美容・健康の悩みを少しでも解消し、前向きな毎日を提供する

更新日以降、情報の更新が停止しております。
内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。

美肌の重要成分エラスチンの効果と上手な使い方

更新日:2018.09.27
公開日:2014.06.01
ドクター画像
この記事の監修者
スキンケア大学編集部

エラスチンは、お肌の真皮内にもともと存在する肌を構成する重要な成分です。そんなエラスチンは外側から摂取した場合、保湿効果が期待できます。ここでは、エラスチンの特徴や効果的な使い方を、ドクター監修のもと詳しく解説します。

エラスチン

エラスチンはお肌の真皮層に欠かせない成分

エラスチンは、保湿成分として注目が高まっている成分の1つです。コラーゲンやヒアルロン酸などと関連づけて語られることが多いですので、「なんとなく肌に関係があるようだ」という認識をもっている人も多いのではないでしょうか。

実は、関係があるどころか、エラスチンは肌を構成する重要な成分です。ゴムのように伸び縮みする性質をもっているため、皮膚の真皮や靱帯、血管といった伸縮性のある部分には欠かすことができません。

真皮の中での働きは、コラーゲン同士を結びつける役目をしています。瑞々しくハリのある肌は、エラスチンがあるからこそ実現できているわけです。逆に、エラスチンが足りなくなってしまうと、肌は弾力を失ってしまい、シワやたるみの原因となります。

ところが困ったことに、エラスチンは、25歳前後をピークに、体内でつくられる量が減っていきます。また、一度壊れると再生される保証がないため、毎日しっかりケアをすることが大切です。

エラスチンの保湿効果

もっとも、化粧品として摂取するエラスチンは、真皮にまでは届きません。ですから外側からお肌のハリを取り戻す、ということは難しいのですが、実はエラスチンには保湿効果も期待できるのです。

保湿剤には、そのメカニズムから次のような3種類があります。

(1)外気の水分を吸着する…アミノ酸、グリセリン等

(2)水分を抱え込んで保持する…コラーゲン、ヒアルロン酸等

(3)水分をはさみ込んで保持する…セラミド、スフィンゴ脂質等

エラスチンは、このうちの(2)に当てはまります。エラスチンが肌表面や角質層で水分を抱え込むことで、湿度が低い環境でも肌の水分量を保持することができます。

エラスチン配合化粧品の上手な使い方

エラスチンはもともとお肌の中に存在する成分ですので、肌への馴染みもよく、安心して使うことのできる成分です。

単独で使っても保湿効果は発揮されますが、水分を抱え込んでいるだけですので、時間が経てばやがて蒸発してしまいます。乾燥が酷い場合には「水分をはさみ込む」タイプであるセラミドが配合された化粧品と併用するとよいでしょう。

セラミドも元から体内に存在する保湿成分ですので、一緒に使用しても心配はありません。両方が配合されている化粧品もありますので、上手に使って肌の水分を逃がさないようにしましょう。

セラミド配合のスキンケアについて詳しく知りたい方は、「セラミド配合化粧水の正しい選び方・使い方」や「セラミド配合美容液の正しい選び方・使い方」をご覧ください。また、セラミドが皮膚内でどんな役割を果たしているのかについては、「セラミドの皮膚内での役割」をご参照ください。

オススメ記事

  • 関連するオススメ記事がありません。

スキンケア基礎講座