生理前に微熱が出るのはなぜ?

更新日:2016/12/09 公開日:2014/07/01

PMSの症状・生理前のトラブル

生理の前は妙に熱っぽくなるという人がいるかもしれませんが、これは生理に関わる女性ホルモンの影響によるもので、珍しいことではありません。生理と微熱の関係について、ドクター監修の記事で詳しくお伝えします。

生理前に微熱が出るのはなぜ?

女性ホルモンの影響で、生理前に身体が熱くなったり微熱が出る人がいます。これは生理前の黄体期に生じるPMS(生理前症候群)症状の一つと言われています。

生理にかかわる女性ホルモンには、卵胞刺激ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)があります。生理から排卵までの卵胞期に分泌されるのが卵胞刺激ホルモンで、この期間は卵胞期と呼ばれます。排卵のあとから黄体ホルモンが分泌される生理までの間は黄体期。この期間になると卵胞ホルモンの分泌がだんだんと減っていき、やがて生理が訪れます。

黄体期は基礎体温が高くなる

黄体期は妊娠の準備期間です。この時期になると、黄体ホルモンが身体を妊娠に向いた状態に整えるために心身に働きかけます。そのため、心身共に不安定な状態になったり、頭痛や腰痛、食欲の増加、むくみという症状が起こります。

黄体期の心身の変化の中には「熱をもつ」という症状があります。そのため、黄体期は「高温期」とも言われます。黄体期になると身体がなんとなく熱くなったり、のぼせたり、顔が紅潮したりするのは、このためです。ちなみに卵胞期は「低温期」と呼ばれます。高温期と低温期の体温の差は0.3〜0.7度ほどで、基礎体温をつけていれば、明らかな変化を知ることができます。

安静にするのが一番だけど

黄体期の微熱とそれに付随する症状は女性ホルモンによってもたらされるものなので、生理期間になれば自然に治ります。しかし、治るまでには数日間かかるので、その間の対策として、ほかのPMSと同様、バランスのとれた食生活と規則正しい生活を心がけることで症状は軽減されます。また、ストレスを溜めないことも大切です。

病気ではありませんので、身体を冷やしたり薬を飲んだりする対策は、慎重な判断の上で行いましょう。生理が始まっても症状が改善されないようであれば他の病気である可能性も考えられるので、専門医に相談するようにしましょう。

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