青汁のアトピーへの効果とは

更新日:2016/12/09

青汁の効果・効能

かゆみと湿疹に悩まされるアトピー性皮膚炎。原因も治療法も解明されていないため、病気を抱えている方にとっては悩みが深刻です。さまざまな原因が考えられる中、免疫力向上の観点から、青汁のアトピー性皮膚炎への効果について、ドクター監修のもと解説します。

青汁のアトピーへの効果とは

かゆみと湿疹を繰り返すアトピー性皮膚炎。なかなか治らないこの皮膚疾患は、なぜ起こるのでしょうか。その原因を免疫力という視点から解説しながら、青汁が持つアトピー性皮膚炎への影響力について説明します。

アトピー性皮膚炎の原因

アトピー性皮膚炎についてはまだ解明できていないものが多く、症状にも個人差があるため、その原因を特定することが難しい皮膚疾患とされています。研究結果としては、アトピー性皮膚炎の原因は1つではなく、いくつかの要因が重なり合って症状が現れるという見方が有力となっています。

例えば、遺伝や皮膚のバリア機能の低下、自律神経の乱れ、アレルギー物質(アレルゲン)に対する敏感な反応、善玉菌が少なく腸内環境が良くないなどです。それが、身体のさまざまな反応のひとつとして、かゆみや湿疹として現れるとされています。

では、何に対して反応しているのか?というと、“身体にとって有害”と判断したものに対してです。有害なものから身体を守ろうとする力(=免疫力)が過剰に働き、症状が出ているというわけです。有害なものに対して敏感に反応するといっても、免疫力が高いというのとは違います。

むしろ、身体本来の機能から見ると“免疫力の低下”が原因になっている可能性が高いと言えるのです。

免疫力を高めるには腸内環境が大事

腸は別名“最大の免疫器官”と言われます。それは、免疫細胞の約6割が腸に存在しているためです。よって、腸内環境を整えることが、身体全体の免疫力アップに繋がると言っても過言ではありません。

腸の中には善玉菌と悪玉菌が無数に共存しています。健康的な腸内環境とは、善玉菌の数が悪玉菌よりも多く、善玉菌が思う存分力を発揮できる状態を言います。

善玉菌を増やすためには、ヨーグルトなどの乳製品、納豆、味噌、キムチなどを摂取することが大切です。また、善玉菌のエサとなる食物繊維は、老廃物を絡めとり便と一緒に排出して腸の中をキレイに整えるという重要な役割を担っています。

これは、野菜、大豆、干しシイタケ、切干ダイコン、ゴボウ、海藻類、コンニャクなどに多く含まれています。青汁の材料のケール、大麦若葉、明日葉、桑の葉などの野菜にも、食物繊維が豊富に含まれています。

健やかな皮膚のためにはビタミンとミネラルが必須

野菜などに多く含まれるビタミンやミネラルは、皮膚のバリア機能をサポートし潤いをもたらす働きがあります。カサつきやゴワつきをなめらかに整え、皮膚の免疫力を高めるうえで大切な栄養素です。

これを見ても分かるように、身体や皮膚の免疫力を高めるためには、内面からのケアがとても重要になります。中でも、バランスの良い食事が基本です。特に野菜不足と言われる現代人は、食物繊維をはじめビタミン、ミネラルが不足しがちなため、意識して摂取する必要があります。食事での摂取が難しい場合は、野菜のエキスを凝縮した青汁でカバーすることがオススメです。

近年では、ケールの青汁がアトピー性皮膚炎の軽減に効果的という研究結果が発表されています。青汁の成分が皮膚の水分量を高め、血中のアレルギー成分を減少させる効果が期待できるためだそうです。

原因も治療法も確立されていないアトピー性皮膚炎だからこそ、効果が期待できるものはなんでも試してみたいはずです。ただし、青汁は薬ではありません。進めている治療を続けながら、青汁でもサポートするという方法をとるようにしてください。

また、薬を服用している方は、青汁を飲む前にかかりつけのドクターに相談することをオススメします。