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便秘に効果的な足のツボ

更新日:2017.09.11
公開日:2014.02.27
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この記事の監修者
名草整骨院 勤務 石川巌

東洋医学では、便秘改善・解消のための対策として、ツボを刺激してあげることが効果的だと言われています。便秘に効果的とされる足のツボと反射区について、その場所や指圧の仕方を、専門家監修の記事で詳しく解説します。

ツボ押しといえば足のツボ

ツボ押しといえば、最初に思い浮かぶのが足のツボではないでしょうか。人間の体には便秘に効果的とされるツボがたくさんありますが、足にももちろん便秘解消に役立つツボが存在しています。

特に足の裏は、指で刺激を与えることが簡単なので効果を感じやすいかと思います。また、悪い部分を指圧すると痛みやすいので、素人でもツボを見つけやすいというのも嬉しいところです。適度な刺激を与えてあげましょう。

便秘に効果的な足のツボ

原則的にツボは左右対称に位置しています。どちらか一方だけではなく、右足と左足の両方を同じように刺激してあげるようにしましょう。

便秘に効果的な足のツボ(1)厲兌(れいだ)

厲兌(れいだ)は足の第二指に位置するツボです。第二指の爪の横、第三指寄りの部分がこのツボで、胃腸が悪いと強く痛むため場所は非常にわかりやすくなっています。

ここは便秘のほか、むくみにも効果のあるツボです。また、狡猾、胃腸病変、過食の予防にも効果があるツボでもあります。

痛い部分を押しながら、つまみ上げるように持ち上げるとよいでしょう。あるいは、綿棒の先端部分を押し当ててぐるぐると回すのも効果があります。

便秘に効果的な足のツボ(2)足三里(あしさんり)

足三里(あしさんり)は、膝の皿から指4本分下がったあたりの足の外側にあるツボです。骨の縁のあたりがこれに当たります。

足三里は万能のツボだとされ、便秘以外にも体力増強やむくみなどに効果が期待できます。もちろん胃腸への効果が期待できることから、美容効果も期待できます。そのほか、胃腸を整えることで疲労・倦怠感の改善にも効果があります。

親指や中指を使ってグリグリとこねるように刺激してあげましょう。

便秘に効果的な足のツボ(3)三陰交(さんいんこう)

三陰交(さんいんこう)は、足首の内側付近にあるツボです。くるぶしから指4本分上にのぼったあたり、骨の後ろのくぼみがこれです。

三陰交は消化器、肝臓、腎臓といった内臓器官の働きを助けてくれるツボです。便秘のほか、生理痛や生理不順、むくみなどへの効果も期待できます。

左右の親指を重ねた状態で押し当てたら、力を込めるというよりも左右に動かすようなイメージで揉んであげましょう。

便秘に効果的な足裏の反射区

混同されやすいのですが、足の裏への刺激をするという共通点であるのが、足の裏の反射区を刺激するリフレクソロジーです。リフレクソロジーは足裏の反射区(ゾーン)を刺激し、足つぼマッサージは足裏にある反射点(ポイント)を刺激するというのがその違いです[1]。ツボへの刺激とあわせて行ってみましょう。

胃や腸といった排泄に関係する器官の反射区は、両足の土踏まずの周辺に集中しています。

親指の骨が横に出っ張っているあたりから土踏まずにかけての部分が、胃と十二指腸の反射区です。足の裏の中でもかなり硬い部分ですから、指の腹では押し負けてしまうかもしれません。手の指の関節を立てて強めに刺激するとよいでしょう。

土踏まずを取り囲むように、コの字型に位置しているのが大腸と直腸の反射区です。こちらも指の関節を使って押していきましょう。こすりつけるようにして刺激を与えるのも効果的です。

便秘に効果的なツボマッサージの注意点

揉む際に注意したいのは、マッサージ後の足が冷えないようにすることです。

足ツボの場合は片側ずつ刺激することになるため、どうしてももう一方の足は冷えてしまいがちなのですが、せっかくツボを刺激して血液の循環がよくなっても、すぐに冷えてしまったのでは台無しになります。

膝掛けやタオルなどを活用して保温に気を配るようにしましょう。

タイミングとしては就寝前にツボ押しをして、終わったらすぐに眠ってしまうのがおすすめです。

ご自身・ご家庭でいわゆるマッサージや指圧(ツボ押し)などをする際の注意点

  1. 1.マッサージや指圧などは身体に影響を及ぼす行為です。ご自身・ご家庭で行う場合は、部位の把握や力の加減が難しく、身体への影響には個人差があります。
  2. 2.病気やケガ、痛みがある場合は、マッサージや指圧などをするまえに医師の診断やアドバイスを受けましょう。
  3. 3.食後、飲酒時、妊娠中など、普段と異なる体調の際は、自己判断によるマッサージや指圧などは避けましょう。
  4. 4.マッサージや指圧などをしたことで体調が悪くなったり、痛みなどが出た場合は、すぐに医師に相談しましょう。また、症状が改善しなかったり悪化したりするようなら、医療機関を受診しましょう。

参考文献

  1. [1]日本リフレクソロジスト養成学院REFLE.
  2. “リフレクソロジーと足つぼマッサージの違い”
  3. 日本リフレクソロジスト養成学院REFLE.
  4. _http://www.refle.co.jp/column/?id=1486087687-220133_(参照2017-07-07)

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