金属アレルギーの原因と対処法

更新日:2016/12/09 公開日:2014/04/30

湿疹・皮膚炎

誰しも素敵な洋服やアクセサリーを身につけて、オシャレをしたいもの。特にアクセサリーは外見を華やかに見せてくれるので、女性としては必需品です。しかし心配なのが、金属が肌に触れて起こる金属アレルギー。かゆみなどが生じてとても辛いものです。時には硬貨や鍵まで握れなくなってしまうこともあります。ここでは金属アレルギーの原因や症状、女性に多い理由について詳しく解説します。

金属アレルギー

金属アレルギーの原因

金属アレルギーは金属と汗などが反応して発症します。金属は汗などの体液に触れると溶け出す性質があり、それがイオン化して身体のタンパク質と結びつくとアレルギー源となり、かゆみやかぶれなどの症状が起こります。

主にピアスなどのアクセサリーは、金属アレルギーの原因として約8割を占めています。特にピアスを初めて着用する時は非常に危険です。ピアスは直接血液や体液に触れるので、症状が生じやすいです。また安いピアスにはイオン化しやすい金属が使われているケースが多いので発症の確率が高くなります。

金属アレルギーの症状

金属アレルギーの症状には大きく分けて2種類の症状があります。金属接触アレルギーと全身型金属アレルギーです。この2つの症状について理解しておきましょう。

金属接触アレルギー

金属接触アレルギーは、主にかぶれの症状が起こります。金属が直接皮膚や体液に触れると溶け出してイオン化します。そして体内に侵入し、再度同じ場所に金属が触れるとかゆみや発疹、水泡などのかぶれの症状を起こします。慢性化すると非常に治療が困難になります。

全身型金属アレルギー

全身型金属アレルギーは歯科金属や内服薬、食品に含まれる金属が体内に侵入することで発症します。口の粘膜や腸から吸収された後、汗として皮膚から分泌すると症状が現れます。金属接触アレルギーとは違い、全身から汗と共に出てくるので手の平や足底に多くみられる症状です。

金属アレルギーを起しやすい金属

金属アレルギーを起こしやすい金属で代表的なのがニッケル、コバルト、水銀、クロムといわれる金属です。特にニッケルは加工しやすい金属であるため、安価なアクセサリーに多く用いられています。ピアスやネックレス、腕時計やブラジャーの金具などに使われており、日常の中で長時間肌に触れる状態にあります。そのためアレルギー反応を起こす頻度が高く、金属アレルギーの最も多い原因の1つと言えるでしょう。

金属アレルギーの予防

金属アレルギーは1度なってしまうと、多くの場合はずっとその体質は変わりません。金属アレルギーになる前に予防することが大切です。まずしなければならないのは、肌に優しい材質のアクセサリーを選ぶことです。ニッケルが使われている製品はできるだけ避け、金や銀、プラチナやチタンなどの安全性を考慮した材質のアクセサリーを選びましょう。

また汗を多くかく場合は、極力アクセサリーを外すように心掛けることも大切です。夏場は特に多くの汗をかきますので、金属にできるだけ触れないようにしましょう。

皮膚だけでなく、口内のケアもとても大切です。特に歯科金属をつけている場合は、金属が口内で溶け出さないように清潔に保つことがとても重要です。

女性は特に注意が必要

男性に比べて女性は、アクセサリーなどの金属を身につける頻度や時間が比較的多くなります。そのため金属アレルギーは若い女性の約2割、患者の大半が40代の女性だと言われています。

金属が直接触れる部分だけでなく、重症化すると手の平や足底にも辛い症状が現れ、小銭や鍵にも触れることができなくなることがあるので注意が必要です。

この病気・症状の初診に向いている科 皮膚科

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