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痙攣性便秘(けいれんせいべんぴ)とその症状とは?

更新日:2017/08/22 公開日:2013/12/26

痙攣(けいれん)性便秘はストレスから発生しやすい便秘

痙攣(けいれん)性便秘は機能性便秘の一種で、精神的なストレスや生活環境などの影響で発生する便秘です。

現代社会ではいたるところにストレスファクターがありますから、誰の身にも起こりうる便秘だと言えるでしょう。

痙攣(けいれん)性便秘に特徴的な症状

痙攣(けいれん)性便秘の症状には、以下のような特徴があります。

(1)便秘と下痢が交互に起こりやすい

痙攣(けいれん)性便秘の最大の特徴が「便秘と下痢が交互に発生する」ということです。

腸機能が活発になりすぎているということは、消化・吸収のスピードと腸の運動が釣り合っていないということでもあります。

そのため、便秘の狭間に、まだ水分の吸収が満足に行われていないままの便が下痢として出てしまうことがあります。

(2)下腹部に痛みをともなう

大腸の過剰な運動が原因ですから、特に胃腸が活発に動く食後に下腹部痛をもよおす場合が多く見られます。

(3)硬くコロコロした便の場合が多い

便がうまく運ばれないため、便秘の時は硬くコロコロとした便になりやすく、排便後も残便感が気になることが多い傾向があります。

痙攣(けいれん)性便秘の主な原因

なぜ痙攣(けいれん)性便秘が発生してしまうのでしょうか。その原因について解説します。

(1)精神的ストレス

生活環境の変化や不規則な生活、人間関係の悩みなどによって、私たちは知らず知らずのうちに精神的ストレスを溜めています。

過度なストレスは、交感神経と副交感神経のバランスを崩します。この2つの神経のバランスが乱れた状態が、いわゆる「自律神経の乱れ」なのです。

精神的ストレスが痙攣(けいれん)性便秘の原因となるのは、この自律神経が乱れるためです。

(2)自律神経の乱れ

では、なぜ自律神経が乱れると、便秘になるのでしょうか。

自律神経は、体内の代謝や消化に関連する働きの多くをコントロールしています。腸も、自律神経のひとつである副交感神経が正常に機能することなくしては、本来の役目を果たすことができません。

副交感神経に乱れが生じると、排便の主要なメカニズムである「蠕動(ぜんどう)運動」に支障が出ます。蠕動(ぜんどう)運動は、大腸の筋肉が収縮をくり返すことによって便を肛門へと押し出す運動ですが、自律神経が乱れて収縮が過度に活発になると、まるで痙攣(けいれん)したような状態となってしまいます。

痙攣(けいれん)状態になると、便は外側まで押し出される前にまた内側に戻ってくるということを繰り返してしまいます。そのため、正常に排便されず、便秘となるわけです。

過敏性大腸炎

痙攣(けいれん)性便秘は、過敏性大腸炎を原因とするケースもあります。

これは、大腸や分泌機能の異常によって起こる病気です。しかし検査をしても、目に見える異常があるわけではなく、ストレスや自律神経の乱れが原因とされています。

(1)食物繊維の過剰摂取

便通をよくする食べ物というと、まず誰もが思い浮かぶのが食物繊維でしょう。

しかしながら、これは大腸の働きを促進するための対策です。効果があるのは、弛緩性便秘のような、大腸の機能が不十分な場合の便秘に限ります。

痙攣(けいれん)性便秘は、それとは反対に大腸が過剰に働いてしまう便秘ですので、余計に痙攣させることとなり逆効果になる可能性があります。

食物繊維の摂りかたについては『便秘解消に役立つ食物繊維豊富な食べ物とは』をご参照ください。

(2)便秘薬や下剤の乱用

同じ理由で、自己判断での便秘薬や下剤の乱用も逆効果となる可能性があり、痙攣(けいれん)性便秘の症状を悪化させる原因となることもあります。そのため、医師に相談して適切な治療薬を使用するようにしてください。

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