目の疲れと眼精疲労の違いとは?

更新日:2016/12/09

眼精疲労の症状と原因

「目が疲れる」「ぼやける」「かすむ」といった症状を「よくあること」と軽視するのは禁物です。ここでは、「目疲労」と「眼精疲労」の違いと眼精疲労の主な症状、眼精疲労が起こりやすい環境について解説します。

目の疲れと眼精疲労の違いとは?

最近では、パソコンやスマートホンなどの液晶を見る時間が増えていますが、それに伴って目の疲れからくる身体のトラブルが増えています。ここでは、2種類あると言われている「疲れ目」について詳しく解説していきます。

「眼疲労」と「眼精疲労」

実は疲れ目には、「眼疲労」と「眼精疲労」があります。言い方が違うだけで同じものだと思いがちですが、実は違います。両者の一番の違い、それは症状の重さです。

「眼疲労」は、一時的な目の疲れのことをいいます。この疲れは睡眠を取るなど、休息によって自然と解消されるため、身体の各部位への悪影響もありません。一方、「眼精疲労」は、眼痛、肩こりなど身体の別の場所に症状が出てしまい、それが慢性的に繰り返されます。生活環境を変えるなど、何らかの改善策をとらない限り症状は治りません。

つまり、眼疲労は「軽度の症状」、眼精疲労は「重度の症状」という違いがあるのです。

眼精疲労の代表的な症状

では具体的に眼精疲労はどのような症状を伴うのでしょうか。主な症状を紹介します。

(1)ドライアイ

ドライアイは、パソコンなどの画面を凝視することで瞬きの回数が減り、眼球表面に涙が行き渡らないことによって起こります。

涙は、細菌の感染や傷から眼球の表面や角膜を守り、角膜への栄養補給など多くの働きをしてくれます。ですが、自律神経にコントロールされているため、ストレスを感じている場合に分泌量が減り、ドライアイになってしまうのです。ドライアイになると細菌による感染を防げなくなり、眼球に栄養が行き渡りづらくなってしまいます。

(2)肩こり

肩こりは、デスクワークや日ごろの運動不足、姿勢の悪さから、頭を支える首や背中の負担が大きくなり、筋肉の血流が悪くなることから起こります。また、急性の肩こりが進むと炎症が起き、腕が上がらなくなるなどの症状が続きます。

眼精疲労を引き起こす環境

さまざまな症状をともなう眼精疲労ですが、いったいどのような環境が眼精疲労を引き起こすのでしょうか。眼精疲労を引き起こす環境とその改善策について解説します。

(1)長時間のパソコン作業やスマホ操作

集中して文字や画像を追う作業が続くことで、目の痛み、かすみ、まぶしさ、充血などの症状や、吐き気、頭痛、肩こりなど全身に症状が出てきます。

これらに対して1番有効なのは、ストレッチやマッサージです。長時間同じ姿勢をとっている場合は、15分から30分に1度ストレッチをしてください。また、日頃から栄養バランスの良い食事をして、適度な運動・トレーニングを行い、体内の血流を良好に保つことが大切です。

(2)度数の合わない眼鏡やコンタクトはNG

近視や遠視、乱視、老眼など、視力はいろいろと変化していきます。度数の合っていない眼鏡やコンタクトは目の疲れを引き起こすのでやめましょう。

とはいっても、はっきり見えることが必ずしも良いとは限りません。はっきり見えすぎるために、かえって目が疲れてしまうことも。眼鏡やコンタクトを作る際は、1日にどのくらい使うのか、どのような作業をするのかといった点を眼科医にしっかり伝え、生活に合った度数のものを作りましょう。

目の疲れは日常的によく起きるため、つい軽視してしまいがちですが、「ただの疲れ目」と自己判断せず、定期的なストレッチや眼科検診で、眼精疲労を進行させないようにしましょう。同様に眼精疲労の予防として、目の休息と規則正しい生活を心がけ、目をいたわってあげて下さい。