金属アレルギーの原因と対処法

更新日:2017/07/24 公開日:2014/04/30

湿疹・皮膚炎

金属アレルギーは、かゆみなどが生じてとてもつらいもの。ときには硬貨や鍵まで握れなくなってしまう場合もあるといいます。ここではドクター監修の記事のもと、金属アレルギーの原因や症状などについて詳しく解説します。

ヘルスケア大学参画ドクター

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金属アレルギー

金属アレルギーの原因

金属アレルギーは、金属性のアクセサリーやブレスレットなどを身につけているうちに、汗などの体液に触れることで、金属が溶け出し、体内に入り込みます。体内の免疫によって、金属から溶け出したイオン成分が異物として判別され、アクセサリーなどを身につける皮膚に、かぶれやかゆみなどの症状が起こることを言います。

特にピアスは、直接血液に触れるため、金属アレルギーの症状が出やすいといわれています。男性に比べて女性は、アクセサリーなどの金属を身につける頻度や時間が比較的多くなる傾向にあります。

金属アレルギーの症状

金属アレルギーの症状には大きく分けて2種類の症状があります。金属接触アレルギーと全身型金属アレルギーです。この2つの症状について理解しておきましょう。

金属接触アレルギー

金属接触アレルギーは、ネックレスやピアスなどが直接皮膚に触れることで、かぶれの症状が起こります。原因は、先述しました汗などにより体内に溶け出した金属がイオン化することで、普段見につけている部分にかゆみや発疹などのかぶれが起こるようになります。また、金属と皮膚との接触が続くと慢性化するおそれもあります。

全身型金属アレルギー

全身型金属アレルギーは歯科金属や食品などに含まれる金属が、体内に吸収され汗として皮膚から分泌されることで発症します。金属接触アレルギーとは異なり、汗をかきやすい手のひらや足底に多くみられることが多いです。

金属アレルギーを起しやすい金属

金属アレルギーを起こしやすい金属は主にコバルトや水銀、ニッケル、クロムなどの金属です。特にニッケルは効果やピアスやネックレスなどの金具に使われていて、日常で触れる機会が多い金属です。そのため金属アレルギーの症状を引き起こす可能性が高いとされています。

金属アレルギーの予防

金属アレルギーの症状が一度出てしまった場合は予防策として、金属パッチテストを行ない、どの金属がアレルギー反応を起こすかどうか調べる方法があります。ピアスやネックレス、また歯科医で歯科金属を使用する場合、パッチテストの検査から、アレルギーを起こしやすい金属を除外することで、皮膚トラブルを少なくできます。

汗を多くかく時期などは、アクセサリーをこまめに外し、長時間の接触を避けることも大切です。また、歯科金属が溶け出さないよう、口内を清潔に保つことも金属アレルギーの予防につながります。

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