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目元のシワに効果的なアイクリームの選び方や正しい使用方法

更新日:2017/03/29 公開日:2014/06/01

この記事の監修ドクター

カリスクリニック 院長
出口正巳先生

年齢を重ねるにつれ、気になってくる目元のシワ。化粧品売り場に行けばさまざまなケア商品がありますが、何を基準に選んだらよいのか迷ってしまった経験はありませんか。ここでは、目元のシワの種類別に効果的なアイクリームの正しい選び方や、使用する際の注意点について紹介します。

アイクリームは必要?

目元の皮膚は、人間の皮膚の中でもっとも薄く、他の部位の3分の1程度の薄さしかありません。そのうえ、皮脂分泌が少ないため皮脂膜ができにくくなっています。

また、目元は外部からの影響も受けやすく紫外線、大気汚染などの他にもアイシャドーやマスカラ、アイラインなどのメイク、まつげのエクステやクレンジングも加わり、皮膚へ与える刺激が一層強くなります。

このように、目元は大変デリケートな場所です。そのため、目元用ではない化粧品を目元に使った場合に刺激となってしまう可能性があります。

また、目元用の化粧品は、目のまわりのことを考えて作られているため、保湿効果がかなり高いものや、小ジワに効果のある成分などが特に多く配合されている場合があります。

目元の乾燥や小ジワが気になってる方は、目元用のクリームであるアイクリームを使用するのがいいでしょう。

シワの種類別に効果がある成分を選びましょう

シワには、表皮ジワ(浅いシワ)と真皮ジワ(深いシワ)がありますが、それぞれケア方法が異なります。以下では、シワの種類別に効果がある成分をご紹介します。

浅いシワの場合

目の周辺など皮膚の薄いところにできる浅いシワは、肌の乾燥が続くと現れます。若い方でも、乾燥した状態を放置し続けると現れてしまいます。お風呂上がりなどの肌が潤った状態では目立ちませんが、乾いてくると目立ち、お化粧のノリにも影響します。

原因は、肌の一番外側にある角質層(表皮)の水分量が減り、乾燥肌となってしまうこと。一時的にできるものなので、対策はいたってシンプルです。とにかく保湿を徹底的に行いましょう。

浅いシワに効果のある化粧品成分は?

肌のうるおいは、「細胞間脂質」「NMF(天然保湿因子)」「皮脂膜」の働きによって保たれており、細胞間脂質はほぼセラミドで構成されています。浅いシワのケアは保湿をすることです。

  • 「セラミド」
  • 「ヒアルロン酸」
  • 「コラーゲン」
  • 「アミノ酸」

などの有効成分配合のものを選びましょう。

深いシワ(真皮ジワ)の場合

細かく浅いシワと違い、指でシワを押し広げても無くならないのが「真皮ジワ」といわれる深いシワです。主な原因は、老化や紫外線の影響といわれています。

具体的には、真皮の大部分を占め、肌のハリを支える働きをしている「コラーゲン」や「エラスチン」の減少や劣化でできてしまうシワです。

真皮ジワに有効な成分

単純に、コラーゲンやエラスチンを化粧品で補えばよいかというと、これらの成分は分子として大きすぎるため、肌の奥の真皮までは浸透していきません。

そこで有効なのは、コラーゲンを増やす成分配合の化粧品です。以下の成分は、真皮層まで届き、細胞を活性化するものといわれています

  • 「リン酸アスコルビル」や「APPS」などの「ビタミンC誘導体」
  • 皮膚の再生医療でも使われている「成長因子(グロスファクター)」
  • 傷んだ細胞を正常な治癒に導くビタミンAの一種「レチノール」

ただし、レチノールは肌の弱い方には刺激が強い場合もあるので使用には注意が必要です。

小ジワに効果がある成分として化粧品や医薬品に使用されている、ビタミンA

目元小ジワやたるみなどに効果的なアイテムとして、レチノール配合のアイクリームがあります。このレチノールは、ビタミンAの一種で血液中に多く存在していますが、科学的に不安定で酸化しやすいため、「パルミチン酸レチノール」や「酢酸レチノール(=ビタミンA誘導体)」という形で化粧品に使われています。

ビタミンAの働き

ビタミンAは皮膚にとって必要不可欠なものです。主に、目や皮膚の粘膜を健康に保つ働きをし、暗いところでの視力を保つなど、人間の成長には欠かせない成分です。さらに、皮膚のターンオーバーを促進し、傷んだ細胞を修復。線維芽細胞に働きかけて、肌にとって大切なコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を作り出す働きがあるのです。

ビタミンAの種類

  1. 化粧品として使われるビタミンA
  2. ビタミンAは、不安定で空気に触れると変質してしまいます。そのため、刺激を弱くして肌に吸収しやすいよう安定化させた「パルミチン酸レチノール」や「酢酸レチノール」が化粧品に多く使われています。これらは別名「レチニルエステル」とも呼ばれ、肌の細胞を活性化し、コラーゲンを増やす効果があるので、シミや小ジワ、たるみに効果があります。

  3. 医薬品として使われるビタミンA
  4. 医薬品として使われるビタミンAの一種である「レチノイン酸」は、皮膚科や美容皮膚科で処方されます。化粧品成分に比べて濃度が濃いため、高い効果が期待できますがその反面、刺激が強く出る可能性もあります。

    「レチノイン酸」は別名トレチノインと言い、シワやたるみ、シミ、ニキビ跡に使われています。皮膚への具体的な作用としては、肌のターンオーバーを早め、さらにメラニンを作らせない「ハイドロキノン」という薬を併用すると、2~3週間でシミの少ない透明感のある肌になります。さらに真皮内の線維芽細胞に働きかけ、コラーゲンを増やす働きをするので、ハリを取り戻しシワの改善をもたらします。

レチノイン酸使用の注意

レチノイン酸は不安定で、空気に触れると変質してしまいます。このため、日本では市販品としては許可されていませんが、大学病院や美容皮膚科などで取り扱いがあります。皮膚の細胞を活性化するので、シワ、シミ、ニキビ跡、アザなどさまざまな症状が改善されます。

ただし効果が強い分、炎症やヒリヒリ感などがともなう場合があります。これは、アレルギー反応ではなく、ビタミンAに慣れない皮膚の反応です。このような場合は、医師に必ず相談し、刺激の少ないものから徐々にステップアップして使用していきましょう。

アイクリームは、擦り過ぎには注意

前述のとおり、目元の皮膚は大変デリケートなため、アイクリームを塗る際、強くこすると肌に刺激となり、色素が沈着してしまいます。これが茶ぐまの原因となってしまうこともあります。

アイクリームを選ぶ際は、なるべく伸ばしやすいテクスチャーのものを選ぶようにしましょう。

いかがでしたか。自分の目元のシワの状態をしっかり理解したうえで、自分のシワのケアに合ったアイクリームを選び、正しく使用しましょう。

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