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鼻の毛穴の開きの正しい対処法・治し方

更新日:2016.12.09
公開日:2014.08.01
ドクター画像
この記事の監修者
メディカルプラスクリニック新宿 院長 林和弘

毛穴の開きによるトラブルが生じる部分として、特に目立つのが鼻。そこで、鼻にある毛穴の特徴や、開いてしまった鼻の毛穴に対する正しい対処法、治し方についてドクター監修のもと詳しく解説します。

鼻

顔の中でも際立って目立つ位置にあり、なおかつ毛穴トラブルが発生しやすい部分である鼻。一番目につくパーツだからこそ、ニキビや黒ずみ、ブツブツとした角栓などが見えてしまうと気分まで落ち込んでしまうところではないでしょうか。そこで、鼻の毛穴に生じるあらゆるトラブルの根本原因とも言える毛穴の開きに注目し、その仕組みや対処法などについて詳しく解説していきます。

鼻の毛穴の特徴

顔全体にある毛穴の数は約20万個あり、毛を作る毛包組織、発汗による体温調節と雑菌の繁殖を抑える汗腺、そして皮脂分泌により肌の潤いを保ち外的刺激から肌を保護する皮脂腺の3つの要素が毛穴それぞれに備わっています。

そのなかでも鼻にある毛穴には皮脂腺の割合が多く、Tゾーンは他の部分と比べ約7倍もの毛穴の数が存在しているので、特に皮脂の過剰分泌などが原因で起こる毛穴の開きというトラブルが生じやすいのです。

正しいスキンケアで鼻の毛穴の開きを治す

スキンケアの中でもとりわけ重要で、なおかつこれさえきちんと成されていれば鼻の毛穴の開きを治す効果が期待できること、それは「正しい洗顔と保湿」です。朝起きてから就寝するまで、また就寝中にも私達の肌は空気中のホコリや化学物質などの汚れ、乾燥、そして肌に残った古い角質や雑菌などの刺激に晒されています。そこで重要なのが、正しく洗顔することで肌の清潔を保ち、正しい保湿によって肌をきちんと保護することです。

例えば夏場には皮脂の分泌量が増え、エアコンが効いた室内にいることも多いので肌が乾燥していることに気づかず、十分な保湿ケアをせずに過ごしてしまう方もいると思います。それでは、どの季節においても重要な正しい洗顔と保湿のポイントをご紹介します。

【洗顔】

  • 洗顔する際、洗顔料や石鹸は十分に泡立てる。
  • 強い力でゴシゴシ擦るようには洗わない。指先や手のひらと肌の間で優しく泡を留める程度の力で、泡を肌に滑らせるように丁寧に洗う。
  • 朝は洗顔料、石鹸、もしくはぬるま湯で軽く洗顔。夜は洗顔の前にクレンジングでしっかりとメイクを落とす。クレンジングも洗顔同様、強い力を加えない。
  • 鼻の頭などは洗い逃しやすい部分なので、最初に鼻を中心としたTゾーンから洗い始める。

【保湿】

  • 朝、夕の洗顔後「すぐに」保湿ケアをする。
  • 化粧水、美容液、乳液、クリームの順を守る。
  • 化粧水や美容液はケチらずたっぷり使うと効果的。
  • 乳液やクリームでのケアは肌に薄い膜を作るイメージで、強い力を加えない。
  • 鼻の頭は皮脂腺が多くベタつきやすい部分だからといって避けずにケアする。その際、指先や手のひらだけでは不安だという場合は、化粧水でのケアをコットンで優しく行う。

保湿ケアに使う化粧品の中でも肌の角質層で潤いを保持する働きをするセラミドや、真皮層にある細胞の水分量をキープしてくれるコラーゲンやエラスチンなどの成分が配合されたものを選ぶと良いでしょう。

洗顔と保湿ケアの注意点

洗顔と保湿ケアに共通して見受けられる間違い、それは「過剰な強さ・頻度」で行う方法です。早く毛穴の開きを改善したいと願う気持ちで、ついつい手に力が入ってしまうかもしれませんが、肌はとにかく「優しく、丁寧に」扱ってあげることが大事なのです。

特に多くの方が勘違いしやすいこと、それは洗顔や毛穴パック、市販のピーリング剤によるケアのしすぎです。これらをやり過ぎるということは、肌を守るために必要な角質や皮脂をも除去してしまい、乾燥肌を招くことになりかねません。

また強い力での洗顔や保湿ケアは角質を傷つけたり剥がしてしまう恐れがあり、傷ついた部分に雑菌が溜まることでニキビの原因となったり、メラニン色素が蓄積して黒ずみなどを作りやすくしてしまいます。

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