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乾燥によるたるみ毛穴の正しい対処法・保湿法

更新日:2017/04/28 公開日:2014/08/01

この記事の監修ドクター

カリスクリニック 院長
出口正巳先生

夏は紫外線やエアコンの影響、冬は大気の湿度の低下や寒さによる刺激などの影響で、肌が乾燥しがちになり、保湿ケアは1年を通して必要なものです。保湿ケアを怠ることで、肌にはさまざまなトラブルが生じます。肌のたるみによって起こる「たるみ毛穴」もそのひとつです。乾燥することでなぜたるみを引き起こしてしまうのか、たるんでしまった毛穴はどうやってケアすればよいのかをこちらで詳しく解説します。

たるみ毛穴とは?

本来は、点状であるべき毛穴ですが、皮膚がたるんでしまったことにより、細長く伸びたり、落ちくぼんだりして目立つようになったものを「たるみ毛穴」と呼びます。肌のたるみによって起こっているものであるかどうかは、指で肌を軽く伸ばしてみたときに、毛穴が目立たなくなるかどうかでわかります。

乾燥により肌がたるむメカニズム

なぜ乾燥が「たるみ毛穴」を引き起こしてしまうのか、そのメカニズムを解説します。

乾燥により、肌表面のバリア機能が低下

皮膚は大きく分けて表皮と真皮の2つに分けることができ、直接触れることができる部分は表皮の一番外側にある角質層という部分です。角質層には表皮内で作られた細胞が、薄く平たい(角質細胞)ケラチンという形で何層にも積み重なっています。

この角質(細胞)層にはアミノ酸や尿素で構成されている天然保湿因子(NMF)、角質細胞間脂質という成分が含まれており、この働きで角質細胞のうるおいが保たれています。そして、角質層の一番外側にある皮脂膜が角質のうるおいを逃さないように水分を保持しています。しかし、気候条件や加齢、間違ったケアなどによって肌が乾燥すると角質細胞が乾いてはがれやすくなります。

肌はみずからを守るために、皮脂分泌を促進する

肌の表面が乾燥すると、肌のキメが粗くなり毛穴の開きが目立ってくるようになります。また、肌自身が乾燥から身を守ろうとして皮脂の分泌を促進させます。それにより、必要以上の皮脂量が分泌され、毛穴がつまりやすくなるという悪循環も起きてしまいます。

加齢や紫外線も、肌のうるおいや弾力不足の原因に

真皮の水分不足で皮膚がたるみ、毛穴が目立つというケースもあります。真皮は肌の弾力を担うコラーゲンやエラスチン、そして真皮の水分を保持するヒアルロン酸で構成されています。

ヒアルロン酸は、コラーゲンやエラスチンの隙間を埋めるように敷き詰められて、肌のハリやうるおいを保っています。しかし加齢や紫外線などの影響により、これらの成分が減少したり変性して肌がたるんでしまいます。このたるみにより、肌表面の毛穴が目立ってきたり開いてしまうのです。

乾燥によるたるみ毛穴のケア方法

肌のベタつきやテカリが気になって、洗顔後のスキンケアは化粧水だけという方もいるのではないでしょうか。しかし、それが肌の乾燥を悪化させ、逆にベタつきやテカリを引き起こしているかもしれません。そうならないためにも、適切なケア方法で乾燥から肌を守りましょう。

洗顔は泡の力でやさしく丁寧に

まず、気をつけたいのが洗顔の方法です。クレンジングや洗顔料、石けんなどでゴシゴシ洗顔している方はやり方を変えましょう。クレンジングは、クルクルと小さな円を描くようにやさしく行い、洗顔料や石けんは十分に泡立て、手の力で洗うのではなく泡の力で洗うイメージでやさしく丁寧に行うことで、角質層のキメを守りながら汚れを落とすことができます。人肌程度のぬるま湯で十分にすすぎ、タオルでゴシゴシ拭かず、肌を押さえるようにして水分を取り除きましょう。

洗顔後は肌にすばやくうるおいを補給

洗顔後は、すみやかに保湿ケアを行いましょう。肌は水分の付着した部分からうるおいを逃しやすい性質があるので、洗顔後の肌をそのままにしておくと急激に乾燥が始まります。保湿ケアのポイントは「化粧水、美容液、乳液、クリーム」の順を守ることです。どれか1つでの単独ケアでは十分な保湿効果は見込まれないので避けましょう。

ピーリングで肌のターンオーバーを促進

毛穴のざらつきが気になる時は、ピーリングをとり入れてはいかがでしょうか。市販のピーリング剤で行うのもよいですが、きめ細かい上白糖やキビ砂糖とスキンケア用のオイルを混ぜてやさしくマッサージする方法もおすすめです。ピーリングはいずれの方法も週に1回までが目安となり、度重ねて行うことは角質層を傷つけ乾燥を招くので逆効果です。ケア後はシートマスクでうるおいを補い、美容液でうるおい成分を導入してから乳液、クリームの順で保湿しましょう。

外出先での皮脂コントロールも忘れずに

外出時に毛穴のベタつきやテカリが気になるときは、あぶら取り紙ではなくティッシュで軽く抑えるだけで十分ですが、それでも改善されない時は収れんタイプの化粧水などをコットンに取り軽くパッティングすることで皮脂をコントロールするとよいでしょう。

皮脂の過剰分泌を抑える栄養素を摂る

皮脂の過剰分泌を防ぐには、外側からだけでなく身体の内側からケアをすることも大切です。皮脂の分泌を抑制してくれる栄養素には、ビタミンB2やB6、ビタミンCなどがあります。ビタミンB2はサバやウナギ、卵黄、アーモンドなどに、ビタミンB6はレバーや豆腐、いわし、さつまいもなどに、ビタミンCはイチゴやホウレンソウ、ブロッコリーなどに多く含まれています。特にビタミンCには抗酸化作用とともにコラーゲンの生成をサポートする働きもあるので、積極的に摂るようにしましょう。

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