肝臓に良い食べ物とは?

更新日:2016/12/09 公開日:2014/08/01

肝臓と脂肪肝の改善方法

だるさや疲労感、眠気を感じる状態が続いている…それ、肝臓が疲れているからかもしれません。肝臓には、身体にエネルギーを分配したり、有害物質を解毒したりする重要な役割があります。ここではそんな肝臓を元気にする食べ物を紹介します。

肝臓に良い食べ物とは?

身体に入った栄養は、そのまま身体の各細胞に分配されているわけではありません。それぞれの消化器官で栄養を吸収、分解し、化学変化させて各細胞が吸収できる形にまで代謝する必要があります。

その中心を担っているのが肝臓です。肝臓は500以上もの仕事をこなし、昼夜を問わず活動しています。アルコールの処理をしたり、ウイルスと戦ったりするときも肝臓が活躍します。ここではそんな働きものの肝臓を助ける食べ物を紹介します。

肝機能を高める栄養素

肝臓を正常に働かせるために、ビタミンは欠かせません。ビタミンが不足すると、肝臓は送られてきた栄養分をうまく処理できず、各細胞にエネルギーを行き渡らせることができません。そして、このエネルギーの不足が原因となり、倦怠感が続いたり、体調を崩したりとさまざまな弊害が身体に起こるのです。

肝臓に必要なビタミンのなかでも重要なのが「抗酸化ビタミン」と呼ばれるビタミンA、C、E。働き者の肝臓は多くの酸素を使いますが、酸素を使ったときの廃棄物として、「活性酸素」が発生します。この活性酸素は老化の原因で、身体のあらゆる部分を錆びさせます。

特に酸素を多く使う肝臓では発生しやすく、活性酸素を除去する抗酸化力がないと肝臓や身体全体に悪影響が及びます。このような活性酸素に対抗できるのが「抗酸化ビタミン」なのです。

食品では、レバーなどにはビタミンA、ブロッコリーやかぼちゃなどの緑黄色野菜にはビタミンC、ごまにはビタミンEが多く含まれます。スタミナがつくと言われるうなぎには、ビタミンAやEが豊富です。

また、亜鉛やセレンなどのミネラルも肝臓での代謝や解毒をする上で必要な栄養素です。牡蠣、うなぎ、レバー、野菜や果物、ナッツなどからしっかり抗酸化ビタミンを摂るようにしましょう。

良質なタンパク質を

肝臓は解毒や代謝をするために、2000種類以上の酵素を作り出します。酵素は、壊れた肝細胞を修復してくれますが、この酵素を作り出すために必要なのがタンパク質です。

身体に取り入れられたタンパク質は、胃や腸でアミノ酸に分解されて肝臓に運ばれ、肝臓で再び身体を構成するためのタンパク質に変化します。ダイエットなどでタンパク質が不足した場合、かえって肝臓に脂肪が溜まってしまい、傷ついた肝細胞の修復が十分にできません。

タンパク質不足を避けるために、消化吸収のよい良質なタンパク質を適度に摂ることが大切です。

大豆や大豆加工品(豆腐、納豆、みそなど)、玄米、ごまなどの植物性タンパク質、卵・乳製品・肉・魚介類などの動物性タンパク質をバランスよく食べるようにしてください。

食物繊維

整腸作用のある食物繊維は便秘の予防になりますが、これは肝臓にとってもプラスの働きをします。大腸に便が溜まってしまうことで、有害物質が発生しますが、これを解毒するのも肝臓の役割になるからです。

肝臓の負担を減らすためにも、食物繊維をしっかり取ってお通じを良くしましょう。その他にも、食物繊維は脂質や糖質の吸収も遅らせることができるため、一石二鳥の栄養素なのです。

おつまみ

アルコールを飲むときに、ピーナッツ(ビタミンB2)を食べて肝臓の解毒作用を助けたり、枝豆や卵料理、野菜などタンパク質やビタミン豊富なつまみをお酒と一緒に取ることで、肝臓のダメージを和らげることができます。ただし、これらをおつまみにしたからといって、飲み過ぎは禁物。しっかり休肝日を作り、肝臓を休ませることも大切です。

ここまで肝臓に良い食材を挙げてきましたが、どれか1つに偏った食事はオススメできません。あくまでバランスを重視して一日30品目取ることを目指してください。