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お風呂でアロマ!アロマバスに適したアロマオイルとは?

更新日:2017.12.14
公開日:2014.08.01
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この記事の監修者
くみこアレルギークリニック 院長 向田公美子

アロマバスについて、ドクター監修の記事で詳しくお伝えします。アロマバスにオススメのアロマオイル(精油)を目的別に紹介するほか、アロマバスのやり方や注意点まで詳しく解説します。

お風呂でアロマ!アロマバスに適したアロマオイルとは?

入浴には血行を促進して新陳代謝を高めるとともに、筋肉の緊張や疲労を緩和する効果が期待できます。そのバスタイムにアロマオイル(精油)の効能を取り入れたもの、それがアロマバスです。

アロマバスにオススメのアロマオイル(精油)

人間の皮膚には皮脂腺があり、そこから親油性の物質を吸収しやすい構造になっています。精油の成分は分子量が小さいうえに、皮膚に馴染みやすい親油性の性質を持っています。そのため、表皮に浸透・吸収されやすく、全身に行き渡ります。

また、鼻などの粘膜から入った精油の成分も肺へ到達すると、同じように吸収されて各細胞に送り届けられます。さらに、芳香成分そのものが脳にも働きかけます。

アロマバスでは、これらで得られる精油の作用に入浴自体のリラックス効果や血行促進効果が加わります。

選ぶアロマオイル(精油)によって心身への作用は異なりますから、心や身体の求めに応じて使い分けると良いでしょう。

・ぐっすりと眠りたいとき…ラベンダー、カモミール・ローマン、ゼラニウム

・身体の芯から温まって眠りたいとき…ローズマリー、スイートマジョラム

・リフレッシュしたいとき…ジュニパーベリー、グレープフルーツ、オレンジ・スイート

アロマバスに不向きなアロマオイル(精油)

精油には次のように肌への刺激が強いものもあるので、選ぶ際には注意しましょう。

・アロマバスに不向きな精油…クローブバッド、シナモンリーフ、フェンネルスイート、タイムホワイト、ジンジャー、ブラックペッパー

アロマバスを楽しむ方法

立ち上る湯気にアロマオイルの芳香を加えて、さらなるリラクゼーションを楽しみましょう。

全身浴と半身浴

少しぬるい38度ぐらいのお湯に5滴以下の精油を入れ、よくかき混ぜてから、全身浴は肩までしっかり、半身浴はみぞおちぐらいまで浸かります。

このとき、ゆっくりと深呼吸しながら入浴すると精油の効能をさらに感じられるでしょう。半身浴なら30分以上お湯に浸かるなど、身体を十分に温めてください。

精油はお湯に溶けにくいため、5ml程度のキャリアオイルで希釈してからお湯に入れると安心です。

手浴

風邪気味で入浴できないときや、気軽に気分転換したいときにオススメの方法です。

まず洗面器や洗面台のシンクにお湯をはり、精油を2~3滴入れて両手首までを浸し、指や手を軽く揉みほぐします。これで上半身の血行が促進されます。

足浴

けがや病気のために入浴が難しい方や、夏の冷房や冬の寒さによる冷え性の方、高齢者にもオススメの身体への負担が少ない方法です。

バケツや深めの洗面器を用意し、少し熱めのお湯を入れて精油を2~3滴加えてよく混ぜます。

くるぶしの上ぐらいまでお湯に浸けて10分程度経つと、足先はもちろん身体全体が温まってきます。足首や足指を軽く動かすと効果が増します。

座浴

痔や膀胱炎、便秘、産後の会陰部ケアなどに有効な方法で、ヒップだけの入浴です。

ゆったりサイズのタライなどに、お湯と1滴の精油を入れ、よく混ぜます。お尻がしっかり浸かるように座り、5~10分間お湯の中にヒップを浸します。

アロマバスをする際の注意点

アロマバスに使用する精油は5滴以内にしましょう。たくさんの香りを楽しみたいとアロマオイルを規定量よりもたくさん使用すると、刺激により肌トラブルの原因になります。

また、3歳未満の乳幼児へのアロマバスはオススメしません。3歳以上でも子どもに使用する場合はお肌の様子を見ながら少量から使いましょう。

大人でもお肌の弱い方は精油が刺激になることがあります。キャリアオイルなどの基材と呼ばれる希釈剤で精油を薄めて使いましょう。その際も身体の目立たないところで、必ずパッチテストを事前に行ってください。

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