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たるみ毛穴の解消に効果的な化粧品の選び方とケア

更新日:2017/10/30 公開日:2014/08/01

加齢とともに目立つようになってくる「たるみ毛穴」や「帯状毛穴」。ファンデーションを塗ってもうまく隠しきれず、もう歳だからと諦めかけている方も少なくないのではないでしょうか。ここでは、今日から自宅で取り入れられるケア方法について見てみましょう。

たるみ毛穴・帯状毛穴とは

皮脂を適度に分泌することで、肌のうるおいやpHバランスを保ち、外的刺激から肌を守ったり、汗や老廃物の排出を促すなど、さまざまな役割を果たしている毛穴。しかし、いつのまにか毛穴が開いて目立ってしまうこともあります。毛穴の開きには皮脂の過剰分泌や乾燥、ニキビ跡が原因となっているもののほか、加齢による皮膚のたるみから引き起こされる以下のような種類もあります。

たるみ毛穴

30代ごろから主に小鼻の脇から頬にかけてできる、楕円形やしずく型の毛穴を「たるみ毛穴」といいます。加齢によってたるんだ肌にひっぱられるように、ゆがんだ形になってしまった毛穴です。

帯状毛穴

「たるみ毛穴」が進行すると、伸びた毛穴と毛穴が連結し、遠目には小ジワのように見える「帯状毛穴」になってしまうことがあります。30代半ばから起こりやすくなります。

たるみ毛穴・帯状毛穴ができる理由

開いた毛穴がそのまま戻らず、さらに楕円形に拡がってしまうたるみ毛穴の根本的な原因は、肌の奥深くにある真皮層と皮下組織にあります。真皮層は、肌を支える線維状の組織であり、コラーゲンやエラスチンとそれらの間を埋めるヒアルロン酸などで構成されています。

しかし、紫外線による障害、フリーラジカルによるサビと加齢にともないこのコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などがどんどん減少してしまうため真皮層が緩み、水分保持能が劣化して肌表面のハリもなくなります。

さらに、真皮の下にある皮下脂肪の萎縮と表情筋が硬くなっていくことで、肌は重力に逆らえず、どんどん下方へとたるんでいき、毛穴の開きが拡大していってしまいます。このたるみ毛穴が進行し、連結してしまうことで小ジワのような状態となった帯状毛穴が出現します。帯状毛穴になってしまうのは、たるみ毛穴と同様に、真皮層のうるおい不足とともに肌表面の角質層の乾燥やキメ、ターンオーバーが乱れていることも原因のひとつです。

たるみ毛穴・帯状毛穴の改善ケア

たるみ毛穴や帯状毛穴ができる理由を踏まえ、たるみ毛穴のケアをサポートする方法をご紹介します。

傷んだ細胞を内側から修復して、真皮層の水分を補う

真皮層には、水分保持を担うヒアルロン酸、そしてそれを支える役目として、コラーゲンやエラスチンが線維状に張り巡らされています。これらが減少してしまうことで、たるみが生じてしまいます。真皮層のコラーゲンやヒアルロン酸の水分を補うためには、基礎化粧品による保湿ケアでは不十分です。

コラーゲンやエラスチンをケアするために効果的といわれているのが、スキンケアと食事です。食事では、肉や魚などのタンパク質と地中海料理で思い浮かべるような緑黄色野菜を摂るといいでしょう。タンパク質は、体内でアミノ酸に分解され、野菜からも抗酸化ビタミンが同時に取り込まれることで、真皮層のコラーゲンを作る原料になります。品目としては、動物の骨や皮、内臓、腱に多く含まれていて、それらを加熱することで分解され溶け出すので煮込み料理などがおすすめです。ただし、肉料理の際は脂肪分の摂りすぎに注意しましょう。

表情筋を柔軟にして鍛える

筋肉の役割は、その上に位置する皮膚を支えたり、いろいろな表情を表すこと、体温調節や血液循環、新陳代謝を促すことです。顔の筋肉は、約30種類あり、それぞれが眉や頬、口元などを動かし支えています。同じ筋肉の中で腹筋を例にあげると、それが鍛えられていなければ、腹部の皮膚や皮下脂肪が下方へとたるんできてしまいます。

これと同じように、顔の筋肉も鍛えなければ外側の皮膚や皮下脂肪はたるんでいく一方です。ただし、体幹や四肢の筋肉と違い、顔の筋肉は鍛えても割れた腹筋のようにはなりません。それぞれの筋肉が動く範囲一杯に動かす、ストレッチによる効果が主になります。表情筋を鍛える方法はたくさんありますが、ここでは簡単なものをご紹介します。

