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ニキビ跡の薬(2)ディフェリンゲル

更新日:2016/12/09 公開日:2014/06/01

ディフェリンゲルとは

ニキビ治療の外用薬である、ディフェリンゲルについてご紹介します。

ディフェリンゲルは商品名で、アダパレンという薬品を0.1%含有するニキビ治療薬です。アダパレンとは、美容皮膚科でよく使われるビタミンA 誘導体のレチノイドと非常によく似た働きをする成分です。

レチノイドは高い効果がある反面、高価なのが難点ですが、そんな中でディフェリンゲルが2008年に厚生労働省によってニキビ治療薬として認可され、健康保険適用になったのです。皮膚科専門医で処方できる画期的なニキビ治療薬の誕生でした。

ニキビ跡には効果があるの?

ディフェリンゲルは「ニキビ跡の治療に使われる」と思われがちですが、これは間違いです。基本的に承認されているのは“ニキビの治療”になります。早い段階からニキビの治療をきちんと受けていれば、ニキビ跡になることを予防できます。

ニキビを改善するメカニズム

ディフェリンゲルはどのように作用するのでしょう。

(1)角質増殖を抑える作用

主な作用は、毛穴を塞ぐ角質ができるのを抑制する働きです。これにより色々な段階のニキビに対応できるのが特徴です。

(2)初期ニキビに作用

目に見えない毛穴の詰まりが起きた状態(微小面靤)に作用してニキビの進行を防ぎます。

(3)お肌全体のニキビが減少

まだ炎症が起きていない白ニキビや黒ニキビ(面靤)にも作用して炎症化を防ぎます。また炎症を起こしたニキビの進行を防ぐ効果もあるので、結果的に様々なタイプのニキビの減少効果が見られます。

使い方の注意点とは

このお薬は、お肌が乾燥するだけでなく皮がむけて赤くなったり、ヒリヒリとした刺激やかゆみ、痛みを伴います。

治療開始後、一週間程度で上記の随伴症状が現れることが多く、2週間後くらいから少しずつ治まってきます。ニキビが減少してきたと実感するまでに時間がかかる場合がありますが、随伴症状を経てゆっくりとニキビが改善することを理解し、焦らず治療をしていくことが大切です。

随伴症状の出方や効果の出現時期などは個人差があります。不安に思うことがあっても自己判断で中止をしないで、医師に相談しましょう。高い効果が得られる反面、間違った使い方には注意が必要な薬ですのできちんと専門医の診察を受け、使用量や使用回数の指導を受けることが重要です。

また日光に当たると害になる光毒性がありますので、夜間に使用する必要があります。

次の使用上の注意点はしっかり守りましょう。

  • 原則として1日1回夜だけ、顔にのみ(目や唇などは避ける)に使用
  • 使用中は肌のバリア機能が低下しているため、日焼けを避ける
  • 肌が乾燥するので化粧水や保湿剤など通常のスキンケアと併用し、しっかりと保湿
  • 胎児に悪影響が及ぶ可能性があるため妊娠中の使用は厳禁
  • 授乳中や12才未満の小児は使用不可

あくまでも専門医の指示に従って使用してください。

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