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黄色いおりもので疑われる病気とは?|痛みやかゆみを感じたら要注意

更新日:2018.07.24
公開日:2014.08.01
ドクター画像
この記事の監修者
スキンケア大学参画ドクター

異常な色のおりものは、身体になんらかの異変が起きていることのサインです。サインを見落とさないよう、日頃から色をチェックする習慣が大切です。このページでは、黄色いおりものが出る要因について、ドクター監修のもと詳しく解説しています。

おりもの

黄色いおりものは病気の可能性も

おりものの異常は、健康になんらかの異変があることのサインです。特に、色が普段と違う場合には何かの病気が潜んでいる可能性があるので、見落とさないようにしましょう。

ここでは、黄色いおりものが出ることで考えられる病気について見てみましょう。

痛みやかゆみをともなう黄色いおりもので疑われる病気

一口に「黄色いおりもの」といっても、病気や雑菌によるものなどさまざまに考えられ、痛みやかゆみをともなう場合もあります。いつもと違うおりものなどが出て、病気の疑いが心配なときは、すみやかに婦人科を受診しましょう。

排尿時に痛みがあるクラミジア感染症

クラミジア感染症の症状の特徴のひとつに、黄色いおりものがあります。おりものの量が増え排尿時に痛みがある場合には、クラミジア感染症の可能性が考えられます。

クラミジア・トラコマチスという細菌によって引き起こされるこの感染症は、性感染症として有名です。子宮頸管炎や 卵管炎、卵管周囲炎といった症状を引き起こすことがある他、場合によっては不妊症に繋がることもあります。

発熱や下腹部痛をともなう子宮内膜炎・卵管炎

子宮内膜炎は、さまざまな細菌を原因として起こる炎症です。悪臭のある膿のような黄色いおりものが続き、発熱や下腹部痛をともなう場合もあります。

同じく細菌感染などが原因として起こる卵管炎も、突然の発熱や下腹部痛、膿性のおりものが症状として現れることがあります。

おりものの臭いが強くなる淋病

おりものが黄色い膿のような形状で、においも強いケースは淋病の可能性があります。この場合、おりものに異常が見られるようになるのは感染後3~9日後です。

淋病は淋菌という細菌によって引き起こされ、症状が進むと発熱や下腹部痛を起こし、不妊の原因ともなります。目に感染した場合には失明を招くこともあります。

黄緑色のおりものがでることもあるトリコモナス膣炎

トリコモナス膣炎にかかった場合、黄色や黄緑色の泡立ったおりものが出ることがあります。外陰部の痛みやかゆみをともないます。

トリコモナス膣炎はトリコモナス原虫によって引き起こされる感染症で、性交渉での感染がほとんどです。症状が進むと免疫力の低下を招き、ほかの感染症のリスクも高まりますから、早めの対応が必要です。

タンポンなど膣内に異物があるとかゆみをともなうことも

タンポンやコンドームを入れたまま放置してしまった場合など、膣内に異物がある場合にも黄色いおりものやにおいの強いおりものが出ることがあります。

さらに、かゆみもともなう場合は、免疫力の低下などによって雑菌が増殖している可能性もあります。膣内は清潔な状態を常に保つよう心掛けましょう。

トイレでおりものの色の変化をチェック

クリーム色程度の黄色みであれば、これは正常の範囲内です。また、おりものが黄色くなるのは、異常がある場合だけではありません。透明や乳白色の正常なおりものも、下着について乾いてしまうと黄色く変色します。

病気などの大事なサインを見落とさないためには、トイレに行った際にトイレットペーパーについたおりものの色を確認することを習慣とするとよいでしょう。そして、異常を少しでも感じたら婦人科を受診しましょう。

※まずは一度、「魅惑の膣美人度チェック」で膣内の清潔さを確認してみましょう。

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