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ニキビで皮膚科治療を受けるメリットは?治療の種類と注意点まとめ

更新日:2016/12/09

ニキビでの皮膚科受診率を国際的に比較すると、日本ではかなり受診率が低いのが現状です。そのため「ニキビを治すには洗顔をたくさんすることが必要」「チョコレートを食べるとニキビができる」など、間違った認識でニキビを悪化させてしまう人も少なくありません。 皮膚科でのニキビ治療は、重症軽症に関わらず、ニキビを早く治すためには有効な手段です。今回は、ニキビで皮膚科治療を受けるメリットと治療の種類について、ドクター監修の記事で解説します。

ニキビで皮膚科治療を受けるメリット

重症のニキビだけが、皮膚科での治療対象というわけではありません。白ニキビや黒ニキビなどの軽い症状でも、適切な治療やケアを受けることで症状の悪化を防ぎ、より早くニキビを治すことができます。

また、ドクターのアドバイスを受けることで、ニキビの根本的な原因である毛穴を詰まらせる原因となる間違ったスキンケアや生活習慣、ホルモンの乱れなどを改善することができ、ニキビの再発リスクを低下させることもできます。

ニキビは皮膚疾患。自己流のケアで悪化させたり、治ってもニキビ跡を残してしまうことがないよう、早めに皮膚科を受診しましょう。

ニキビの皮膚科治療の種類1:外用薬の処方

ニキビの治療で主となるのが、外用薬による治療です。外用薬による治療には以下のようなものがあります。

抗生物質

白ニキビや黒ニキビが悪化した赤ニキビ(炎症が発生しているニキビ)には、原因菌であるアクネ桿菌を殺菌する抗生物質が含まれた外用薬が処方されます。以下のようなものがニキビ用治療に広く使われています。

  • アクアチムクリーム/アクアチムローション(ニューキノロン系抗生物質)
  • ダラシンTゲル、ダラシンローション(リンコマイシン系抗生物質)

抗生物質以外の外用薬

ニキビの根本的な原因は「毛穴が詰まること」です。この毛穴の詰まりを取り、また詰まりにくくする治療薬として、以下のようなものがあります。

  • ディフェリンゲル(アパダレン)
  • トレチノイン【保険適用外】

これらの治療薬は、できてしまったニキビに対して効果があるのみならず、肉眼では見えない毛穴の詰まり(微小面皰)や、角質層の過角化に対しても効果があります。

ニキビの皮膚科治療の種類2:内服薬

ニキビの内服薬としては、以下のようなものがよく処方されます。

抗生物質

ニキビの炎症が重度の場合、経口摂取で抗生物質を投与します。抗生物質には色々な種類がありますが、ニキビの治療に用いられる抗生物質は以下のようなものが一般的です。

  • ルリッド(マクロライド系抗生物質)
  • クラリス(マクロライド系抗生物質)
  • ミノマイシン(テトラサイクリン系抗生物質)

ホルモン治療

ストレスなどの影響で、相対的に女性ホルモンの分泌量が減り、皮脂腺を刺激する男性ホルモンの働きが強まると、ニキビができやすくなります。それを解決するため、以下のようなホルモン治療が行われる場合があります。

※ホルモン治療について詳しくは、『ニキビの皮膚科治療(5)ホルモン治療』をご参照ください。

ビタミン剤

ビタミン不足は、ニキビの原因になります。治療の一環として、皮脂の分泌量を調節したり、皮膚や粘膜を健全に保つなどの働きをする以下のようなビタミン剤が処方される場合があります。

  • ビタミンB2
  • ビタミンB6
  • ビタミンC

ニキビの皮膚科治療の種類3:クリニックでの処置

毛穴の中に詰まっている角質や皮脂などを取り除いたり、肌質の改善に繋がる処置が行われる場合があります。一般的によく行われる治療としては、以下のようなものがあります。

毛穴の詰まりを取り除く治療

毛穴に詰まっている内容物や、目に見えない段階の小さな毛穴詰まり(微小面皰)を取り除くことで、ニキビの悪化を防いだり、できてしまったニキビがより早く治ります。主な治療法には以下のようなものがあります。

その他の治療

重度の炎症が発生しているニキビや、クレーター状のニキビ跡の治療のため、患部に直接抗生物質やステロイド剤を注射する治療が行われます。また、他の治療との組み合わせたり、ニキビの根本的原因を取り除く目的で、以下のような治療が行われる場合があります。

レーザーは、アクネ桿菌の殺菌、上述の面皰圧出時にニキビにレーザーメスで穴を開ける、できてしまったニキビ跡のケアなどの目的で幅広く使われています。

特に男性は、シェービングによる刺激がニキビの原因となっていることがあり、髭を脱毛することでニキビが大幅に改善するケースがあります。

ニキビで皮膚科治療を受ける際の注意点

ニキビの根本的な原因は毛穴の詰まりですが、毛穴を詰まらせる要因は、間違ったスキンケアやストレス、食生活、ホルモンバランス、生活習慣、手でお肌を触る癖まで、多種多様です。

できてしまったニキビを治療すると同時に、ニキビの発生につながる生活習慣を改善する努力も行い、新たなニキビが増えてしまったり、一度治ったニキビが再発しないよう努力することが重要です。

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