脂肪燃焼系ダイエット成分「カプサイシン」編

更新日:2016/12/09 公開日:2013/12/26

脂肪燃焼系サプリメント成分

唐辛子の辛味成分カプサイシンはダイエットに役立つと報告されていますが、事実でしょうか。また、刺激の強いカプサイシンを、サプリメントで摂っても大丈夫なのでしょうか。カプサイシンのダイエット効果やサプリメント摂取時の注意点を、ドクター監修の記事で解説します。

カプサイシンとは?

唐辛子の辛さの主成分であるカプサイシンは、成長ホルモンや アドレナリンなど、「脂肪動員ホルモン」の分泌を促進し、脂肪燃焼をサポートするとして注目されています。

脂肪燃焼のメカニズムとサプリメント成分』で脂肪燃焼のメカニズムや工程を詳しく解説していますが、カプサイシンは脂肪燃焼の最初の工程である、「脂肪動員ホルモンの分泌」をサポートすると言われています。

エネルギー代謝を促進するカプサイシン

唐辛子を食べたとき、発汗したり温まったりするのは、体の中でエネルギーが産生されるためです。カプサイシンには燃焼を助ける作用があると言われます。

カプサイシンはダイエットに有効?

BMIが25~35の、肥満傾向にある人に、カプシノイド(カプサイシンの一種)を摂取させた実験では、体重や体脂肪率に変化はありませんでしたが、腹部脂肪率が低下したという報告があります。

また、カプシノイドを摂取すると30分後から2時間程度、エネルギー消費が増大したという報告があります。

この結果を見る限り、カプサイシンには、体の中のエネルギー代謝を助けることができると考えられます。

カプサイシンが脂肪燃焼をサポートするメカニズム

「有酸素運動は20分以上はしないと脂肪が燃えない」ということを耳にしたことがあるかと思いますが、これは運動時には最初に糖分が、次に血液中の脂肪酸がエネルギーとして使われ、その後にようやく体脂肪がエネルギー源として使われるからです。

しかし、アドレナリンが分泌されると、脂肪分解酵素リパーゼが活性化され、早い段階から脂肪が燃焼されます。

カプサイシンを摂取すると、このアドレナリンの分泌が促進されると言われています。

胃の粘膜を保護する?傷つける?

カプサイシンにはエネルギー代謝を促進する効果がありそうですが、心配なのはその刺激の強さ。激辛は体にどのような影響を与えるのでしょうか。

カプサイシンを大量に摂取して感受性神経を傷つけ、一時的にでも損傷を受けた場合、胃潰瘍があれば増悪することが報告されています。

反対に、少量のカプサイシンの摂取は、胃粘膜の血流を良くし、胃粘膜の保護に役立つことが報告されています。

また大量摂取とほかの食物との組み合わせによっては、癌の発生を促すことも研究されています。

厚生労働省の見解でも、カプサイシンとそれを含む唐辛子は、普段食事として食べている適量であれば、危険のないハーブであるとしています。

そのため、たくさんの量を長期間摂取することは避けたいものです。

脂肪燃焼以外のカプサイシンの効果

(1)血行促進

辛い物を食べると血行が良くなるのを感じることがありますが、カプサイシンには、エネルギーの代謝を活発にさせることで体を温め、血流を改善する効果があります。

(2)冷え性の改善

時に発汗を促す入浴剤に配合されていることがあるカプサイシンは、末梢血管の血流を改善することで身体を温め、冷え性を改善する効果があります。

(3)痛み止め

カプサイシンで刺激を受けると、ヒリヒリと焼けるような痛みを感じます。

しかし、カプサイシンの刺激により、痛みを感じる神経は刺激を感じにくくなるので、炎症性の痛みがある場合にはカプサイシンの配合された貼り薬が痛み止めとして有効になります。

メンソールタイプの湿布薬などがその例です。

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