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目の下のくま(クマ)のクリニックでの治療方法

更新日:2016.12.09
公開日:2014.09.01
ドクター画像
この記事の監修者
ガーデンクリニック 顧問指導医 大庭英信

老けて見られる原因にもなる目の下のくま。進行したくまの場合は、自宅ケアではなかなか解消できず、クリニックでの治療が必要になることもあります。クリニックで行われる治療法について、ドクター監修の記事で詳しくお伝えします。

目の下

くまには主に以下の種類があり、その種類によって治療法が異なります。

黒くま…筋肉の衰えなどによって目の下に脂肪が突出し、その下に影ができることでくまとなる

茶くま…紫外線や摩擦による刺激によってできるシミやくすみが原因

青くま…血行不良や皮膚がやせたことにより、毛細血管が皮膚から透けて見える

※自宅でできるくまのケア方法を知りたい方は、「目の下のくま(クマ)の原因と自宅でのケア方法」や「疲れ顔にさよなら!目の下のくま(クマ)の解消方法」をご参照ください。

「黒くま」の治療法

経結膜脱脂法(けいけつまくだっしほう)

「下眼瞼脱脂術(かがんけんだっしじゅつ)」とも呼ばれ、膨らみの原因である脂肪を下まぶたの裏から取り出して減らす方法です。切開するのはまぶたの裏側のため、表に傷跡が残らず、メイクも翌日から可能です。

経結膜的眼窩脂肪移動術(けいけつまくてきがんかしぼういどうじゅつ)

裏ハムラ法、経結膜的ハムラ法とも呼ばれます。経結膜的脱脂法と同様に下まぶたの裏を切開するのですが、脂肪を除去するのではなく、くぼんだ影の部分に移動させることで目元にできた影をなくす方法です。自然でフラットな仕上がりが期待できます。

ヒアルロン酸注入

目の下のたるみ(脂肪の突出)がそれほど顕著ではなく、目の下が全体的にくぼんでいるためにできる黒くまの場合に、ヒアルロン酸を注入し目の下に適度に膨らみをつくることで黒くまを解消する方法です。

脂肪注入

オートファイバー法とも呼ばれます。目の下のくぼみに自分のお尻や大腿部から吸引した脂肪を注入する方法です。自分の脂肪なのでアレルギー反応などもなく、ヒアルロン酸と違って半永久的に効果が持続するのが特徴です。

「茶くま」「青くま」の治療法

レーザーによる治療

メラニンなど黒い色素に反応するQスイッチヤグレーザーや、Qスイッチルビーレーザーなどを茶くまに照射します。レーザーが表皮に働きかけることで古くなった角質が除去され、ターンオーバー(肌の代謝)が促され、色素沈着による茶くまの改善へと繋がります。

ヤグレーザーピーリングで血行促進

古い角質を剥がれやすくし、さらに熱作用でコラーゲンを増やします。肌にハリがもたらされることでたるみが改善され、ターンオーバー(肌の新陳代謝)も整い、血流も促進します。

ライムライト

幅広い波長の光を持ち、顔全体への照射を複数回行うことで茶くまのシミやくすみを改善します。

再生医療のPRP注入・W-PRP注入

自分の血液を採血し、遠心分離機にかけて血小板などを抽出後、ヒアルロン酸と同じように目の下に注入します。血小板には線維芽細胞を活性化しコラーゲンを増やす成長因子が含まれていて、これを目の下に注入することで肌がハリと潤いを取り戻し、くまを改善させる効果が期待できます。

シミ・くすみ、血行不良改善のためのその他の治療

  • ケミカルピーリング…弱い酸を用いて古い角質を剥がし、ターンオーバーを早めることでメラニン色素の排出を促し、シミやくすみを改善します。
  • イオン導入…微弱な電流を流して、有効成分を皮膚の深部まで浸透させる方法。高濃度ビタミンCの導入はメラニンの産生を抑えるため茶くまに有効で、ビタミンEは毛細血管の血行を促進させる働きがあり青くまに有効です。

紹介した治療法は、必ずしも全ての方に最適な治療というわけではありません。クリニックで治療を行う際は、まずくまの状態を診断してもらい、医師の指示を仰ぎましょう。

※目の下のくまは、何かの病気のサインであることも。気になる方は「目の下のくま(クマ)が示す病気や体調のサイン」をご参照ください。

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