軽い衝撃でもアザができてしまう 老人性紫斑の原因

更新日:2017/05/16 公開日:2014/05/14

紫斑

老人性紫斑はその名の通り高齢者によく見られる病気で、皮下出血が原因で紫色の斑点のようなアザが生じます。人間の血管は年齢を重ねるごとに弱体化して脆くなっていきます。すると軽い衝撃が加わっただけでも皮下出血を起こしアザができるので注意が必要です。ここでは老人性紫斑の症状や原因、治療について詳しく解説します。

ヘルスケア大学参画ドクター先生

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老人性紫斑

老人性紫斑とは?

老人性紫斑は高齢者に多くみられる病気で、腕や手の甲、顔面に紫色をした斑点が生じます。これはその部分が皮下出血していることで紫色の斑点のように見えます。人間の血管は年齢を重ねるごとに弱体化して脆くなっていき、ちょっとしたことでも皮下出血を引き起こすようになるので注意が必要です。

老人性紫斑の症状

老人性紫斑病は衝撃や刺激を受けやすい腕や手の甲に赤や紫色の斑点が現れます。最初は赤や紫色だったものが、次第に黄色に変色する場合もあります。稀に軽い痛みを生じますが、ほとんどの場合痛みは伴いません。

老人性紫斑の原因

老人性紫斑は他の病気のように、症状を引き起こす特定の原因があるわけではありません。強いて言えば、単に年齢を重ねることで皮膚が薄くなり血管が脆くなるためと言えるでしょう。

年齢を重ねると血管を保護しているコラーゲンや脂肪組織が減少します。そのことで皮膚はだんだんと薄くなり血管を守れなくなります。

また血管自体も脆くなるので、わずかな衝撃が加わっただけでも皮下出血が生じます。その皮下出血が薄くなった皮膚から透けて見えるので紫色の斑点に見えるというわけです。

老人性紫斑の検査や診断

老人性紫斑であるかどうかは、出血傾向の有無を検査する必要があります。血小板機能が異常をきたしている場合や、凝固因子が減少すると出血傾向は現れます。その検査で異常が見つからなければ老人性紫斑と診断され、異常が見つかれば他の疾患の疑いがあるので、さらに詳しく検査する必要があります。

老人性紫斑の治療

老人性紫斑はほとんどの場合痛みを伴うことがないので、治療をせずに放置しがちです。もっとも自然治癒が見込めるものなので、放置していても問題はありません。しかし斑点の色が濃い場合や鈍い痛みを伴った場合は、患部を保護することが大切です。包帯を巻くと早い治癒が期待できます。

また皮下出血は鎮痛剤を服用することで、皮下出血とその痛みを和らげることができます。何らかの疾患でステロイドを使用している方は、皮下出血の症状を悪化させることがあるので、一旦使用を中止します。

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