脂肪燃焼系ダイエット成分「L-カルニチン」編

更新日:2017/09/14 公開日:2013/12/26

脂肪燃焼系サプリメント成分

脂肪燃焼系サプリメントとして期待が集まるL-カルニチンは、人間だけでなく、昆虫や鳥、哺乳類など、地球上のほとんどすべての生物の体中に存在する成分です。実は古くから医療用に使われており、欠乏すると生命に危険が及ぶほど、人体にとって必須なのです。このL-カルニチンが本当にダイエットに役立つのかを検証します。

2012年12月に食品としての利用が認可されると同時に、L-カルニチンはダイエットの新たな切り札として大きな注目を集めました。体の中の脂肪を燃焼してエネルギーに変える過程で大切な役割を持っているためです。

L-カルニチンとは?

L-カルニチンは、人間だけでなく、昆虫や鳥、哺乳類など、地球上のほとんどすべての生物の体中に存在する成分です。

脂肪燃焼のメカニズムとサプリメント成分』で脂肪燃焼のメカニズムや工程を詳しく解説していますが、L-カルニチンは、血中に放出された脂肪をミトコンドリアが内部に取り込む際に必要な成分です。

実際のところ、L-カルニチンに脂肪燃焼効果はある?

上述の通り、L-カルニチンは脂肪をエネルギーに変える働きを助けることから、経口摂取で成分を摂取した場合も、脂肪燃焼サポートの効果があるのではないかと期待されています。

2004年には、ドイツのロストック大学にて、経口摂取した L-カルニチンに依存して脂肪燃焼が促進されることが人間への実験によって示されました。

この実験は特別な運動をしない条件で行われたものですが、積極的に運動をすれば、さらに多くの脂肪が燃焼するのではないか、ということが考えられます。

L-カルニチンの経口摂取に対して懐疑的な声も

上述の通り、L-カルニチンは脂肪をエネルギーに変える働きを助けることから、脂肪燃焼の効果があるのではないかと期待されており、実際にそれを示す研究結果が多数存在します。

しかしながら、栄養補助食品のL-カルニチンは、肥満の治療に用いられる医療品ではないということを念頭に置くことも必要です。

また、L-カルニチンの経口摂取の実験において、体重増加量の低下や体脂肪の減少に関する効果に否定的な発表もあり、現段階ではL-カルニチンの肥満解消効果については完全には判明していない、というのが実情です。

医学的に見たL-カルニチンの役割

L-カルニチンは、約50年前から医薬品として「L-カルニチン欠乏症」の治療に用いられています。

L-カルニチンが欠乏すると、低血糖発作による昏睡を引き起こすなど生命を脅かす症状が現れることもあります。このため、L-カルニチンを経口投与により補う目的で治療薬として開発・認可されました。

L-カルニチンは、ヒトでは筋肉の中に多く存在することから、筋肉の塊である心臓の働きを助けるという臨床研究が発表されています。狭心症やうっ血性心不全などの症例が改善したと報告もあります。

また、L-カルニチンの摂取により、動脈硬化の兆候が見られたという報告もあります。

L-カルニチンのサプリメントを使用する場合の注意点

L-カルニチンは体内に存在する成分で、脂肪燃焼に重要な役割を果たしていることは事実ですが、経口摂取した場合の効果は完全には判明していません。

そのため、他のサプリメントにもいえることですが、「これさえ摂っていれば必ず痩せるはず」という依存は禁物といえます。

しかし、L-カルニチンは年齢とともに体内で生成される量が少なくなってくる成分で、またL-カルニチン欠乏症などの治療では、経口摂取での効果が当然認められています。

また、L-カルニチンについての深刻な副作用はなく、適正な量※を摂る分には問題ないとされていますので、サプリメントとして補うことは、試してみる価値がありそうです。

※厚生労働省では、サプリメントとして摂取する一日の上限の目安を1000mgとしています。

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