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アトピー肌の化粧品選び(11)シャンプー

更新日:2016.12.15
公開日:2014.05.01
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この記事の監修者
赤坂ビューティークリニック 院長 青山秀和

アトピー性皮膚炎の地肌は、乾燥によるかゆみやフケが出やすい状態です。このような地肌には、どのようなシャンプーが合うのでしょうか。ここでは、ドクター監修の記事で、アトピー肌の正しいシャンプーの選び方を説明します。

アトピー肌の化粧品選び(11)シャンプー

アトピー性皮膚炎の頭皮の状態は?

顔の肌と同じように、頭皮も皮膚の一部です。頭皮の皮脂腺は顔のTゾーンの2倍といわれ、全身のなかでも皮脂が多い部位になります。しかしアトピー性皮膚炎で全身が乾燥しているような方は、頭皮にも乾燥やかゆみ、湿疹、フケなどのトラブルが発症することがあります。

アトピー肌に合ったシャンプーとは

アトピー性皮膚炎の症状がある頭皮はバリア機能が低下しているため、シャンプーに含まれる界面活性剤や添加物が頭皮に浸透しやすい状態。そのため、かゆみなどのトラブルが起きやすくなっています。

シャンプーは合成界面活性剤や余計な添加物の入っていない、無添加の石鹸を使用しましょう。

無添加の石鹸にも色々と種類がありますが、アトピー肌のオススメなのは、「コールドプロセス」という製法で作られた固形の石鹸です。

コールドプロセス製法とは

石鹸にこだわっている方であればご存知かと思いますが、石鹸の作り方には、石鹸の材料を高温で加熱して作る「ホットプロセス」と、低温で作る「コールドプロセス」があります。

コールドプロセスで作られた石鹸は、ホットプロセス製法では抜けてしまうグリセリンなどの保湿成分を含み、洗浄力がマイルドなので、シャンプーとして使用しても、頭皮から過度に皮脂やうるおいを奪ってしまうことがありません。毎日でも、安心してシャンプーすることができます。

石鹸シャンプーのポイント

特に髪の毛が長く、カラーやパーマで髪質が傷んでいる場合は、石鹸シャンプーをするとゴワゴワしてブラシが通らなくなることがあります。慣れないうちは、石鹸での洗髪をやめようかと思うかもしれません。

しかし、適切なやり方で石鹸シャンプーを続けると、頭皮と髪の健康が徐々に戻ってきます。石鹸シャンプーの効果的な洗い方をまとめましたので、ぜひ試してみてください。

(1)ブラッシング

シャンプー前によくブラッシングします。乾燥が気になる場合は、ブラッシング後に化粧オイル数滴を頭皮や髪の毛につけ、保護しておきましょう。

(2)お湯での素洗い

手で頭皮をもみ込むようにして、シャワーのみで汚れを十分に洗い流します。

(3)予洗い

石鹸を手でしっかり泡立て、泡を頭皮に軽くすり込むようにしてさっと洗い、一旦すすぎます。

(4)本格洗い

再度石鹸をしっかり泡立て、あくまでも優しく、「泡を頭皮に乗せてなじませる」というイメージで洗ってください。あまり長い時間かけて洗ったり、しっかり洗おうと頭皮をゴシゴシこすると、頭皮の角質層が傷んでしまいますので、気をつけてください。

(5)すすぎ

石鹸が頭皮や髪の毛に残らないよう、しっかり洗い流します。

(6)リンス

髪が長かったり、きしみが気になる場合は、クエン酸を溶かしたお湯を髪にかけ、アルカリを中和して洗い流します。

頭皮も同じ皮膚の一部です。顔と同じくお肌にできるだけ刺激にならない石鹸を選び、正しくケアを行いましょう。

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