痛い!生理前の胸の張りを軽減する方法

更新日:2017/06/07 公開日:2014/07/01

PMSの症状・生理前のトラブル

女性の身体が生理に向けて変化する過程では胸が張って痛くなるという症状も出てきますが、これも他の症状と同様、女性ホルモンによるものです。乳腺の変化と生理の関係について、ドクター監修のもと解説します。

痛い!生理前の胸の張りを軽減する方法

生理前になると胸の張りと痛みに悩まされるという方がいます。胸の張りと痛みは、生理にかかわる女性ホルモンの影響でおこるPMS(生理前症候群)症状のひとつです。

生理前になると、女性の身体は妊娠に向けて身体の状態を整えていきます。この時に大事な役割を果たすのが、女性ホルモンのひとつである黄体ホルモン(プロゲステロン)です。黄体ホルモンの分泌が盛んになる黄体期(排卵から生理までの時期)には、ホルモンの影響で心身が不安定になりがちです。この不調をPMS(生理前症候群)と言います。

黄体期には妊娠に備えて乳腺の細胞が変化する

黄体期に起こるPMSの症状のひとつに、乳腺の変化があります。乳腺内の血管が広がったり乳腺組織が変化することによって、両胸がはったり痛くなってしまうのです。この時期は特に痛みを感じやすくなるため、ピリピリした感覚や張りをより強く感じてしまいます。また、胸の張りや痛み以外に、だるさや頭痛を感じる人も多いそうです。

症状の違いはあってもPMS対策は共通

PMSの症状は人それぞれですが、いずれも黄体ホルモンの分泌が少なくなる生理開始時にはおさまります。よって、胸の張りや痛みも、この時期には収まるのが普通です。

PMSには決定的な治療法がありません。十分な睡眠バランスの良い食生活に気をつけ、規則正しい生活を心がけることが何よりも大切とされています。食生活では、女性ホルモンのバランスを整える大豆類を摂取することをオススメします。大豆は良質な植物性タンパク質であり、女性ホルモンが引き起こすさまざまな症状を緩和する作用があります。納豆、豆腐、豆乳など、いろいろな形で簡単に摂りいれることができるので、食卓にバランス良く取り入れてください。

乳腺に関する不快な症状には、カルシウムをたくさん摂ることも有効とされています。また、食物繊維が豊富な食材も効果的です。これらの食材を塩分を控えめにした味付けでバランス良く合わせ、三食きちんと摂るようにしましょう。

PMSの症状の重さにはストレスも大きく関わってくるため、軽いストレッチなどで身体をほぐしたり、睡眠や休養をしっかりとることで体の調子を整えることも大切です。

違和感があればためらわずに検査を

胸の張りや痛みは、PMS以外の理由からも起こることがあります。乳房にしこりがある、形が変化したように見えると感じた時は、乳がんの可能性があるためすぐに専門医に相談しましょう。乳がんは早期発見と治療が何よりも大切です。

生理に関わる身体の不調を改善するには、規則正しくゆとりのある生活を送ることが近道となります。そのためにも、自分の身体の状態とリズムを把握しておくことが大切です。毎日をとにかく忙しく過ごしているという女性が多いと思いますが、生理前から生理が終わるまでの期間だけでも、自分の身体のことを考えた生活を送るようにしてみましょう。

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