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抗酸化成分・食品(3)ビタミンB群の効果と効率的な摂取法

更新日:2016.12.09
公開日:2014.05.01
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この記事の監修者
大森真帆麻布十番クリニック 院長 大森真帆

皮膚と粘膜の成長と代謝を助けるビタミンB2や、ホルモンバランスを整える効果のあるビタミンB6など、ビタミンB群はお肌の健康と深い関わりがあります。このページでは、ビタミンBのもつ美白・シミ対策効果についてドクター監修のもと詳しく解説しています。

ビタミンB

ビタミンBは全部で8種類

ビタミンBは8種類の水溶性ビタミンの総称です。ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチンをまとめて、ビタミンB群やビタミンB複合体などと呼んでいます。なかでも美白・シミ対策と深い関わりがあるのは、ビタミンB2とビタミンB6です。

ただしビタミンB群はそれぞれ異なる働きを持っており、互いに助け合うことで身体の健康を保っているビタミンです。全てがお肌と直接関係するわけではありませんが、代謝とも深い関わりがありますのでバランス良く全種類を摂取するとより効果的です。

美白・シミ対策に有効なビタミンB

ビタミンB2は美容のビタミン

ビタミンB群の中でも、特に美容と深い関係にあるのがビタミンB2(リボフラビン)です。炭水化物、タンパク質、脂質の代謝を促す働きを持っており、皮膚や粘膜の成長を助けています。

ビタミンB2が欠乏すると、肌荒れが起きやすくなったりニキビの原因となったりします。こうしたお肌のトラブルは皮膚に炎症を起こさせますので、メラニン色素の産生が進んでシミの元となります。

ビタミンB2は人間の腸内でも作られていますが、水溶性のため、すぐに体外へ排出されてしまい蓄えることはできません。食事やサプリメントなどで毎日摂取することが大切です。

ビタミンB6はホルモンバランスを整える

ビタミンB6(ピリドキシン)は、女性ホルモンの1つであるエストロゲンの代謝と関係があります。ビタミンB6を充分に摂取しておくことでホルモンバランスを整え、女性特有のトラブルを和らげることができます。

ホルモンバランスの乱れは肌荒れなどのトラブルの元ですから、シミの発生に繋がりやすくなります。また月経前症候群(PMS)によるイライラやストレスなどは活性酸素を増やしますので、やはりこちらもシミの原因となります。

ナイアシンは皮膚の生まれ変わりを助ける

ナイアシンもお肌の健康と深く関わっているビタミンBです。DNAやホルモンを作る働きを持っているため、細胞の新陳代謝をサポートしています。ナイアシンが不足すると皮膚や粘膜にトラブルが出てしまいます。

皮膚の炎症が長期化するとシミの元となりますから、お肌の健康を保つためにはナイアシンが欠かせません。ナイアシンは体内で合成することが可能ですが、その際にビタミンB1、B2、B6を必要としますので、やはりビタミンB群はバランス良く摂ることが大切です。

ビタミンB1とパントテン酸はストレスに効く

ビタミンB1は脳にエネルギーを与えてくれるビタミンです。神経機能の働きを正常化させる作用がありますので、あらゆる生活活動に関わってきます。一方パントテン酸には、ストレスに対する抵抗力を高める効果があります。

これらのビタミンが欠乏するとイライラしやすくなります。ストレスは活性酸素を増加させる原因の1つですから、シミを予防するためにはストレスを緩和させることも重要です。

ビタミンBを多く含んでいる食品

ビタミンB2

豚肉、納豆、アーモンド、レバー、牛乳、ヨーグルト、ウナギ、ドジョウ、サンマなど

ビタミンB6

レバー、サンマ、マグロ、鰹、大豆製品、卵、ニンニクなど

ビタミンB1

玄米、胚芽精米、大豆、ピーナッツ、ニンニク、レバー、豚肉など

ナイアシン

レバー、カツオ、サバ、タラコ、マグロ、豆類、緑黄色野菜など

パントテン酸

納豆、卵、ウナギ、イクラ、たらこ、レバー、鶏肉、きのこ類など

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