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プラセンタは危険?安全性や副作用について

更新日:2017/06/12 公開日:2014/06/01

プラセンタ(胎盤エキス)に副作用や危険はある?

プラセンタは英語で「胎盤」という意味ですが、哺乳類の胎盤から有効成分を抽出した胎盤エキスのことを、一般的に「プラセンタ」と呼んでいます。

母体と胎児を結ぶ胎盤は、1個の受精卵をわずか10ヶ月で約3000gの赤ちゃんに育て上げる、驚くべき機能を持った臓器です。

胎盤には、アミノ酸やタンパク質、脂質、糖質などの栄養素と、身体の働きを活発にするビタミン・ミネラル・核酸・酵素といった生理活性成分、細胞の新陳代謝を促す成長因子など、胎児の成長に欠かせないあらゆる栄養素が含まれています。

プラセンタの摂取には「注射」「経口摂取」「塗布」の方法がありますが、ここでは経口摂取に注目して、その安全性や副作用について見ていきます。

プラセンタの錠剤やサプリメントの安全性は?

プラセンタのうち、人の胎盤を原料とする「ヒトプラセンタ」は医療機関でしか使用できません。そのため、市販のサプリメントやドリンクに使用されているのはブタやウマの胎盤から抽出されたエキスになります。

ヒトプラセンタの安全性

医療機関で処方される「ヒトプラセンタ」の錠剤は、国内の病院において正常分娩で出産した人間の胎盤を使っており、厚生労働省の認可が下りたごく限られた製薬メーカーの厳重な管理のもとで生産されています。

使われる胎盤は、妊娠入院時の複数回の血液検査により、肝炎やHIVなどのウイルスがないかを厳密にチェックされます。また、胎盤中の血液は特殊な高圧蒸気滅菌等により100%除去。たんぱく質はアミノ酸まで分解されるため、いわゆる狂牛病の異常プリオン(感染性のあるたんぱく質)の心配はもちろん、ステロイドホルモンも存在しないと言われています。

医療機関で取り扱うヒトプラセンタにおいて感染症が伝播したという報告は、国内外において一例もなく、安全性は極めて高いと考えられます。

ブタ・ウマプラセンタの安全性

サプリやドリンクなど、市販の健康食品に含まれるプラセンタの原料は主に豚由来の「ブタプラセンタ」ですが、最近は馬由来の「ウマプラセンタ」を使った商品も増えています。以前はウシもありましたが、狂牛病との関係で現在は使われていません。

ブタやウマの胎盤は、十分な健康管理・衛生管理体制を持つ農場から仕入れられ、どのメーカーもかなり厳しい自社基準を設けて感染症などの有無を検査しています。熱による不活化工程を経て、高い品質・安全性を保った製品が作られています。

なかでも「SPFプラセンタ」は安心度が高いと言われています。これは、日本SPF豚協会が認定する特別な管理体制の農場で育てられた「特定の病原体や寄生虫を持たないクリーンなSPF豚」の胎盤を使ったものを指します。

原料が衛生的であれば滅菌処理などの工程を省くことができ、製造過程で失われてしまう有効成分の量を減らさないというメリットがあるそうです。

一方のウマは、ブタよりも体温が高いため寄生虫などの心配が少ないと言われています。特に最近注目を集めているサラブレッドのプラセンタは、徹底した管理下で育てられ、血統もしっかりしている馬から抽出したもののため、安全性が高いと言われています。

プラセンタの経口摂取に副作用はある?

医療機関で処方されるヒトプラセンタの錠剤で、今までに副作用が報告されたことはありません。

市販のサプリメントやドリンクについてもほぼ問題はないとされていますが、タンパク質やアミノ酸が含まれていることから、食品と同じようにアレルギー反応が起こる場合があるとされています。

以下に、健康食品の安全性について調査・研究する「独立法人国立健康・栄養研究所」が報告している事例を紹介します。

  • 小児喘息とアトピー性皮膚炎の既往歴がある男性が、プラセンタエキスを含む健康食品の摂取により、従来のアレルギーが増悪した成人型アトピー性皮膚炎を発症。
  • 41歳女性がプラセンタエキスの経口摂取と美容液による外用摂取をしたところ、アレルギー反応により接触皮膚炎を発症。

アレルギー体質の方や体力が著しく低下している方は、医師の管理下で服用するなど、十分な注意が必要です。

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