便秘を解消する食べ物(7)さつまいも

更新日:2016/12/09 公開日:2014/01/30

便秘解消法(食べ物編)

便秘改善・解消への効果が期待できる食材は、数多くあります。ここでは、そのうちの1つである「さつまいも」について、その定義や効能をドクター監修の下、詳しく解説しています。

さつまいもは歴史ある便秘対策

さつまいもと言えば、日本において古くから食べられてきた馴染みのある食材です。実はさつまいもは、まだ科学的にその効果が証明される以前から、便秘対策として食べられてきました。まさに、人間の知恵と経験が凝縮された便秘解消法だと言えるでしょう。

スーパーに行けば簡単に手に入る食べ物ですし、何より美味しいので便秘対策としては非常にお手軽です。無理なく便秘解消を目指したい人にとっては、さつまいもは非常に重宝する食べ物だと言えます。

不溶性食物繊維の力で便通がスムーズに

さつまいもの好きな女性は多いと思います。しかし1つだけネックなのは、おならが出やすくなることではないでしょうか。ところが、実はそれこそが便秘解消の効果があることの裏返しなのです。

どうしておならが出るのかというと、腸内で食物繊維が分解される時にガスが出るためです。つまり、さつまいもにはそれだけ食物繊維が豊富に含まれているということになります。

食物繊維が便秘に効果的であることは有名です。特にさつまいもは、不溶性食物繊維が豊富に含まれています。不溶性食物繊維は消化されずに腸まで届き、水分を吸収することで大きく膨らみます。そのため便のカサが増えることに繋がり、腸への刺激を大きくするため排便がスムーズになります。

ヤラピンによる相乗効果

さつまいもの成分の1つに、ヤラピンというものがあります。さつまいもが便秘に効果的だと言われるのは、このヤラピンの存在も大きいのです。さつまいもを包丁で輪切りにすると、皮の付近に白い液体が包丁に付着するのが分かりますが、この液体がヤラピンです。

ヤラピンには、腸の蠕動(ぜんどう)運動を促進する作用があります。弛緩性便秘のような、蠕動運動が不充分なために起こる便秘であれば、抜群の効果を発揮すると言えます。また、便を柔らかくする働きも持っている為、この相乗効果で一層排便はスムーズとなります。

さらにヤラピンの特徴としては、熱に強いことも挙げられます。つまり、焼いても蒸しても煮ても、ヤラピンの成分が損なわれることはありません。どのように調理をしてどのように食べても便通を促進してくれますので、無理なく美味しく便秘対策をすることができます。皮も一緒に食べるようにすると、より一層の効果を得ることができるでしょう。

レジスタントスターチは善玉菌を増やしてくれる

さつまいもには、他にも便秘に有効な成分としてレジスタントスターチというものも含まれています。スターチというのはでんぷんという意味で、レジスタントスターチは「難消化性でんぷん」と訳されます。つまり、小腸では消化されずに大腸まで届く種類のでんぷんと言うことです。

レジスタントスターチは、腸内細菌によって発酵されると酢酸やプロピオン酸といった有機酸に変わります。有機酸は善玉菌を増やし、腸内環境を整えてくれる効果を持っており、生活習慣病の予防効果が期待できます。

便秘は腸内環境の悪化と相互関係にありますので、善玉菌の増加は便秘解消と便秘予防の両方に効果があるといえます。

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