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便秘を解消する食べ物(12)アップルペクチン

更新日:2017/08/22 公開日:2014/02/27

この記事の監修専門家

管理栄養士
宇佐美敦子先生

アップルペクチンは植物性の水溶性食物繊維

ペクチンは植物性の食物繊維で、アップルペクチンは、ペクチンの中でもリンゴに多く含まれる水溶性食物繊維です。

ペクチンは、よく食品添加物(増粘剤)として、ジャムやゼリーといった加工食品の粘度を上げる用途や、ヨーグルト飲料の乳タンパクを安定させる用途で利用されていますので、商品のパッケージで見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。

アップルペクチンは美容や健康の強力なサポーター

アップルペクチンには、健康に好影響を与える効果もたくさんあります。昔からリンゴは、「1日1個食べると医者を遠ざける」といわれているほど、健康によい食品だとされていますが、それはアップルペクチンの効果も大きな要因のひとつと言えるでしょう。

たとえば、アップルペクチンの効果としては、便秘解消、コレステロール値の低下、血糖値の上昇の抑制などがあります。さらに近年では、放射性セシウムの除去効果があるとしてより注目を集めています。

アップルペクチンで長期的にも短期的にも便秘対策を

アップルペクチンが便秘対策として有効な理由は、なんといっても整腸効果です。

慢性的な便秘の人では、腸内はかなり悪玉菌の強い状態となっているものです。腸内環境の悪さから便秘になることもあれば、便秘になったことで腸内環境が悪化するということもあります。いずにせよ、便秘と腸内環境は切っても切り離せない関係にあります。いかに腸内を整えるかが、便秘解消の鍵となっているわけです。

アップルペクチンは大腸に届き、善玉菌を増やす

アップルペクチンには、小腸で消化されずに大腸に届き、腸内の乳酸菌の餌となることによって、善玉菌を増殖させてくれる作用があります。腸内細菌は常に多数派がより優勢となる性質を持っているため、悪玉菌より善玉菌が増えれば、腸内環境は改善され、便秘の解消に繋がるのです。

また、アップルペクチンは、便の容積を増やしてくれる働きがあります。すると大腸への刺激が大きくなりますので、腸の運動を促進することになります。

いわばアップルペクチンは、便秘に対して長期的で根本的なアプローチと、短期的で即効的なアプローチの、両面からの効果を持っているということです。

アップルペクチンの効果的な摂取法

アップルペクチンは、リンゴの果肉以上に皮にたくさん含まれています。便秘への対策として食べる場合には、なるべく皮ごと食べるようにしましょう。より一層の効果が期待できます。

実はペクチンという成分そのものは、リンゴ以外に柑橘類からも抽出可能なものです。しかし、柑橘類ではなかなか皮まで食べるわけにはいきません。数あるフルーツの中でもリンゴのペクチンへの注目が高いのは、身近で入手しやすい食べ物であるという点と、皮ごと食べやすいという点が大きいのです。

皮が固くて苦手という人もいるかもしれませんが、心配にはおよびません。摺り下ろしたり、加熱してもアップルペクチンの成分は損なわれないからです。

皮ごと摺り下ろしたり、焼きりんごなどに調理すると食べやすく、アップルペクチンの力を存分に得ることができるでしょう。

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