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敏感肌の化粧品選びとメイク前のスキンケア方法

更新日:2017.12.11
公開日:2014.01.31
ドクター画像
この記事の監修者
白石ガーデンプレイス皮膚科クリニック 院長 竹中ちひろ

刺激に弱い敏感肌は、メイクをする際にも色々と注意が必要。メイクのプロであるメイクアップアーティストが、敏感肌も多いモデルなどへの豊富なメイク経験を基に、敏感肌が綺麗にメイクを仕上げるコツを伝授します。内容はドクターが敏感肌に適した内容かを監修しています。

「敏感肌です」という声を多く聞きますが、まずは本当に敏感肌なのかどうか、確認することが必要です。自分の肌質を勘違いしていると、間違ったケアをしてしまうので、慎重に判断しましょう。

敏感肌の2つの種類と特徴

敏感肌には、以下の2つの種類があります。

  • 体質による敏感肌:生まれつき肌があれやすいアトピー性皮膚炎や、化粧品に含まれる成分に対してアレルギーを起こすようになってしまう接触皮膚炎(かぶれ)などが起きやすい人
  • 日常の生活習慣による敏感肌:間違ったスキンケアや生活習慣、体調の変化などにより、お肌のバリア機能が低下して敏感肌になっている人

敏感肌とおっしゃる方のほとんどが後者の生活習慣による敏感肌で、元々は普通肌または乾燥肌です。

体質による敏感肌はドクターに相談を

体質による敏感肌の方は、皮膚科等のお医者様に症状が軽くてもアドバイスを頂きましょう。

アレルギーの場合、化粧水等に含まれている成分が合わず、アレルギー反応がおこり、顔が赤く腫れてしまう場合があります。アレルギー反応が強く出た化粧品等の成分は控えを取っておき、同じ成分が含まれる化粧品を避けるのがベストです。

多くの成分が含まれるので、「どの成分が合わないのか分からない」という方は、病院でアレルギー検査もできます。一度皮膚科のドクターに相談することをおすすめします。

化粧品の選び方と注意点

肌に合う化粧品は人それぞれなので、試してみるというのが大事です。気になるお化粧品はサンプルをもらって試しましょう。

その際、まずは腕の内側などでパッチテストを行い、アレルギーがでないかを確かめるようにしましょう。

しかし、生活習慣による敏感肌の場合は、角質層が健全な箇所でパッチテストをしても、顔で試した時にトラブルが発生することがあります。

腕のパッチテストで大丈夫だったからといって安心せず、新しい化粧品を使用する時は、まずは少量を、トラブルが起こりやすい部分に少量を塗って様子をみるようにしましょう。その際、刺激を感じたら、すぐに洗い流すようにしてください。

無添加化粧品やオーガニック化粧品でも注意

無添加化粧品、オーガニック化粧品で肌荒れをおこす方もいます。

自然の力というのは私たちが思っているよりとても強い場合があり、かぶれてしまったりアレルギー反応が出る方もいるので、無理して使う必要はありません。

あくまで使っていて肌の調子が良いと感じるものを使用しましょう。

メイク前の正しい洗顔方法

酸化した皮脂はお肌に悪いだけではなく、化粧崩れの原因にもなります。お肌の乾燥がひどくなければ、メイク前は、皮脂分泌の多い部分をメインに、たっぷりの泡でやさしく短時間だけ洗顔をするようにしましょう。

お肌がかなり乾燥している場合は、ぬるま湯ですすぐだけでも問題ありません。その際、熱めのお湯で洗い流すと乾燥に繋がるので、温度は絶対にぬるめで行いましょう。

洗顔後はタオルで押さえるように拭き取り、摩擦は避けましょう。

メイク前の保湿ケア

次に化粧水、乳液でお肌を整えます。洗顔後の保湿はなるべく早めに行います。

メイク前のスキンケアの順番は、以下が基本です。

  • 化粧水
  • 美容液
  • 乳液
  • クリーム等

しかし、メーカーにより美容液が化粧水より前につけるタイプのこともあるので、メーカーが推奨する手順に従いましょう。

化粧水がしみるときはシンプルなケアを

かなり敏感肌の度合いがひどく、化粧水がしみるような場合は、化粧水をつけるのは止め、ワセリンなどの刺激のない保湿剤をつけるようにしましょう。

部分的に赤くなって炎症をおこし、その部分がしみる、といった場合は、炎症がおきている部分はワセリンや皮膚科で処方された塗り薬などを塗り、問題ない部分は通常のスキンケアを行いましょう。

化粧水や乳液は手でつけるのがおすすめ

化粧水はコットンではなく手で軽く「乗せる」ように塗りましょう。コットンによる肌への刺激を避け、優しく塗布します。その後乳液も同様にしてください。

※こちらの記事はメイクアップアーティスト/メイク講師の小野寺舞先生にご執筆いただき、ドクターの監修を経て制作をいたしました。

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