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FGFの効果

更新日:2016.12.09
公開日:2014.09.01
ドクター画像
この記事の監修者
肌クリニック大宮 院長 相馬孝光

シワやたるみ、抜け毛など老化による衰えに効果的なFGFについて、ドクター監修の記事で詳しくお伝えします。なかでも、FGF-1とFGF-7に注目。FGF-1はスキンケア、FGF-7はヘアケアでエイジングケア効果を発揮します。

効果

美肌をつくりだすFGF(線維芽細胞増殖因子)

お肌の表面にはFGF(線維芽細胞増殖因子)を受け取る器官(受容体)があり、FGFと結びつくと、線維芽細胞が活発に動くように命令を出します。それによって、コラーゲンやエラスチンといった肌の弾力を保つタンパク質が増えるのです。若々しいハリのあるお肌の秘訣は、この線維芽細胞にあります。

反対に線維芽細胞が衰えてしまい美肌を保つ成分が減ってくると、シワやたるみに悩まされることになります。年齢を重ねたりダメージを受けたりして衰えてしまった線維芽細胞をサポートするのに、FGFはとても大切なのです。

FGF-1とFGF-7

FGFには23もの種類があり、それぞれ働きが異なります。例えばFGF-1はスキンケア化粧品に、FGF-7は育毛や頭皮ケア用品に使われるといった特徴の違いがあります。

目的によって配合されるFGFは変わりますが、いずれの種類も皮膚を健康に保つために大切な遺伝子です。詳しくは『FGF(線維芽細胞増殖因子、Fibroblast Growth Factor)とは?』をご覧ください。

FGF-1はスキンケアに

FGF-1が含まれるスキンケア化粧品は皮膚から角質層へ浸透してうるおいを与え、ハリやツヤのある柔らかなお肌を保ちます。具体的な例には、次のような肌トラブルに効果を発揮します。

  • 額などの深いシワ
  • ほうれい線
  • 目もとや頬のくぼみ
  • ニキビ跡の凹み

さらにEGF(上皮成長因子)を配合した化粧品と併せて使用すると、より効果が高まります。

FGF-7は頭皮やヘアケアに

FGF-7は、もともと毛髪をつくる細胞「毛母細胞」のなかにあって、毛髪の成長のために働いている物質です。ですからFGF-7には毛髪の成長を促し、毛根も元気にしてくれる効果があるのです。

またFGF-7は別名をKGF(角質細胞増殖因子)ともいい、角質層をパワーアップするという大切な役割を担っています。

頭皮や毛髪を健やかに保つ働きが注目され、ヘアケア製品に使われているFGF-7ですが、ヘアケアに使用することで頭皮が引き締まり、その影響で額のシワが薄くなったり、フェイスラインのたるみを引き締めるといった効果が期待できるという実験結果も出ています。

ハリや弾力、うるおいを保った美肌をつくるFGF-1の効果と、毛根を刺激して毛髪を丈夫にしながら発毛を促す効果に加え、フェイスアップも期待できるというFGF-7の一石二鳥の効果。どちらも年齢を重ねたお肌や毛髪のエイジングケアによい効果をもたらしてくれます。

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