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顔のほうれい線に効く化粧品|クリームの選び方

更新日:2018.03.05
公開日:2014.06.01
ドクター画像
この記事の監修者
ララクリニック 川端愛子

ほうれい線の主な原因はたるみによるもので、加齢のほかにも紫外線や姿勢の悪さなどが大きく影響しています。そのたるみをケアするには、どういったクリームであれば効果があるのか、ドクター監修のもとクリームの有用性をご説明します。

目立ってくると老け顔に見えてしまうやっかいなほうれい線。どうにかして消えてほしいと思うのは、どなたにも共通の悩みです。「もう歳だから仕方がない」と思っている方も多いと思いますが、実はほうれい線の原因は加齢によるものだけではありません。ほうれい線の主な原因はたるみが関係している可能性もあります。

女性の肌の悩み!たるみの原因とは

たるみが起こる原因は、加齢によって肌のハリ・弾力が失われたり、表情筋が衰えたり、皮下脂肪の増加などがあげられます。また、乾燥による小ジワが生じてほうれい線に進行したり、無理なダイエットで急激に痩せた結果、皮膚がたるんでしまうこともあります。特に以下の2つには注意が必要です。

紫外線によるたるみ

毎日浴びる紫外線によって肌の真皮でコラーゲンやエラスチン線維を生成する線維芽細胞がダメージを受けると、肌の弾力が失われてたるんでしまい、結果としてほうれい線ができてしまいます。特に肌への影響力が大きいのが紫外線のUV-Aで、年間を通じて照射されており、肌老化を引き起こします。肌をたるませないためには、普段の生活から紫外線対策をしておく必要があります。

猫背など姿勢の悪化によるたるみ

姿勢が悪くなると、顔が下方向に引っ張られてしまいます。それが毎日続くことにより、下方向のたるみが加速されてしまうのです。長時間のデスクワークによる姿勢の劣化や、スマートフォンを使用する時間が長くなったりすると、この悪い姿勢が長時間続くことになってしまいます。姿勢の悪さによりたるみが加速し、ほうれい線や二重あごの原因となるのです。

20代でほうれい線に悩む人も

近年では年齢にかかわらず、20代でもほうれい線に悩む人が増えています。上記の2つに加えて柔らかい食べ物ばかりを口にするようになった結果、口の周りの筋肉が衰えてしまったり、慢性的な運動不足により体内の血行不良を引き起こし、むくみからほうれい線が生じるなどのケースがあるようです。

ほうれい線の予防に効果的なクリームの選び方

ほうれい線が悪化してくると、何とか消したいと考えて高い化粧品をやみくもに使ってしまいがちです。しかし、この行為はあまり意味がありません。なぜなら、化粧品でほうれい線をすべて消すことはできないからです。化粧品を使うことによってできるほうれい線対策は、乾燥などが原因でできる浅いほうれい線のケアと老化予防しかないのです。

 

トレチノイン(レチノイン酸)配合クリーム

皮膚科で処方されるトレチノインは、肝斑やソバカスなどの表皮にあるシミや、紫外線による皮膚の劣化にも効果が認められています。表皮の細胞分裂を促進させることにより、新しい皮膚の再生を促してくれます。また、皮膚の生成を短時間で行ってくれるので、ほうれい線の目立たないみずみずしい肌が期待できるでしょう。

これだけ聞くと、よいことずくめでぜひ使用したいと考えてしまうかもしれません。ですが、催奇形性の可能性が否定されているわけではありませんので、使用中は避妊が必要になり妊娠中・授乳中も使用できません。

また、トレチノインは角質をはがしていくためにレチノイド反応が生じることがあります。これは薬が作用している証拠なのですが、強すぎる反応の場合は逆に炎症後色素沈着というシミを作ってしまうため、その場合はすみやかに使用を中止し、皮膚科の医師の診察を受けるようにしてください。

保湿効果の高いクリームを選ぶ

トレチノインを使用するのに抵抗があるという方は、肌のハリを補う保湿成分配合のクリームを選ぶようにしましょう。特に天然保湿成分の主要成分であるセラミドや、アルジルリンなどアミノ酸配合のものがおすすめです。

できてしまったほうれい線を根本から消すことは困難です。しかし、肌を保湿したり、表情筋を鍛えることによって、ほうれい線の進行を遅らせたり、予防につなげることは可能です。普段から紫外線対策を行ったり、姿勢を正すとともに、しっかりと保湿をして、ほうれい線のケアにつとめましょう。

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