糖質・脂質の吸収阻害成分「白インゲン豆」

更新日:2016/12/09 公開日:2014/07/18

糖質・脂質の吸収阻害

白インゲン豆は、昔から世界中で日常的に食べられている豆ですが、現代になってからダイエット効果があることがわかりました。ただし、白インゲン豆には、正しく調理しないと副作用もあります。ここでは、ドクター監修の記事で、白インゲン豆の体内での働きや、摂取する場合の注意点について解説します。

白インゲン豆

世界中で食べられている栄養豊富な豆

白インゲン豆は、中南米が原産で、16世紀にヨーロッパに渡り、日本には17世紀に中国を経由して入ってきました。マメ科の一年草で、価格も安く低脂肪で高タンパク、カリウムや鉄、カルシウム、食物繊維があり栄養的にも優れた食品です。今は、世界中で食卓に上り、主に煮込み料理として食べられています。

この白インゲン豆には、ファセオリンというダイエットに効果のある成分が入っています。別名、フォセオラミンとも呼ばれますが、これは製薬会社がつけた登録商標です。

ダイエット効果

ファセオリンの主な働きは、α-アミラーゼを阻害することです。

食事として体内に入った炭水化物などのデンプン質は、膵臓から分泌されるα-アミラーゼによってブドウ糖に分解されます。このブドウ糖がさらにインシュリンによって細胞まで運ばれ、生体活動のためのエネルギー源となります。

入ってきたブドウ糖の量が多く、使い切れない場合は、脂質に変化をして身体に蓄えていき、体脂肪が増えていくことになります。

ファセオリンは、デンプン質がブドウ糖に変化する過程を邪魔することで、ブドウ糖の吸収を少なくすることができます。このとき吸収しきれなかったブドウ糖は、体外に排出されるので、脂肪になり蓄えられることもありません。

実験によると、1ヶ月にわたり白インゲン豆の抽出エキスを1日に445mgを摂取した結果、体重が4%、体脂肪量に約10%の減少がみられたそうです。

副作用に注意

白インゲン豆の調理方法に煮込み料理が多いのはなぜだかご存じですか。

白インゲン豆には、レクチンというタンパク質が含まれています。レクチンは十分に加熱すれば毒性は消えますが、そのまま食べると激しい下痢や嘔吐などの副作用がでます。

数年前、テレビで放送されたダイエット方法を見て、不十分な加熱処理をした白インゲン豆を食べた多数の方が、下痢と嘔吐で入院する事態になりました。

白インゲン豆は十分に水に浸してから煮沸状態で10分以上煮る必要があります。

また、ダイエットに十分な量のファセオリンを摂取しようとすると、かなりの量の白インゲン豆を食べなければなりません。

たくさんは食べられないと思ったら、サプリメントを利用するといいでしょう。

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