眼症状を併発の可能性も?種痘様水疱症になってしまったら

更新日:2016/12/09 公開日:2014/04/30

物理・化学的皮膚障害

顔や手、耳などにかさぶたや水ぶくれのような丘疹がたくさんできた。その時は、種痘様水疱症の疑いがあります。日光の紫外線に多く当たることで症状が現れる光線過敏症の皮膚疾患です。軽度ならば怖い病気ではありませんが重症化することもあり、結膜炎・角膜炎・虹彩炎などの眼症状に進行する恐れがあるので油断できない病気の1つです。ここでは種痘様水疱症について詳しく解説します。

種痘様水疱症

種痘様水疱症とは?

種痘様水疱症は、小児期から発症しやすくなる皮膚疾患です。日光の紫外線に多く当たることで発症することから、光線過敏性の1つとされています。日光に照射された顔や手、耳などに水疱性で盛り上がった丘疹を生じます。進行するとかさぶたになり、痕を残します。

また種痘様水疱症の特徴として、症状が悪化するとその多くが結膜炎・角膜炎・虹彩炎などの眼症状を引き起こすとされていますので注意が必要です。また日光の紫外線が引き起こすので、誰にでも発症する可能性があり油断できない病気の1つと言えます。

種痘様水疱症の原因

種痘様水疱症の原因についてはいくつかの説があります。他の日光過敏症は遺伝性、代謝異常、アレルギー性などが考えられていますが、種痘様水疱症の場合には遺伝素因は通常考えられていません。原因は多岐にわたりますが、大きな誘因は日光に長い時間照射されることと言えるでしょう。

種痘様水疱症の症状

種痘様水疱症は主に顔や手、耳や下唇などの日光が直接照射される部分に多く発症します。最初は少し盛り上がった赤い斑点が現れ、丘疹へと変わります。その後はかさぶたを形成し傷跡を残します。発熱や倦怠感といった全身症状はありませんが、腔内アフタが生じる場合があります。

さらに種痘様水疱症の症状が進行すると、約3割の患者さんが結膜炎・角膜炎・虹彩炎などの眼症状を合わせて発症します。通常であれば経過が良い病気なので自然に症状が改善していきますが、激しい腫れや発熱などがある場合には重症化する恐れがあり、慢性活動性EBウイルス感染症という疾患を併発して治りにくくなります。

種痘様水疱症の治療

種痘様水疱症は通常であれば成長すると共に自然に症状が改善されていくので、特別な治療を施さなくても心配はいりません。しかし症状が重い場合には患部にステロイド外用薬を塗って治療を行います。

もしも種痘様水疱症になってしまったら日光の紫外線を避けて、肌の露出部分に照射されないように心掛けましょう。夏場は暑さに苦しみますが、極力長袖や長ズボンで肌を保護し、帽子を被るなどの対策が大切です。また遮光クリームの使用も効果的です。

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