筋肉の炎症により疲れやすく!女性に多い皮膚筋炎

更新日:2017/11/10 公開日:2014/05/14

膠原病

皮膚筋炎は何らかの原因で筋肉が炎症を起こし疲れやすくなる膠原病の1つで、女性に多く見られる傾向があります。発症すれば日常の動作も困難になる場合があります。症状や特徴、治療法についてドクター監修の記事で詳しくお伝えします。

板東浩先生

この記事の監修ドクター

医師
板東浩先生

皮膚筋炎とは?

皮膚筋炎は原因不明の皮膚の発疹と、筋肉の炎症をともなう病気です[1][2]。特に女性に多く見られる傾向があります。年齢での分布だと、5~15歳の子供と、40~60歳の成人で多く見られます。

皮膚筋炎の原因

残念ながら、皮膚筋炎のハッキリとした原因は解明されていません。しかし本来身を守るための抗体が、何らかの影響で自らを攻撃してしまう膠原病(自己免疫疾患)の1つだとされています。原因不明の難病のため、特定疾患に指定されています。

皮膚筋炎の症状

皮膚の症状

皮膚の症状の代表的なものは、まぶたに赤い皮疹が現れ腫れるというものです。また胸や首、腕、脚、手の甲や指、肘や膝などに赤い皮疹が出ることもあります。

筋肉の症状

多くの場合は筋肉に炎症が起こり、障害が現れます。疲れやすい、力が入らない、筋肉痛になるなどが代表的な症状です。一般的に、症状が急に起きて、数週間から数カ月をかけて重くなっていきます[1]。

場合によっては飲み込む力も衰えることもあるので、食事にも支障が出る場合があります。

皮膚筋炎の治療法

発病したら、筋肉の回復のためにはできるだけ早く治療する必要があります。主な治療は薬物療法となります。症状の状態によって、副腎皮質ホルモン剤や免疫抑制薬が使われます[2][3]。

また筋肉の回復や動作の不自由さを改善するためにリハビリテーションも必ず行います。内容や日数は症状によって異なるので、自己判断で無理な運動をすることだけは避けなければいけません。

参考文献

  1. [1]デニス・L・カスパーほか編. ハリソン内科学 第5版. メディカル・サイエンス・インターナショナル 2016; 2173-2175, 381-382
  2. [2]MedlinePlus. "Dermatomyositis" NIH. https://medlineplus.gov/ency/article/000839.htm (参照2017-10-10)
  3. [3]病気の解説(一般利用者向け) "皮膚筋炎/多発性筋炎(指定難病50)" 難病医学研究財団/難病情報センター. http://www.nanbyou.or.jp/entry/4079 (参照2017-10-10)

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