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IPL(インテンスパルスライト)による脱毛の特徴

更新日:2016.12.09
公開日:2014.07.01
ドクター画像
この記事の監修者
赤坂ビューティークリニック 院長 青山秀和

光治療やフォトフェイシャルと呼ばれるIPL。以前は美肌目的での使用が主流でしたが、脱毛効果も立証され、近年では脱毛機器としても使われています。IPLの脱毛方法とその利点について、ドクター監修の記事でお伝えします。

IPL(インテンスパルスライト)による脱毛の特徴

IPL脱毛とは?

IPLとは、intense pulsed light(インテンスパルスライト)の略で、広帯域の光エネルギーによって毛根のメラニンに働きかけ、毛根を弱らせて脱毛を促すものです。照射威力がレーザーよりも弱く抑えられているため、医師でなくても安全に使うことができます。IPLによる脱毛は、主にエステサロンや脱毛サロンで行われています。

IPL脱毛は、脱毛箇所にジェルを塗り、光の吸収を促しやすい状態にしてから行います。痛みの感じ方には個人差があり部位によっても違いますが、通常はゴムにはじかれたようなわずかな痛みしかないとされています。

IPLとRFを組み合わせた脱毛も

一部のクリニックでは、IPLとRF(光高周波)を組み合わせて脱毛を行っているところもあります。RF(光高周波)は毛根の周辺組織に働きかけて脱毛するので、細く薄い毛や産毛の脱毛に向いていると言われています。IPLと組み合わせることで、より高い脱毛効果を発揮します。

美肌効果もあるIPL脱毛

IPLの器械はエステサロンでも使われており、もともとはこちらでの使用が主流でした。その用途は主に美肌目的で、赤ら顔やニキビ痕、毛穴の引き締めやくすみの改善に効果的です。

このことからもわかるように、IPLには脱毛と同時に美肌効果が期待できるというメリットがあります。痛みも少ないことから、顔の脱毛にも向いています。

また、光の照射面積が広いので、背中などの広い部位にも効果的。短時間で施術できます。

IPL脱毛はレーザーと比較して光のエネルギーが弱いため、毛が薄くなるまでには長いサイクルが必要となります。よって、通常は1~2年ほど続けることが必要です。

毛の成長してくるタイミングで施術を行うと、だいたい1~2週間で毛が抜けてきます。そして、1~2か月はほぼムダ毛のない状態となり、次の毛が生えてきたところで再度施術を行います。この繰り返しによって、徐々に毛が薄くなり、毛が再生しにくくなるのです。

医療機関で行うレーザー脱毛が「永久脱毛」を謳えるのに対し、IPL脱毛はまだそこまでの効果は証明されていません。脱毛部位、価格、通いやすさなどトータルで考えて、自分に合った脱毛方法を選ぶようにしましょう。

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