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便秘の原因(3)ストレス

更新日:2017/08/22 公開日:2013/12/26

ストレス社会は便秘社会

現代はまさしくストレス社会で、日常生活の中にはどこにでもストレス・ファクターが転がっています。そのため、ストレス性の便秘は誰の身にも発生しうる症状と言えます。

自律神経は交感神経と副交感神経の2種類あり、大腸の蠕動(ぜんどう)運動をコントロールしているのは副交感神経です。

ストレスは交感神経を優位にし、自律神経を乱す原因となります。ストレスを受けている状態が継続すると、大腸の蠕動(ぜんどう)運動が鈍ったり、逆に過度になって強く収縮し、痙攣を起こしてしまうなど、腸に問題が発生することがあります。

ストレスと痙攣性便秘

ストレスに由来する代表的な便秘は、痙攣性便秘と呼ばれるものです。

痙攣性便秘は、大腸が痙攣してしまっているために発生する便秘ですが、動きが鈍っているのではなく、逆に動きが過度になっています。

市販の便秘薬や下剤などは、動きの鈍った大腸の働きを促進するための成分が含まれているため、ストレス性の便秘の場合、便秘薬や下剤の服用は効果があるどころか、より悪化させてしまう可能性があります。

※痙攣性便秘について詳しくは、『痙攣性便秘(けいれんせいべんぴ)とその症状とは?』をご覧ください。

ストレスと過敏性腸症候群

痙攣性便秘の症状が長く続き、また程度もかなり重度である場合は、「過敏性腸症候群(IBS:Irritable Bowel Syndrome)」の可能性があります。

ストレスが主な原因となって発生する過敏性腸症候群の主な症状は、腹痛、腹部の不快感、便通異常で、大きく分けると以下の3つになります。

下痢型:突如として腹痛が発生して下痢をしてしまい、通勤や通学、外出が困難になるケースがあります。

便秘型:便はウサギの糞のようにコロコロになり、排便が困難になります。

混合型:下痢と便秘を繰り返します。

過敏性腸症候群の日本人の有病率は10〜15%くらいといわれています。男性では下痢型、女性では便秘型の症状が多い傾向があります。

腸と脳は神経によってつながっているため、脳が不安やストレスを感じると、それが腸に伝わります。その影響で腸の運動に異常が発生し、上述のような症状が発生してしまうのです。

痙攣性便秘や過敏性腸症候群の治療

主にストレスに起因する胃腸の不調、病気を改善するには、自律神経が正常になるよう生活習慣を改善することが重要で、食事療法や運動療法を中心に行なっていきます。

上記療法で改善が見られない場合は薬物療法を行ない、医師の診断のもと薬が処方されます。

日常生活に支障がない場合はセルフケアでも対応が可能ですが、通勤や通学、外出などの日常生活に影響が出ている場合は、早めに医師に相談しましょう。

※弛緩性(しかんせい)便秘のについて詳しくは、『弛緩性(しかんせい)便秘とその症状とは?』で解説しています。

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