とその症状とは?

更新日:2017/07/21 公開日:2013/12/26

日本人に最も多い便秘、弛緩性(しかんせい)便秘とは

弛緩性(しかんせい)便秘は機能性便秘の一種で、日本人にもっとも多いタイプの便秘です。特に、腹筋が弱い高齢者や女性、男性でも運動不足の人に多く発生します。単に「便秘」とだけ言う場合には、この弛緩性便秘を指す場合が多いでしょう。

弛緩性便秘の症状

弛緩性便秘の症状には、以下のような特徴があります。

(1)黒っぽくコロコロした便の場合が多い

水分が失われるため、硬くコロコロとした便になります。苦労しないと排便ができないうえに、せっかく便が出てもあまりすっきりせず残便感があります。

(2)おなかが張る

腸内に便が溜まると、悪玉菌が増えて、有害なガスが発生します。排便がなく、便が詰まるとガスも溜まってしまい、おなかは張るばかりです。おなかの張りが大きくなると、食欲にも影響を及ぼしかねません。おなかが張っているのに排便できないという状態ではストレスも大きくなり、精神面にも悪影響が出ることがあります。

(3)肌荒れ

腸の健康は美容に直結します。慢性的な便秘状態では、腸内の善玉菌が減少し、悪玉菌が増加します。そうなると、悪玉菌が排出した毒素は血液やリンパを介して体中に運ばれてしまいます。

弛緩性便秘の主な原因

弛緩性便秘は、以下のようなことが原因で発生します。

(1)大腸を動かす筋力の低下

弛緩性便秘が発生する原因は、主に筋力の低下によるものです。本来、スムーズな排便のためには、腸の「蠕動(ぜんどう)運動」が欠かせません。これは大腸を動かす筋肉を使って便を肛門側へ押しやり、押し出そうとする運動のことです。一方で、大腸を動かす筋肉がゆるんで(=弛緩して)しまった場合、蠕動(ぜんどう)運動は不十分になります。便を押し出す力が弱まれば、いくら出そうとしても排便できにくくなります。

(2)内臓の垂れ下がり

加齢とともに内臓が垂れ下がってくる傾向もありますので、腸のゆるみを加速させている面もあります。

(3)ダイエット

若い女性の場合は、無理なダイエットの影響で筋肉が落ちてしまっている可能性もあります。また、過度な食事制限をしていれば、作られる便の絶対量が少なくなりますから、なおさら排便は困難になります。

(4)便の水分不足

便秘はただ便が出ないばかりでなく、「便が大腸内に長期滞在すること」でもあります。すると、その間に便からは水分が奪われ、硬さを増してしまいます。

ただでさえ弱っている筋力では、硬くなった便を押し出すことは至難の業です。そのため、弛緩性便秘は慢性化しやすい便秘だとも言えるのです。

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