ストレス過食の原因!セロトニン不足の原因と対処法

更新日:2017/09/14 公開日:2014/05/14

食欲のメカニズム

過食やストレス太りは、精神を安定させる物質である「セロトニン」が不足しているために引き起こされることもあります。このページでは、脳内からセロトニンが足りなくなってしまう原因やその対処法について、ドクター監修のもと詳しく解説しています。

ストレス過食の原因

セロトニンが不足すると心身両面に不調が出やすい

セロトニンは、脳の機能を安定させるために重要な役割を担っている神経伝達物質のひとつです。近年は、健康情報番組などでも頻繁にこの名前が登場するので聞き覚えがあるという人も多いことでしょう。

一般的にセロトニンは、うつ病や不眠との関係から紹介されています。脳内のセロトニンは、意欲の神経であるドーパミンや不安を感じさせるノルアドレナリンといった脳内物質をコントロールする役割を担っています。ですから、セロトニンが適切に働くことによって精神のバランスが保たれるというわけです。

逆にいえば、セロトニンが不足すると心身にさまざまな不調が出るということでもあります。

過食もセロトニン不足から引き起こされることがあります。食べたくないのについつい食べ物に手が伸びてしまうという場合には、セロトニン不足を疑ってみる価値があるでしょう。

セロトニン不足による悪循環に注意

過食の原因としてはストレスによるものがよく知られていますが、実はセロトニンとストレスには深い関係があります。

セロトニンが不足してしまう主な原因は、心身両面でのストレスなのです。精神的な負荷がかかる環境にいたり、疲労が溜まりすぎていたりすると、セロトニンを生み出すセロトニン神経が弱くなってしまうためです。

セロトニン不足のせいで精神が不安定になると、またしても心身に大きなストレスを感じることになり、さらにセロトニンが足りなくなってしまいます。ひとたびこの悪循環に陥ってしまうと、抜け出すことは容易ではありません。

この悪い連鎖を断ち切るためには、生活からストレスの元を取り除くことが求められます。とはいえ、現代人のライフスタイルではストレスと無縁の生活というのはなかなかできるものではありません。ストレスを発散するために暴食をしてしまうのであれば、ダイエット成功への道はまた遠くなってしまいます。

※ストレスと過食の関係について詳しくは、『ストレスによる過食の原因と対処法』もあわせてご参照ください。

セロトニン神経を鍛えてセロトニンを増やす

セロトニン不足の解消には、弱ったセロトニン神経をまた鍛えてあげることが必要です。セロトニン神経はもともと、朝起きてから活性化し、夜になると休むという性質を持っています。その特性を生かして、活性化させるためのスイッチを押してあげましょう。

太陽光に当たる

よく、精神的に不安定になっているときには太陽に当たるのが良いと言われます。これは迷信ではなく、しっかりと科学的根拠のある対処法です。

ポイントは網膜です。網膜から太陽の光を入れると、身体が朝だと認識して、セロトニン神経が活性化されるのです。時間としては30分程度で充分です。あまりじっと太陽を見ると目を痛めるおそれがありますので、注意しましょう。

規則性のある運動

規則性のあるリズミカルな運動も、セロトニン神経を活性化させてくれます。具体的には、ウォーキングやジョギングが有効です。脂肪を燃焼させるだけでなく過食の原因まで断つことができるのですから、これらの運動がダイエットに良いというのも頷けます。

また、ヨガや太極拳の呼吸法も有効です。ゆっくりと腹筋を意識しながら吐き出す呼吸法は、身体本来の力を引き出してくれるでしょう。

人とのふれあい(グルーミング)

グルーミングとは、動物における毛づくろいのことです。人間の場合は、仕事のあとにリラックスした状態で人とふれあうことがこれに該当します。

仕事後に人とのふれあいを持つことで、身体にオンとオフを理解させることができます。するとセロトニン神経も、活性化すべきタイミングと休むべきタイミングとを思い出すので、本来の働きを取り戻すことに繋がります。

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