青汁ダイエットの効果と方法、注意点

更新日:2017/04/10 公開日:2014/08/01

青汁の効果・効能

「ダイエットのために青汁を飲んでいます」こんな話を耳にしたことありませんか?しかし残念ながら、青汁にダイエット効果はありません。ドクター監修のもと、青汁ダイエットへの誤解についてと、ダイエット中の青汁活用法を解説します。

矢追正幸先生

この記事の監修ドクター

矢追医院 院長
矢追正幸先生

青汁でダイエットはできる?

「ダイエットのために青汁を飲んでいます」「メタボ対策には青汁を飲むといいらしい」という話を耳にすることもあるかと思いますが、結論から言うと青汁でダイエットはできません。しかし、「ダイエットをサポートする」という点では、有効とされる手段のひとつと言えます。「青汁でのダイエット」への勘違いと、青汁のダイエットサポート力について見ていきましょう。

青汁の効果

青汁は野菜を効率的に摂取するよい方法といえます。青汁でダイエットはできないと述べましたが、野菜に含まれる栄養素は、体にさまざまな好影響を与えてくれます。ビタミンCは、骨、血管、筋肉、皮膚を作る重要な役割を果たしますし、カリウムは血圧の上昇を抑えます。また、丈夫な骨や歯を作るカルシウム、免疫力を高める食物繊維、活性酸素の増加を抑えるビタミンA・Cなど、健康な体づくりに必要な成分がたっぷり含まれています。

ダイエットに効果的といわれているのはなぜ?

製品にもよりますが、青汁の材料によく使われているケールや大麦若葉、明日葉、桑の葉などの野菜は、「食物繊維の宝庫」と言われるくらい他の野菜に比べて圧倒的な量の食物繊維を含んでいます。青汁がダイエットにおすすめといわれるのは、この食物繊維の量が背景にあると思われます。

食物繊維を摂取すると、腸の働きが活発になり理想的な排泄サイクルに導いてくれることが期待できます。青汁を飲み続けることで、便秘が解消されると体重そのものも一時的に減る場合があるため、「痩せた」と感じる方が多いようです。

青汁に含まれる食物繊維の詳細は、『青汁に含まれる食物繊維の量と質』をご覧ください。

ダイエットにおいて重要なのは脂肪を燃やすこと

便秘解消による体重の減少は一時的なことです。また、体脂肪率も変わらないため、本当のダイエットとはいえません。体重はダイエットにおいてもっとも気になる点ですが、ただ減らせばいいというものではありません。消費エネルギーと摂取エネルギーのバランスを考えて体重を減らすこと、つまり、「脂肪を燃やすこと」が重要なのです。

ちなみに、よく耳にする「○○を食べると脂肪が燃えて痩せる」という話ですが、実はこれも誤解で、脂肪を燃やす食べ物は存在しません。米国の国立衛生研究所も「脂肪を燃焼するといわれるカフェインなどは、少しの間エネルギーの消費を早める働きがあるというだけで、摂取することにより痩せるということはありません」と発表しています。

脂肪を燃やす際にはビタミン(主にビタミンB群)やカルシウムなどのミネラルが必要です。とはいえ、ビタミンやミネラルを摂っただけでは、脂肪を燃焼することはできません。ポイントは、「運動もセットで行うこと」です。「脂肪を燃やしやすくするために運動をするときは青汁を飲む」という利用法ならば、ダイエットに有効であるといえます。

ダイエットに青汁をとり入れる方法とは

青汁で痩せるコツ

ダイエット中の方が青汁を日常にとり入れる場合、食前に飲むことをおすすめします。それにより食べすぎを防ぎ、血糖値の急激な上昇を抑える働きが期待できます。なお、空腹時冷たいものを胃に入れると胃に負担がかかってしまいますので、できるだけ常温のものを飲むようにしましょう。

青汁の飲み方やタイミングは、『青汁の効果的な飲み方・飲むタイミングとは』でも詳しく解説しています。

青汁の選び方

青汁にもたくさんの種類があります。原料の違いはもちろん、粉末か冷凍かによっても栄養価が変わることがあります。一般的には飲みやすさや利便性(保存や携帯の便利さ)で選ぶなら粉末タイプ、野菜の栄養をダイレクトに取り入れたいなら冷凍タイプといえますが、製品によってさまざまな特徴があります。飲み比べてみて、自分に合ったものを選びましょう。

青汁のタイプによる違いについては、『青汁は冷凍と粉末とどちらが良い?』をご覧ください。

食事制限のサポートに青汁が効果的

ポピュラーなダイエット法のひとつに食事制限がありますが、単純に食事を抜いたり量を減らしたりすると筋肉まで落としてしまう可能性があるため注意が必要です。摂取カロリーを減らすことは大事ですが、栄養バランスを考えない節制は体調不良を招いたり、リバウンドのリスクを高めたりしてしまいます。

食事制限をするときは、必要な栄養素はしっかり摂って、総カロリー量を減らすことが理想です。青汁には食物繊維も豊富に含まれるため、食事制限によるダイエットのサポートが期待できるといえます。

ただし、青汁の栄養価が高いからといって1食分を青汁にするような「置き替えダイエット」は行わないでください。置き替え用のダイエット食品は、1食分のエネルギーや食事としてのバランスが考えられて作られています。しかし、青汁の場合はエネルギーとなるすべての栄養素が含まれてはいません。あくまでも食事のサポート的存在として利用するようにしましょう。

おすすめ青汁アレンジ

青汁に、牛乳や豆乳を混ぜて飲むのもおすすめです。詳しくは、『これならイケる!青汁のおいしい飲み方』で解説していますので、さまざまなアレンジを試してみてください。

ダイエットに青汁をとり入れる際の注意点

どのようなダイエットにもいえることですが、生活全体を見直すことが大切です。現代は車が普及し、街中にはエレベーターやエスカレーターが設置され、デスクワークに従事する人が増えるなど、意識しなければ運動不足になりやすい社会です。たまには車を使わずに歩くなど、日常生活に運動の機会を増やしましょう。また、栄養の偏りもダイエットにはNG。食べすぎや就寝前の食事をやめる、油ものを控える、お酒を飲みすぎないなど、基本的なことに気をつけましょう。

まわりには、ダイエットに関する勘違いや間違いにあふれています。正しい知識と無理のない方法で、正しいダイエットをするように心がけましょう。

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