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ニキビ跡の色素沈着の原因と自宅・皮膚科での治療方法

更新日:2017/11/24 公開日:2014/05/01

ニキビ跡のシミやくすみは、色素沈着が起きている証拠です。ここでは、シミやくすみの原因とケアの方法を見てみましょう。

ニキビ跡の種類

(1)炎症による赤み(ヘモグロビン)

赤みのあるニキビ跡は、炎症のダメージによるものです。炎症が起こった患部には、傷を治すために毛細血管がたくさん作られます。毛細血管が集まることで、そこだけ血液の色素(ヘモグロビン)が強くなり、それが透けて表面から見えやすくなっているのです。赤みは時間の経過とともに改善されることが多いですが、気になる場合は皮膚科専門医にご相談ください。

赤みについての詳細は、『ニキビ跡の赤みの原因と改善方法』をご覧ください。

(2)茶色いシミとして残る色素沈着(メラニン)

茶色っぽいくすみやシミとして残るニキビ跡は、メラニンが原因となっています。ニキビの炎症によって肌がダメージを負うと、表皮の基底層に存在するメラノサイトが活性化し、メラニンを大量に生成します。炎症が重度の場合には、このメラニンが真皮層まで落ちていってしまい、なかなか消えない色素沈着となります。

本内容では、この茶色い色素沈着のニキビ跡についてご紹介します。

(3)凹凸が残るクレーター

重い炎症のニキビは、アクネ菌が周辺組織を破壊しながら増殖し続けているためにできます。炎症をそれ以上広げないために、白血球が皮膚細胞を壊して食い止めます。これが真皮で起こると均一な肌の再生が難しくなり、強いダメージを受けた部分が瘢痕、いわゆるクレーターとなって残るのです。

クレーターは正式な医学用語ではありませんが、形状によっていくつかの種類に分けられ、その種類ごとに改善方法が違ってきます。クレーターについての詳細は、『クレーター状のニキビ跡メカニズムとセルフケア、皮膚科の治療とは』をご覧ください。

(4)しこり

重度の化膿や炎症を同じ場所でくりかえすと、真皮にまでおよんだダメージが肌の再生機能を乱し、過剰にコラーゲン線維を生成します。それが硬化してしこりになることがあるのです。しこりは、堅く盛り上がるだけで痛みやかゆみはともないません。しかし、赤みを帯びたり、白っぽくなって目立つことがあります。あごのラインにできることが多いのも特徴です。

しこりについての詳細は、『ニキビ跡のしこりの原因と改善方法』をご覧ください。

(5)ケロイド

体質によっては、まれにニキビ跡が赤く盛り上がり、やけど跡と同じように光沢を帯びたケロイド状になる場合があります。原因はしこりと同様、深部にまで達したダメージです。肌の再生機能が混乱し過剰に細胞を生成するため、赤みや盛り上がりのあるケロイドになるのです。

ケロイドについての詳細は、『ケロイド状のニキビ跡の原因と改善方法について』をご覧ください。

ニキビ跡の黒ずみや茶色い色素沈着ができる原因

ニキビ跡が茶色っぽいシミになるのは、肌で生成されたメラニンが原因です。では、このメラニンはなぜ作られるのでしょう。

炎症で色素沈着が起こるメカニズム

ニキビでアクネ菌が繁殖して炎症が起こると、肌はアクネ菌を殺菌して鎮めるために活性酸素を生成して対抗します。アクネ菌から肌を守るために作られる活性酸素は、アクネ菌と同時に肌の細胞も攻撃する性質を持っています。よって、活性酸素が発生すると、肌を活性酸素から守るために分泌されるホルモンがメラノサイトを刺激し、メラニンが大量に作られてしまいます。

これは、肌に有害な紫外線を浴びた時、肌がメラニンを生成して紫外線をブロックし、奥深くへの浸透を防ぐのと同じしくみです。シミやソバカスの原因になることであまりよい印象のないメラニンですが、実は私たちの肌を守るために大切な色素でもあるのです。

色素沈着を隠す化粧品を使ったセルフケア方法

メラニンによる色素沈着は、美白成分が含まれる化粧品を上手に使えば目立たなくすることができます。まずは、美白化粧品の種類とその使い方を簡単にご紹介します。それを理解したうえで自分の肌質に合う化粧品を選び、セルフケアを始めましょう。

ハイドロキノンなどの美白成分とは?

