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どんな効果がある?お肌に塗るヒアルロン酸

更新日:2017.09.14
公開日:2014.05.01
ドクター画像
この記事の監修者
西麻布ヒフ・形成外科 院長 藤井佳苗

肌の保湿はスキンケアの基本。ヒアルロン酸入りの化粧品を直接肌に塗ることで、表皮の角質での水分保持が期待でき、保湿効果を得られます。ここではドクターによる監修で、ヒアルロン酸を肌に塗った場合の働きや効果を紹介します。

ヒアルロン酸

たった1gで6000mlの水分を保持できると言われているヒアルロン酸は、その特徴から保湿成分として多くの化粧品に配合されています。

このヒアルロン酸は、元々は眼球の中のガラス体成分として発見されたと言われています。身体の中で皮膚や筋肉、軟骨を構成する主成分になっていて、細胞と細胞同士を繋ぎ合わせてくれる人にとって大切な成分なのです。そのテクスチャーは意外にも粘性が高く、ネバネバしています。

では、このヒアルロン酸を肌に塗った場合、どのような働きをしどのような効果をもたらしてくれるのでしょうか。

ヒアルロン酸を含む化粧品の働き

肌の中ではヒアルロン酸は真皮に元々備わっており、肌の弾力保持に役立っているのですが、加齢と共に減少していきます。ただ化粧品に含まれているヒアルロン酸自体は分子が大きい(高分子)ため、肌に塗っても表皮の1番外側にある角質層に留まってしまい、1番届かせたい真皮までは届かないのが現実です。

では、なぜ化粧品にヒアルロン酸が配合されているのでしょうか?それはヒアルロン酸が角質層の水分を抱え込み、それ以上の水分の蒸散を防いでくれることが期待できるからです。

また最近では、浸透性の高い低分子のヒアルロン酸やフリーズドライで作られた無水ヒアルロン酸といったものも開発されていますので、化粧品を選ぶ時には注意してみるといいですね。

ヒアルロン酸の化粧品による効果

ヒアルロン酸配合の化粧品から期待できる効果は、その保湿力による小ジワ(ちりめんジワ)の予防や改善、肌のバリア機能のサポートなど美肌を目指すための大切かつ基本的なことです。

まずは全てのスキンケアの基本となる保湿効果を、ヒアルロン酸で実感してみてください。

皮膚内でのヒアルロン酸の生成メカニズムについて知りたい方は、「ヒアルロン酸の皮膚内での働きと生成のメカニズム」をご覧ください。

また、その他に水分保持機能があるセラミド配合のスキンケアについて詳しく知りたい方は、「セラミド配合化粧水の正しい選び方・使い方」や「セラミド配合美容液の正しい選び方・使い方」をご参照ください。

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