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「子宝力」や「精力」を高めるビタミンEのすごい働き

更新日:2016/12/09

この記事の監修ドクター

吉井クリニック 院長
吉井友季子先生

ビタミンEは、男性の場合は精巣の機能を高め、精子の数を増加させたり、女性の場合は女性ホルモンバランスを整え、妊娠率を向上させます。そのため、化学名は、「子供を生ませる」という意味である「トコフェロール」という名前が付けられています。

抗酸化作用が特に有名なビタミンEですが、実は性ホルモン(女性ホルモンや男性ホルモン)の分泌や性機能に深く関わっています。

ビタミンEの男性への働き

ビタミンEを毎日200ミリグラムずつ男性に投与した実験では、精子の数は4ヵ月後から増えはじめ、10ヵ月後には10倍近くになったという報告もあります。また、精子の数を増やすだけではなく、精子の運動量が上がり、受精の確立を高めるとも言われています。

ビタミンEの女性への働き

性ホルモンの生成や分泌の調整をする脳下垂体に働きかけ、ホルモンバランスを整えます。その結果、子宮や胎盤の働きが活発になり、受精卵の着床をよくし、受胎率を高めたり、生理痛、生理不順などを改善する効果があります。

ビタミンEのその他の効果

性機能を正常化するだけではなく、ビタミンEには他にも色々な効果があります。

(1)老化防止・生活習慣病予防

老化や生活習慣病の原因である活性酸素の増加を抑制する効果があるため、「若返りのビタミン」とも呼ばれています。

(2)抗ストレス

ビタミンEは、性ホルモンだけではなく、脳下垂体・副腎皮質系に作用し、抗ストレスホルモンであるコルチゾールの生成に関わりがあります。そのため、各種のストレスに対する防御反応を高めます。

(3)血行促進

血管の収縮を促す神経伝達物質の生成を抑えるため、毛細血管を広げ、血流を改善する効果があります。

このように体内で大変重要な役割を担うビタミンEは、バランスの良い食事をしていれば、特に不足する心配はありません。しかし、外食が多い人や偏食の人、ダイエットによって油分を制限している人は、不足する可能性があります。

また、ビタミンEは油溶性のため、過剰に摂取すると、骨粗鬆症などの危険性があると言われています。普通の食事で過剰摂取になることはありませんが、サプリメントなどで補う場合は、推奨量を守るようにしましょう。

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