美白化粧品とは、美白成分の配合された基礎化粧品のこと。色素沈着を軽減するには、毎日使う化粧水や乳液に美白成分が配合されたものを選ぶようにすることが大切です。また、気になる部分には、より濃厚な美白成分の入った美容液やクリームをポイント使いするのも効果的です。

美白化粧品と一緒に使いたいピーリング化粧品

美白成分は、すでにできてしまった色素沈着を改善したいのか、それとも現在あるニキビの色素沈着を予防したいのか、あるいは両方の効果を求めるのかで選ぶものが違います。色素沈着の改善と予防、両方の効果を備えている成分は、たとえば「ビタミンC誘導体」や「ハイドロキノン」です。

美白化粧品に含まれる成分の種類などについては、『ニキビ跡を治したい!どのように化粧品を選ぶべき?』で詳しく解説しています。

スキンケアで使えるピーリング化粧品

美白成分と一緒に使うことでシミをより効果的に改善できるものが、ピーリング化粧品です。酸性の薬剤を使って古い角質を溶かすピーリング化粧品には、ターンオーバーを促進すると同時に美白成分の浸透を助ける働きがあります。

それでは、セルフケアで使えるピーリング化粧品の種類について紹介します。

セルフケアで使えるピーリング化粧品

ピーリング化粧品にはジェルや洗顔料、化粧水などがあり、いずれも酸性のピーリング成分(主にグリコール酸やフルーツ酸などのAHAや、サリチル酸などのBHA)を含みます。

ピーリング化粧品を使う時の注意

使いすぎるとかえって肌にダメージを与えることがあるので、注意が必要です。使用する商品に書かれている推奨使用頻度を目安に使用をしてください。また、目の周りなど、角質層が薄い部分に付着しないように注意してください。

ピーリング化粧品を使った後は、余分な角質が除去されて角質層が薄くなっています。そのため、美白とともに保湿もしっかり行うようにしましょう。また、角質によるバリア機能が下がった状態になるので、日焼け止めクリームや帽子で紫外線対策を万全にする必要もあります。

色素沈着の病院での治療

即効性が期待できるレーザー・光治療

色素沈着タイプのニキビ跡には、肌の表面を削らないタイプの治療がおすすめです。複数回の治療が必要となります。この治療については、光治療、IPL、フォトフェイシャル、ライムライトなど、さまざまな表現があります。これはクリニックによって使用する機器が異なるためです。

顔全体に照射した場合の料金は、2万5千円~8万円程度とバラつきがあります。治療費など不安なことがある場合は、受診前にクリニックへ問い合わせてみるとよいでしょう。

なお、レーザー・光治療によるニキビ跡の治療については『ニキビ跡を改善するレーザー・光治療の種類』で詳しく解説しています。

処方薬

ニキビ跡の色素沈着には、ハイドロキノンが処方されることがあります。ハイドロキノンは、非常に強い漂白作用のある成分です。その強さは、別名「肌の漂白剤」と呼ばれるほど。医師の診断によって使用量や使用回数を決め、自宅でのスキンケア後、色素沈着している部分に薄く塗ります。使用量やハイドロキノンの濃度によっては、かぶれや赤みなどのアレルギー反応や、「白斑(はくはん)」という一部の色素が抜ける症状が出る可能性があるため、注意が必要です。

ハイドロキノンが色素沈着を除去するメカニズムなどについては『ニキビ跡の薬(1)ハイドロキノン』で詳しく解説しています。

ニキビ跡の色素沈着は自宅でセルフケアか皮膚科へ

ニキビ跡が色素沈着のみの場合、長期的にセルフケアをすれば少しずつ薄くなるでしょう。しかし、色素沈着が肌の奥の真皮まで達してしまった場合は、セルフケアで太刀打ちするのが難しくなります。皮膚科専門医のいる病院で診てもらいましょう。早めに受診すれば、ニキビ跡はきれいに治ることがほとんどです。

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