【頬、口まわり、リフトアップに効果的】

  1. 大きく口を開いて、ゆっくり「あ・え・い・う・え・お・あ・お・い」と発音します
  2. 最後の「い」を数秒伸ばします
  3. 次に、「あ・え・い・う・え・お・あ・お・う」と発音し、最後の「う」を伸ばします

それぞれに最後の「い」「う」を数秒伸ばすことがポイントです。これらを各4セット行います。

【目のまわりに効果的】

  1. 目を大きく見開いて、ゆっくりと眼球を左右・上下に動かします

また、目のまわりを囲んでいる「眼輪筋」を鍛えるのもおすすめです。

  1. 目を軽く閉じ、ゆっくりと目にギューッと力を入れ、5秒間キープします
  2. 少しずつ目の力を抜いていき、眉を上げて目をパッと見開きます
  3. そのまま5秒間キープしてから、ゆっくりと自然な状態に戻します

眼輪筋など、目の周りを鍛える表情筋トレーニングについては、『表情筋トレーニングで目の下のたるみを改善!』も参考にしてください。

たるみ毛穴・帯状毛穴を改善する化粧品の選び方

たるみ毛穴や帯状毛穴をケアする目的で化粧品を選ぶときは、以下のような点に着目することが大切です。

  • 年齢とともに減少していく肌のうるおい成分を補う
  • 肌のターンオーバーを促す
  • 肌の老化を引き起こす酸化を防ぐ

ここでは、化粧品のアイテム別に、おすすめの成分をご紹介します。

化粧水

肌の老化を抑え、コラーゲンやエラスチンの生成を助ける働きを持つ「ローヤルゼリーエキス」や、女性ホルモンに似た働きで抗酸化作用があり、ヒアルロン酸の生成を助ける「イソフラボン」がおすすめです。

美容液

抗酸化作用で紫外線など外的刺激によるダメージから肌を守るとともに、コラーゲンの生成を助ける「ビタミンC誘導体」(リン酸アスコルビルやAPPSなど)や、傷んだ細胞を治癒する効果のあるビタミンAの一種である「レチノール」が有効です。ただし、レチノール配合の化粧品は、人によっては肌にカサつきを感じることもあるため、違和感がある場合は、すぐに使用を中止してください。

乳液やクリーム

特に、帯状毛穴によって小ジワのような状態が目立つ方には、角質層のうるおいを逃がさない働きをする「セラミド」や「イソフラボン」「リピジュア」や、年齢とともに減少しがちな「ヒアルロン酸」「コラーゲン」を配合した乳液やクリームでしっかり保湿を行いましょう。角質層のうるおいを満たし、キメを整えることで小ジワの予防ができます。

クリニックで行われるたるみ毛穴・帯状毛穴ケア

たるみ毛穴や帯状毛穴を引き起こす肌のハリ不足やうるおい不足、真皮層のコラーゲン不足は、美容皮膚科で肌の奥から治療することによって大幅な改善が期待できます。クリニックでは、症状や効果、副作用やダウンタイムなどを考慮し、以下のような治療を行います。

専門の医療機器を使った治療

  • レーザー治療
  • LED光治療
  • ラジオ波や超音波による治療
  • カーボンピーリング

注射薬による治療

  • ヒアルロン酸注射
  • グロースファクター(細胞増殖因子)
  • プラセンタ

その他

  • リフトアップ(たるみの引き上げ)

それぞれの効果や詳細については、『たるみ毛穴・帯状毛穴の皮膚科治療』もあわせてご覧ください。

まとめ

たるみ毛穴や帯状毛穴の症状と原因、改善策などを見てきました。肌のたるみとともに毛穴がひっぱられてできる「たるみ毛穴」は、加齢とともにあらわれ、毛穴と毛穴がつながる「帯状毛穴」に進行する可能性もあります。美容皮膚科などで肌の奥からアプローチする方法もありますが、日常のホームケアでは、以下のような点を心がけることが大切です。

  • 肌の保水力や新陳代謝を促す化粧品や、肌の老化を防ぐ化粧品でケアを行う
  • 毎日の食事で内側からコラーゲンの原料を補う
  • 皮膚を支える表情筋を鍛える

毎日のスキンケアや食事、表情筋トレーニングで毛穴の目立たない美肌を目指しましょう。

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