肝細胞を再生!タウリンの脂肪肝への効果

更新日:2016/12/09 公開日:2014/08/01

肝臓と脂肪肝の改善方法

食生活の欧米化が進み、肝臓に負担がかかる食事が増えています。そんな中、タウリンが肝臓にプラスになると言われています。ここではドクター監修のもと、タウリンを含む食材や取り入れ方のポイントを詳しく紹介します。

タウリンの脂肪肝への効果

タウリンというと、栄養ドリンクのCMなどでよく耳にしますが、それとは別に最近このタウリンの肝臓への効果が注目されています。

タウリンとは何か、具体的にどのような効果があるのかを紹介します。

タウリンとは?

タウリンは、タンパク質を作っているアミノ酸の一種で、私たちの体内にある心臓、脳、肺、筋肉、目の網膜、肝臓など生きていくために、大切な臓器に多く含まれています。人間は自分でも体内でタウリンを生成していますが、生命維持をするのには少ない量なので、食品など外から摂取することで補っています。

タウリンが多い食品

例えばイカの加工食品であるスルメの表面に付いている白い粉。それがまさしくタウリンです。野菜など植物以外のほとんどの生物にタウリンは存在していますが、特に貝類、イカ、タコ、魚の血合いは特に多く含まれており、その中でも牡蠣は100g中1,130mg、ハマグリは1,080mgと魚介類の中でも特に多く含まれています。

タウリンは肝臓の元気をサポート

肝臓が元気になると、日頃感じていた身体のダルさがなくなるなど、その他にも嬉しい効果がたくさんあります。そこでここからは、肝臓を元気にしてくれるタウリンの効果をいくつかご紹介します。

(1)コレステロール値の改善

肝臓で作られている胆汁の主な成分は胆汁酸。この胆汁酸にはコレステロールの分泌を促進させる働きがあります。タウリンが多く含まれる食事を摂ることで、コレステロールの消費を促進し、血液中のコレステロール値を下げる働きがあります。

(2)二日酔いの症状を和らげる

お酒を飲みすぎて起こる二日酔い。肝臓はアルコールを体外に排出しやすいように分解する最初の器官です。タウリンはアルコールを分解する際に必要な酵素の手助けをして、分解のスピードを上げて肝臓の負担を軽くします。

(3)肝細胞の再生

もともと肝臓は再生力の強い臓器ですが、タウリンは肝臓を形作っている肝細胞が弱まっていると、速やかに再生を促し肝臓の機能を正常に戻してくれます。

(4)脂肪肝への効果

過度の飲酒や脂肪、糖分の多い食生活をしていると肝臓に中性脂肪が溜まり、脂肪肝の原因にもなります。脂肪肝は肝臓の機能を弱め、さまざまな生活習慣病を引き起こします。タウリンは肝臓に溜まった中性脂肪を体外に出す働きがあり、脂肪肝の改善が期待できます。

タウリンを普段の食事に取り入れてみよう

私たちが普段の食生活で摂取出来ているタウリンは1日に100~300mg程度と言われています。一方、肝機能をアップするには、一日500mgの摂取が目標です。目安として、牡蠣なら3個、イカ・タコなら90g、エビ3尾、ホタテ3個程度です。

ただし、タウリンは水に溶け出す性質があるので、調理の際に出てきたスープも一緒に食べることをオススメします。

タウリンを摂取するときの注意

実はタウリンは取りすぎても、不要な分は尿などと一緒に排泄されてしまいます。また、魚介類の中にはコレステロールが高いものもあります。食べ過ぎてしまうとコレステロール過多になってしまうので注意が必要です。

さらにタウリンは胃酸の分泌を盛んにしますので、潰瘍への予防策として牛乳や他の食品と一緒に摂るように心がけましょう。

サプリメントなどで摂取する場合は、配合されている他の成分などを確認し、一日の摂取量を必ず守るようにしてください。また、解熱や鎮痛剤としてアスピリンを服用している方は、タウリンの摂取は避けて下さい。

肝臓に負担をかけないように、普段からバランスの良い食生活や飲酒を控える事が大切ですが、タウリンを上手にプラスして肝臓が元気になる生活をスタートさせましょう。