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ニキビと肌荒れに効くEPAを含む食べ物

更新日:2018.05.29
公開日:2014.05.13
ドクター画像
この記事の監修者
広尾プライム皮膚科 医師 谷口由紀

EPA(エイコサペンタエン酸)は必須脂肪酸の1つで、血液の循環をスムーズにしてサラサラの血液を作ってくれる成分です。このページではEPAの持つニキビ・肌荒れ対策としての効果について、ドクター監修のもと詳しく解説しています。

EPA

EPAはサラサラの血液を作る成分

EPA(エイコサペンタエン酸/IPAとも)とは、必須脂肪酸の1つです。青魚に豊富に含まれていることで知られており、生活習慣病などの予防・改善に効果があるとされている成分です。EPAの基本的な役割は血液の循環をスムーズにし、いわゆるサラサラの血液を作ってくれることです。血流が悪くなると、新陳代謝が悪化し身体の様々な部分に悪影響が出てきます。また、血管が詰まったり破裂したりするリスクも高まります。

正常な血液の循環は全てにおける健康の基本となりますので、EPAが健康な身体を維持するために欠かせない成分であることがよくお分かりいただけるでしょう。しかし人間の体内だけでは合成することができないため、食事などの形で外部から取り入れる必要があります。

EPAが持つニキビ・肌荒れの改善をサポートする効果

肌の角質層を健康に保つ

ニキビや肌荒れの大きな原因は、皮膚細胞の新陳代謝(ターンオーバー)が正常に機能しないことです。角質層が健康な状態を保てなくなり、外部からの刺激に弱くなってしまうため、肌トラブルが起きやすくなってしまいます。

※ニキビや肌荒れが発生するメカニズムについて詳しくは『肌荒れ対策サプリメントの基礎知識』をご参照ください。

血液の循環は、体中の細胞の新陳代謝と深い関係にあります。EPAの作用で血液をサラサラにすることができれば新陳代謝が活性化しますので、ターンオーバーも正常化することとなります。肌に潤いを与えるEPAはセラミドの主原料であり、セラミドの質の高さが向上すると肌が潤います。

肌の炎症を抑える

皮膚の炎症はあらゆる肌トラブルの原因です。ダメージを負った細胞は通常の保護機能が弱まり、外部からの刺激に対する抵抗力が低下してしまいます。EPAには炎症を引き起こす因子の働きを抑制する作用があるため、皮膚の炎症を起きにくくさせます。また免疫力を高める効果もあるため、炎症の治りを早めることにも繋がります。

ストレスを抑える

ストレスも肌トラブルを招く原因です。ストレスが溜まっていると活性酸素が増加し、皮膚細胞にダメージを与える可能性が高まります。活性酸素というのは本来、細胞を保護するために欠かせないものですが、増えすぎてしまうとかえって細胞を攻撃してしまいます。

EPAには、精神を安定させる作用もあることがわかっています。イライラを抑え情緒を安定させるので、活性酸素の増加を原因から抑えることができます。

EPAを多く含む食べ物

EPAは以下のような青魚に多く含まれています。

  • イワシ
  • サバ
  • アジ
  • サンマ
  • マグロ
  • カツオ

ニキビ・肌荒れの改善を目指すEPAの摂取方法

EPAは青魚の中でも、特に油の部分に多く含まれています。そのため焼いたり煮たりすると20%以上も失われ、揚げた場合は半分以上も流れ出して損なわれます。効率的にEPAを摂取するためには、刺身として食べるのが最も有効です。また、その際には緑黄色野菜やゴマなどを併せて摂るようにすると、体内でのEPAの酸化を防ぐことができます。

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